2020/04/24

Tara Jane O'Neil - Peregrine (20th Anniversary Edition)


アーティスト:Tara Jane O'Neil(タラ・ジェイン・オニール)
タイトル:Peregrine (20th Anniversary Edition)
カタログ番号:SDCD-047
発売日:2020年6月10日
収録曲数:10曲(Disc 1)/15曲(Disc 2)
パッケージ:A式紙ジャケット(ダブル)+36pフルカラー・ブックレット
ライナーノーツ:タラ・ジェイン・オニール、ダニエル・リトルトン(アイダ)、シンシア・ネルソン
歌詞・ライナーノーツ対訳:mmm
価格:2,500円+税

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リリースから20年、タラ・ジェイン・オニール最初のソロ・アルバムの限定リイシュー。 参加ミュージシャンのエッセイや秘蔵トラック満載のボーナスディスクを加えた2枚組豪華版。

 20世紀から21世紀へ、2000年に米タッチ・アンド・ゴー参加のレーベル、クオータースティックより発表されたタラ・ジェイン・オニールのファースト・ソロ・アルバム『Peregrine』を、リリース20周年を記念したデラックス・エディション(CD2枚組)でリリースします。今回のリイシューにともなって新たにリマスタリングを施したのは、タラ・ジェイン・オニールが音楽活動をスタートした地、ケンタッキー州ルイヴィルにラ・ラ・ランドなるスタジオを構え、マイ・モーニング・ジャケットやアンドリュー・バード、レイ・ラモンターニュらの作品を手がけてきた実力派、ケヴィン・ラターマン。さらに『Peregrine』制作時に彼女がいつも持ち歩いていたテープ・レコーダーで録音されたスケッチやデモ、そして『Peregrine』リリースを受けてのツアーからのライブ・テイクなどで構成した音源もていねいに埃をはらい、ディスク2に満載しました。

 また、36ページにも渡るブックレットには、レトシン時代のパートナーであるシンシア・ネルソンやアイダのダニエル・リトルトン、本作に参加したミュージシャンによる原稿にタラ・ジェイン・オニール自身のセルフ・ライナー・ノート、さらに秘蔵写真も数多く掲載し、歌詞も含めすべて日英併記しました(翻訳:mmm)。

 ロダン解散後、レトシンやソノラ・パインといったバンドで活動してきたタラ・ジェイン・オニールがひとりのユニークなシンガー・ソングライターとして出発する瞬間をパッケージした一作として、また、さらにはインターネット〜スマートフォン時代の直前に広がっていた豊かなUSインディペンデント・ミュージックの好ドキュメントとして、ほの暗くも希望に満ちたタラ・ジェイン・オニールの青春の記憶に耳と目を傾けてみてください。

曲目(Disc 1)
1. A City in the North
2. Sunday Song
3. Another Sunday
4. 1st Street
5. Ode to a Passing
6. Bulhorn Moon
7. Flush Thumb Blues
8. Asters
9. The Fact of a Seraph
10. A City in the South

曲目(Disc 2)
1. A City in the North (Instrumental Demo)
2. Sunday Collage
3. Another Sunday (Early Mix)
4. Ode to Hurley Collage
5. Ode to a Passing (Early Instrumental Mix)
6. Wampus Derby Collage
7. 1st Street (Instrumental Demo)
8. Eileen Asters Collage
9. Clinton Waves Collage
10. A City in the North (Demo)
11. Sunday Song (Early Mix)
12. Bulhorn Moon (Live at Rudyard Kipling’s 3-31-2000)
13. Asters (Live at Rudyard Kipling’s 3-31-00)
14. 1st Street (Live at Tonic 2-13-00)
15. Seraph Mess (Live at Tonic 2-13-00)


タラ・ジェイン・オニール(Tara Jane O’Neil):米ケンタッキー州ルイヴィル生まれのシンガー・ソングライター/マルチ演奏家。現在はカリフォルニア州ロスアンジェルス在住。ポスト・ハードコアの嚆矢のひとつ、ロダンのベース奏者としてキャリアをスタート。バンド解散後もソノラ・パイン、ファルスタッフといったグループで活動しながら、充実したソロ活動も続けている。『Peregrine』(2000年)を皮切りに2017年の『Tara Jane O'Neil』含めて9枚のソロ・アルバムをリリースし、その他、辣腕演奏家として、セバドー、アイダ、カム、マイケル・ハーレー、ジャッキー・O・マザーファッカー、パパMなど客演作品多数。日本にもたびたび来日し、二階堂和美との共作アルバムを2011年にリリースしている。

2020/04/22

attc vs Koharu - 縁かいな 〜Bring Us Together〜


アーティスト:attc vs Koharu
タイトル:縁かいな 〜Bring Us Together〜
カタログ番号:SDCD-044
発売日:2020年5月25日
収録曲数:8曲(CD)/2曲(7インチ・シングル)
パッケージ:書籍(上製|191mm x 193mm|本文64p)+CD+アナログ7”シングル貼付
テキスト:「時代曲周遊〜音楽のローカリゼーションをめぐるメモ」須川善行
楽曲解説・注釈:柳家小春
*本文テキスト、楽曲解説、歌詞の英訳あり。
価格:3,400円+税

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sone records(静岡・浜松/オンライン)
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TOKLAS(福井・敦賀)
pleased to meet me(奈良)
誠光社(京都/オンライン)
パライソレコード(京都・オンライン)
NEWTONE RECORDS(大阪/オンライン)
喫茶アオツキ(大阪)
HOPKENPOL](大阪)
AGIT. for Hair(兵庫・神戸)
borzoi record(鳥取)
301(岡山/オンライン)
GREEN HOUSE(岡山/オンライン)*
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珍庫唱片(オンライン)
CLASSICS RECORDS(オンライン)
芽瑠璃堂(オンライン)*
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ジャマイカのリディムと日本の大衆はやり唄、さらに中国流行歌を考察したエッセイ
時代と場所、フォーマット(CD〜7”〜テキスト)を越えて並走するattc vs Koharuの処女航海

 録音開始からじつに5年、紆余曲折を経てついにattc vs Koharuのファースト・アルバムが完成しました。本作は、アルバム本体となるCD(8曲入り)だけでなく、新録2曲を収録した7インチ・レコード、さらには編集者の須川善行による中国流行歌=時代曲を考察したテキストを掲載したハードカバーの書籍と、いくつもの道筋をまとめた特殊仕様・限定部数でのリリースとなります。

 秋本徹次、Gofishトリオ、オシロスコッティら、attcの旺盛なコラボレーションにおいても格別と言えそうな柳家小春との共演曲からは、時代や楽曲の背景となる磁場を越え、さらには調性やコンテクストすらも越え、同じ場を分かち合いながらいかに交わらずして進めるかという唯一無二にして果敢なコンセプトを感じていただけるでしょう。そしてそれは小さくない驚きをもって迎えられるはずです。

 無秩序なようでそこに秩序を見つけ出していく奥深い「耳」の働きと、そこから喚起される想像力。そして、時代の波を乗り越えるたくましさとしなやかさを兼ね備えたいくつもの流儀。さまざまに異なる視点と肉体が、まるで図らずも居合わせてしまったような新鮮な驚きは、あなたのリスナー体験を大きく揺さぶるに違いありません。

 ロックステディ〜レゲエ、モーラム、ニューオリンズのアンサンブルと、端唄、俗曲、民謡の歌い回し、さらにテキストで紹介する中国の流行歌のこと。日英併記したテキストを含め、世界をさまようような仕立ても含めてお楽しみください。

曲目(CD)
1. 縁かいな
2. 梅は咲いたか
3. からかさ〜奴さん(メドレー)
4. さのさ節
5. 五木の子守唄
6. 淡海節
7. 山中節
8. 大津絵 両国

曲目(7インチ・シングル)
SIDE A: からかさ
SIDE B: 天竜下れば


attc vs Koharu:端唄や俗曲、民謡などの歌い手として知られる柳家小春と、AMEPHONE(ベース)を中心に、山田民族(ギター)、塚本真一(ピアノ)、庄司広光(ドラムス)によって2012年に結成されたattcが翌2013年より開始したコラボレーション。attcによるオーセンティックなロックステディ〜レゲエ、さらにモーラムやニューオリンズなど世界中のポピュラー・ミュージックの一端をいろどるアンサンブルと柳家小春の三味線の弾き語りがパラレルに進む世界に類例をみないチャレンジングなプロジェクト。既発作品に、2014年にリリースされたアナログ7インチ・シングル「梅は咲いたか c/w 五木の子守唄」(円盤)がある。

2020/04/21

スウィート・ドリームス・プレスからのご挨拶


前回のお知らせからひと月と少しが経ち、その間、信じられないスピードで世界は大きく変わってしまいました。皆さんいかがお過ごしですか? 不安は尽きませんが、どうぞ元気でいらっしゃいますよう祈っています。

ともあれ、ジャド・フェアはじめ多くの公演をキャンセルせざるを得ませんでしたが、こちらは先月にもいくつかの公演を主催し、レコーディングに立ち会うなどして割と忙しく過ごしていました。あらためてお世話になった方々、そしてリスクある状況の中、会場までお越しいただいた方々に心より感謝申し上げます。

反面、4月に入ってから依頼されて書いた2本の原稿は、ひとり悲壮感に打ちひしがれていて、いま読み返して赤面しています。でも、そのときはそう書くことが精一杯でした。自分の個人的な問題と、今、多くの人の身に降りかかっている大きな問題がこんがらがって、なんとか言葉をひねり出そうとあがいていましたが、虚ろな自分がそこに立ちはだかって気持ちだけ焦っていました。また、上に書いたようにいくつかの公演を3月に開催したことに対して、その後いろいろと考えこんでしまったこともあります。

と、ひどく悶々と日々を過ごしていましたが、でも、先週にまた身近な親族の不幸があり、そこで気が引き締まりました。悲しみに浸るのはひとまずお預けにしようと思います。

そういえば、日本共産党の志位委員長の最近のツイートに指揮者の沼尻竜典氏の「文化・芸術は水道の蛇口ではない。いったん止めてしまうと、次にひねっても水が出ないことがある」という言葉を引用したツイートがありましたが、そこから思い出したことがひとつあります。僕が育った鳥取県の米子というところでも子どものころは冬になるとひざ下まで雪が積もる日があり、そんな寒い日には水道管が凍結して破裂しないよう、ちょぼちょぼと水を出しっぱなしにしていたことです。

スウィート・ドリームス・プレスはご存知のように小さなレーベルですが、そろそろ重い腰を上げて、少しでも水を流して身の回りが凍ってしまわないようにできたらと思います。作品の制作に関わった方々にわずかでもギャランティを支払うことで、また、苦境に立たされている小売店が販売できるものをひとつでも用意できれば、少しは役に立てるでしょう。また同時に、これから大きく変わっていくだろう社会を見すえて凍結しない蛇口も新しくつくらないと、と、そんなことを考えています。

コロナウイルス以前から解決されないままの問題も山積していますし、また、コロナウイルス後の時間が果たしてやってくるのかどうか、それがどのような形でいつやってくるのかはわかりませんが、今の状況を口実にして誰かが世界を改悪することのないよう、そして自分もつぶされてしまわないように。

というわけで少しペースダウンしていましたが、これから音楽のリリースを再開します。また、年内を目標にデジタルでの販売も具体的に考えはじめました。個人的には、みんながモニターの前から少しでも離れられるようなものもつくりたいなと思っています。「スウィート・ドリームス」って、これからお布団に入る人に掛ける言葉だもんね。集まることがなかなかできないからこそ、ひとりに安心できるような何かを。

4月になって電車に乗ったのは、お店への納品と確定申告を提出しに税務署に行っただけ。あとは日々の食料品の買い出しで近くのスーパーに行くか家の周りを散歩するぐらいで静かに(もちろん現政権がやることなすことへの怒りはとめどなく溢れつつ)生活していますが、その他に大きく変わったことがあるとしたら、それは今までよりも長くじっくり音楽を聴くようになったことでしょうか。そういえば快晴だった先日の日曜日、澄み切った青空はまるで夢のようで、人混みを避けてひとりあてもなく散歩し、公園のベンチに座ってイヤホンで音楽を聴きながら本を読んでいると、そういえば子どものときからこんな感じだったなと思い当たり、自分への信頼感が少し取り戻せたような気がします。

では、これからのスウィート・ドリームス・プレスをどうぞよろしくお願いします。そして、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。僕は当分家にいるので、いつでも気軽に声をかけてもらえると嬉しいです。