2018/04/16

ASUNA Tour Diary (Europe Tour 2016) 第1話


4月14日(土)よりまた何度目かの欧州ツアーへと旅立っていったASUNA(日程はこちらでご覧になれます)。彼からはときどき道中からハガキが届けられ、いつも楽しみにしていたのだけど、と同時にいつか彼のツアー日記を読みたいなと思っていた。帰国した折に興奮して教えてくれる新しく触れたあんなことやこんなこと。最近は彼もツイッターで報告してくれ(こちら)、リアルタイムでツアーの一端を知ることもできるけど、ここにあらためて2016年のツアーの様子をまとめてもらった。本当は昨年、このウェブサイトをリニューアルして読み物ページもつくってみようと彼に依頼していた原稿だけれど、諸事情がありリニューアルにかける時間も当分なさそうなので、この機会に掲載することにしました。

 今回のツアーもいきなり乗り継ぎ便に遅れそうになったり、預けた荷物が出てこなかったり、いろいろと災難に巻き込まれているようだけど、不思議といつもなんとかなってしまうのが彼の地力(?)なのかもしれない。一緒にいると心配してハラハラしてしまうこともあるけれど、一旦あきらめて彼のペースに歩みを揃えると見えてくるものがあるのだろう。そして、彼が何度も海外に呼ばれる理由のひとつはきっとそれなのかもしれない。

 ちょうどHEADZからはASUNAのファースト・アルバム『Organ Leaf』がリイシューされ、その始まりから彼の音楽は国内・海外を問わず、越境的な性格を持っていたことも、このツアー日記から感じ取ってもらえれば幸いです。決して自己アピールが上手い性格ではないのに、毎年のように請われて海外に出て行き、そこでつながった相手もまた、彼が現在暮らす金沢の町に立ち寄って演奏をしていく。それをあまりにも自然にやっているだけになかなか顧みられることはなさそうだけれど、大事なものほどそうなのだと僕は信じたいと思っています。

 さて、それではASUNAの2016年ツアー日記のはじまりはじまり。何度かに分けて時々掲載していきますので、最後まで楽しんで読んでいただければ幸いです。

以上、福田教雄でした。


 高校生のときに読んだソニック・ユースの伝記本(編注:『ソニック・ユース・ストーリー』リットーミュージック刊)の中で、リー・ラナルドがバンドの初期の頃からずっと書いているツアー日誌の一部が紹介されていて、そのほとんどは長期ツアーの過酷さや苦労話のようなものだったのだけれど、自分にとってはバンドの冒険譚のように感じられてわくわくしながら読んだものだった。

 その当時、英語が全然読めもしないのに海外の『Resonance』とか『The Wire』などの音楽誌を買っていて、謎の演奏家やバンドたちの写真ばかりを眺めて、この音楽はきっとこんなだろうなとか頭の中で鳴り響く音の勝手な妄想にふけってばかりで、バンドをやってるどころか楽器もまったくできないのにオモチャのカセットレコーダーと付属のマイクでワーワーと謎のノイズ? でもないナニカ? を、ひとり部屋でバカみたいに叫んだり遊んだりしてるだけだった。

 そして現在。英語もいまだろくに読み書きできず、やってる音楽も当時とそんなに変わらないけど、こうやって海外ツアーの日誌を書くことになった。とはいっても、2008年に初めてヨーロッパに行ってから毎年海外ツアーに呼ばれてるのに、リー・ラナルドのようにいつも日誌をつけていたわけでもなく今回が初めて。今までのツアーも何か記録しておけばよかったと思うけど、いつも帰ってからわずかな知り合いに、こんなことがあったんだよー、って話したりするくらいだったし、いまだに自分自身のホームページ的なものを持ったことがないのでそんなことを公開する場所もなく、自分がやってる「aotoao」レーベルのツイッターやフェイスブックもレーベルとしての情報がメインなので、個人的なこともライブ情報くらいしか書いてない。しかももの覚えにかなり偏りがあるので自分のことはすぐに忘れてしまう。いま住んでる金沢でもそんなツアーの話をする相手もいないし、特に自分の存在自体も知られてもいない。だから時々自分でも「あ、自分ってほんとに海外にツアーとか行ってたんだっけ?」とかそんな気持ちになる。

 2010年にバンドのHELLLでアメリカ・ツアーに行ったときに一度だけ「aotoao」レーベルのページに特別にツアー日誌を書いたことがあったけど、実際ツアーに行ってみると毎日いろんな場所に移動してはライブしてたくさんの人に会ったりとツアー日誌を書く時間も気力もない、というのがほんとのところ。HELLLのツアーのときは日程に余裕もあったり、バンドだし演奏以外では自分の負担も少なく(他のみんなに任せっきりだっただけだけど……)。そのおかげで日誌を書けていたのだった、のだけど、そのアメリカ・ツアーの終盤には、ソロでも2回ライブがあったり、現地でのレコーディングなど、いろいろ書くべき事柄がたくさんあったにも関わらず、自分のこととなると急に書くのが恥ずかしくなったり、やっぱり書く時間もなかったりで、結局そのツアー日誌は尻切れとんぼで後半が書かれないままになってフェードアウト、からの日誌の気恥ずかしさですぐ削除。という感じだった。なので、今回の日誌も書きはじめたもののそうなる可能性大。今もヨーロッパ行きの飛行機の中で時間があるから携帯でこうやってメモ程度に書いてるだけで、実際にツアーが始まったらこんな時間もないので、たぶん何も書けないままになるんじゃないか……。でもこういう機会もなかなかないし、時間がなくて途中乱雑になってしまうかもしれませんが、なんとかこのツアー日誌、書き進めていけたらと思いますのでよろしくお願いします。


 まずは、今回のツアーの発端から。話は10年ほど前に遡ります。2003年にラッキー・キッチンという当時スペインにあったレーベルから自分はデビュー・アルバム(編注:『Organ Leaf』2003年)をリリースしたのだけど、その後にラッキー・キッチンのリリースのファンだという同じくスペインはバスク地方のアリツァ・ランダルーズという人物から突然メールがあり、彼がこれから始めるというレーベルのコンピレーションに参加してくれないかとオファーがあった。

 当時、ラッキー・キッチンは欧米では割と知られていて(日本でも局所的に人気があった)、いくつかその流れからリリースなどのオファーが海外からあったのだけど、自分の英語力のなさでいろいろ恥をかいた経験があり英語恐怖症(?)のようなものに陥っており、英語のメールはもう見たくない、みたいな感じでまったく返事を書かなくなってしまっていて、そのメールも最初はスルーしていたのだけど、アリツァ氏は何度かメールをくれたり、そのコンピには日本からminamoも参加することになってると安永哲郎さんから聞いたりして、ようやく自分もなんとか曲をつくって送ることができた。のだけど、なんとその後は一向に先方からは連絡もなく、そのまま時間が過ぎていき、結局そのコンピレーション・アルバムはリリースされることはなかったのだった……。

 それから幾数年が過ぎた昨年、突如フェイスブック上で彼からメッセージが。それは、2016年5月に彼の地元のガルダカオ市でフェスティバルを主催することになったので出演しないかというものだった。渡航費もカバーしてくれるという。ずっと連絡はとってなかったのだけど、過去数年のヨーロッパでのツアーやリリース作品など自分の動向をチェックしていてくれたようで、それで再び興味を持って声をかけてくれたみたい。さらに昔のリリースできなかったコンピレーションのかわりに、今回のフェスに合わせてASUNAの新作カセットを出さないかとも。これらの申し出を引き受けたことと、自分も7インチ作品をリリースしているベルギーのレーベル、ミュウ・ムザク(Meeuw Muzak)から、ブリュッセルとアムステルダムでレーベル・ショーケースとしてのツアーを5月に開催するので参加してくれないかとの連絡もあり、ちょうど両方の時期が重なっていることと、さらに加えて、東京からイギリスへと拠点を戻していたホーム・ノーマルからもアルバムのオファーがあり、その新作リリースも2016年の夏前あたりに決まっていたので、レーベル側と相談して、6月にロンドンでそのレコ発ライブをやることも決まり、晴れて再びヨーロッパ・ツアーを行なうことになったのだった。


 自分の場合はどこかのエージェントやマネージメントみたいなものに属しているはずもなく、ただ単にこうやって、どこからともなく突然連絡が来たりして、自然にツアーが決まっていく。自分自身でツアーに行く資金も気力もないので、毎回海外へツアーに行って帰って来るたびに、こういう良い条件のオファーは今後もうないだろう、と思っていると、また忘れたころに誰かから連絡が来る、みたいなことがここ数年たまたま続いている感じ。そして、ヨーロッパに行くとなったらその周辺各国の音楽家やオーガナイザーの人たちもよく誘ってくれるので、それらを引き受けていると毎回気がつけば1か月くらいのツアー日程になることが多い。今回は全体で1か月半のツアーになってしまった。ベルギー、オランダ、フランス、スペイン、ポルトガル、イギリス、ドイツ、チェコ、オーストリア……。全9か国。過去のツアーでのさまざまなトラブルやいつも崩してしまう体調のことを考えると不安しかないけど、考える暇もなく準備もちゃんとできてないままに気がついたら慌ただしく出発の日を迎えることになってしまっていた……。


https://www.facebook.com/kaiolafestibala/videos/868533166606567/

 この映像は、出演することになったそのスペインのフェスティバル「Kaiola Festibala」のためにASUNAの紹介ビデオとして「Kaiola Festibala、Coming Soon!」って言ってるような自分が写ってるビデオを送ってくれないかと言われて、そんなの恥ずかし過ぎてできない、と思って、そのかわりにつくったのがこれ。ライブ・インスタレーションみたいにして自分で撮影した。

*第2話へ続く

2018/04/03

Rachael Dadd - Connected to the Rock / Archipelago


アーティスト:レイチェル・ダッド(Rachael Dadd)
タイトル:Connected to the Rock / Archipelago
カタログ番号:SD07-009
発売日:2018年5月15日
フォーマット:アナログ7インチ・シングル+CD(ボーナス・トラック4曲追加収録)
リミックス:トウヤマタケオ(Connected to the Rock)
アートワーク:アーロン・セワード
歌詞対訳:喜多村純
価格:1,800円+税

ご予約受付開始まで今しばらくお待ちください。

祝来日10周年、エマ・ガトリルを含む初のバンド編成のツアーに合わせ緊急リリース
次作アルバムへの期待ふくらむ待望の新作EP(アナログ7インチ・シングル+CD)

 エマ・ガトリル含む初のバンド編成による来日10 周年記念ツアーを2018 年4 月中旬よりスタートするレイチェル・ダッドから届けられた待望の新作。7インチ(2 曲収録)とCD(追加収録曲4 曲)の組み合わせに、2017 年10 月にパートナーであるICHI がリリースした「一週間歌/ Emerald House」同様、ふたりの良き仲間である画家、アーロン・セワードの精緻な水彩画を掲載したカードタイプのパッケージ含め、一対の作品として手にしたい仕様としました。

 バンジョーの細かい爪弾き に先導されながら、日常音や自然音をたっぷり取り入れた空間が広がるミニマル・サウンドスケープ・フォークとでも言うような新境地に到達したレイチェル・ダッド。この作風がこれから予定されている6枚目のアルバムの内容を指し示しているかもしれません。

 まさに彼女の日々の生活と、彼女を取り巻く環境と自然をそのまま楽曲にしたかのような、レイチェル・ダッドというノマド・シンガー・ソングライターの底知れなさとその眼差しが発揮された2 曲はもちろん、CD に追加収録された4 曲も素朴なだけではない、彼女のメッセージがそれぞれに込められた楽曲が並びます。さらに、近年の彼女が1年の半分を過ごす広島県尾道市在住の音楽家、トウヤマタケオのリミックスも収録。ここではうってかわって氏のピアノの響きがゆったりと波紋を広げ、得もいわれぬ美しいトラックへと生まれ変わりました。ブリストルの南西にある勇壮なチェダー渓谷と静かな瀬戸内の島々、それぞれへのコネクションを宿したレイチェル・ダッドの新世界はこんなにも豊かです。


レイチェル・ダッド(Rachael Dadd):英ファーナム出身のシンガー・ソングライター。2004年より拠点をブリストルに移し、ディス・イズ・ザ・キットことケイト・ステイブルズとのホエールボーン・ポーリーやウィグ・スミスとのザ・ハンドといったサイド・プロジェクトも開始、ブリティッシュ・フォークの可憐な超新星として注目を集める。最新アルバムは2014年の『We Resonate』。近年は尾道(日本)とブリストル(イギリス)で1年の半分ずつを過ごし、マグパイという手芸ブランドも手がけ、展示会やワークショップなど精力的に活動している。

【7”】
Side A. Connected to the Rock(岩とつながって)
Side B. Archipelago(島々)

【付属CD】
1. Connected to the Rock(岩とつながって)
2. Archipelago(島々)
3. Two Islands
4. Animal
5. Arrows
6. Connected to the Rock(トウヤマタケオ Remix)



Rachael Dadd - Bite The Mountain (Reissue)


アーティスト:レイチェル・ダッド(Rachael Dadd)
タイトル:バイト・ザ・マウンテン(Bite The Mountain)
カタログ番号:SDCD-040
発売日:2018年5月15日
パッケージ:CD(ジュエルケース/32pカラーブックレット付属)
ゲスト:ICHI、ロジ・プレイン、稲田誠、コルネリ、アキツユコ
ライナー・ノーツ:飯島直樹(Disc Shop Zero)/喜多村純(含:歌詞対訳)
価格:2,000円+税

ご予約受付開始まで今しばらくお待ちください。

長らく廃盤となっていたレイチェル・ダッドの傑作アルバム、待望のリイシュー
彼女の生活への向き合い方が溢れる14分に及ぶ新録ボーナストラック収録の新装版

 2008 年より頻繁に来日し、列島の津々浦々まで歌声を届けていった英ブリストルのシンガー・ソングライター、レイチェル・ダッドの来日10 周年を記念して、長らく廃盤となっていた人気アルバムのパッケージを一部仕様変更し、彼女の家族や友人たちが次々と現われるフィールド録音をコラージュした長尺のミニマル・フォーク/サウンドスケープ「Sketchbook」を追加収録した待望のリイシュー。

 通算4作目のオリジナル・ソロ・アルバムとして2011 年に発表された本作は、ミックスとマスタリングにGofish トリオのコントラバス奏者としても知られ、BRAZIL、PAAP、DODDODO バンド他での活動も知られる稲田誠を迎え、公私ともに渡るパートナーであるICHI、コルネリ、アキツユコといった日本の同志も多数参加。彼女が日本で見て、聴いて、感じた驚きやシンパシーを凝縮した傑作として、今でも愛され続けているクラフト・フォークの名作です。

 三角形のおむすびの歌やハリネズミの歌など、童謡が持つコミュニケーション・ツールとしてのチャーミングな感性を曲想に持ちながら、と同時に現代社会への懐疑や戸惑いも隠さず、ていねいに言葉に紡いで表現していく点は、彼女の音楽世界の奥行きの深さを裏打ちしていると言えるでしょう。

 この後、傑作アルバム『We Resonate』(2014 年)で生命力みなぎる世界中のリズムへと眼差しを移す以前に、すでに彼女が音楽に託す情感とメッセージが揺るぎないものだったことが伝わるハンドメイド作品。ここには彼女が愛され続けていくその理由の大きなひとつが込められています。


レイチェル・ダッド(Rachael Dadd):英ファーナム出身のシンガー・ソングライター。2004年より拠点をブリストルに移し、ディス・イズ・ザ・キットことケイト・ステイブルズとのホエールボーン・ポーリーやウィグ・スミスとのザ・ハンドといったサイド・プロジェクトも開始、ブリティッシュ・フォークの可憐な超新星として注目を集める。最新アルバムは2014年の『We Resonate』。近年は尾道(日本)とブリストル(イギリス)で1年の半分ずつを過ごし、マグパイという手芸ブランドも手がけ、展示会やワークショップなど精力的に活動している。

1. Balloon
2. Tsubomi
3. Claw And Tooth
4. In The Morning
5. Moth In
The Motor
6. The Distance
7. Hedgehog
8. Rice Triangle
9. Time Makers
10. Tower Tower
11. Good Good Light
12. Anchoring
13. The Wind And The Mountain
14. Window
15. Sketchbook(* 国内盤限定ボーナストラック)





イ・ラン - 神様ごっこ(増補新装版)


アーティスト:イ・ラン(이랑)
タイトル:神様ごっこ(신의 놀이)
カタログ番号:SDCD-039
発売日:2018年4月15日
収録曲数:10曲
パッケージ:84Pブックレット(歌詞対訳/韓国語原詞掲載)/二つ折りCDホルダー
ライナーノーツ:成田圭祐(イレギュラー・リズム・アサイラム)
定価:¥2,000+税

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2010年代、韓国ソウルの自立音楽シーンを象徴するマルチ・アーティスト
絶版となっていた2016年発表のエッセイ+セカンド・アルバム、待望の増補新装版

2016 年秋のリリース以来、その歌声、文章、活動姿勢やインタビューを通しての発言が大きな注目を浴び、1年で初版2,000 部を完売した韓国ソウルのマルチ・アーティスト、イ・ランの名作『神様ごっこ』の増補新装版。今回は初版の箱型パッケージではなく、CD を収める二つ折り厚紙ホルダーと本のセットへとパッケージを変更、初版発売時にリクエストの多かった韓国語の原詞を巻末に掲載し、また、2017 年暮れにその後の気持ちを綴って自身のSNS で発表した2ページを追加しての再登場となります。

 2018 年の元日には実際の臨津江に赴いて日本語+韓国語手話でカバーした「イムジン河」のビデオが大きなニュースとして取り上げられ、2年ぶりとなった来日ツアーも、8時間でチケットを完売した東京公演をはじめ全5公演すべてがソールドアウト。会場からは、その感情豊かなパフォーマンスにすすり泣く声さえ聴こえてきたイ・ランの傑作セカンド・アルバムが、さらにお求め安い価格となりました。

 ぜひ彼女の歌声を通して、今あなたが生きている世界、そして日々の暮らしの中で通り過ぎていく疑問や嘆きにあらためて耳を傾けてみて下さい。彼女の歌はきっとあなたひとりだけのものとなるでしょう。

「考えて、話をして、友達に会って質問して、また考えた結果、私にとっていちばん楽しいのは「誰かを好きでいること」だということが分かった。私はいつも誰かをすぐ好きになって、これまでたくさんの恋人や友達とつきあってきた。私は、まるで子どもみたいなやり方で人とつきあってきたと思う。気に入った人がいれば後先を考えずに近づき、「こんにちは。私、あなたが好きです。仲良くしよう」と伝えるのだ。この方法が通用する人としない人がいて、歳をとるほど通じない人が増えてきた。ちょっと前なら、もっと簡単にみんなと仲良くなれたのに」(本文より)


イ・ラン(이랑):韓国ソウル生まれのマルチ・アーティスト。シンガー・ソングライター、映像作家、コミック作家、イラストレーター、エッセイストと活動は多岐にわたる。2006年に音楽活動をスタート、日記代わりに録りためた自作曲が話題となり、2011年にシングル「よく知らないくせに」でデビュー。翌夏にファースト・アルバム『ヨンヨンスン』を、2016年には自身が主催したイベント『新曲の部屋』コンピレーションとセカンド・アルバム『神様ごっこ』をリリースして大きな注目を浴びる。2016年には柴田聡子と「イ・ランと柴田聡子のランナウェイ・ツアー」を成功させ(今後ふたりの共作リリースも予定)、2018年のジャパン・ツアーも全4都市5公演をすべてソールドアウト。その発言や一挙手一投足がセンセーションを呼んでいる。

1. 神様ごっこ
2. 家族を探して
3. 物語の中へ
4. 悲しく腹が立つ
5. 笑え、ユーモアに
6. 東京の友達
7. 平凡な人
8. 世界中の人々が私を憎みはじめた 
9. 私はなんで知っているのですか
10. 良い知らせ、悪い知らせ