2017/04/20

Fountainsun Japan Tour 2017


FOUNTAINSUN JAPAN TOUR 2017
ファウンテンサン ジャパン・ツアー2017

ポスト・ハードコアの重鎮がゴシック・アメリカーナを経由してたどり着いた光あふれる桃源郷。アコースティックなスモール・アンサンブルならではの親密さをたたえながら、ダニエル・ヒグスのシアトリカルなパフォーマンスにシュールリアリスティックでアナーキーなアメリカの裏側が透けてみえる唯一無比のサイケデリック・フォークをご堪能ください。

新代田 環七フェスティバル
5月14日(日)東京・新代田 FEVER(03-6304-7899)
出演:ファウンテンサン、曽我部恵一、柴田聡子、イ・ラン 他
開場 12:00pm/開演 1:00pm
料金 3,300円(参加店舗会場)/3,500円(プレイガイド)/4,000円(当日)*ドリンク代別
問い合わせ:FEVER

5月15日(月)山形・米沢 Dococa Coffee(0238-24-6322)
出演:ファウンテンサン、あべあいこ山崎隆史
開場 7:30pm/開演 8:00pm
料金:2,000円(予約)/2,500円(当日)*ドリンク代別
予約:会場、山崎口琴製作所(ym.koukin@gmail.com

5月17日(水)名古屋 spazio rita(052-265-7176)
出演:ファウンテンサン、しょうにゅうどう(カタリカタリ 河合愼五Ett 西本さゆり)、Gofish
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金 2,000円(予約)/2,500円(当日)*ドリンク代別
予約:会場(info@spazio-rita.com

5月18日(木)広島・尾道 JOHN Burger & Cafe(0848-25-2688)
出演: ファウンテンサン、Straight & Palmernovoisoi
選曲: ICHI & nuttsponchon
開場 6:00pm/開演 7:00pm
料金 1,500円 *ドリンク代別

5月19日(金)京都 UrBANGUILD(075-212-1125)
出演:ファウンテンサン、Gofish林拓
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金 2,500円(予約)/3,000円(当日)*ドリンク代別
予約:会場

5月20日(土)金沢 KAPO
出演:ファウンテンサン、レッド・ブリュットJSCAASUNAふくらはぎばたけ(+ペンと書物)、rima kato + ten tote
出店:niginigi
開場 2:30pm/開演 3:00pm
料金 3,000円(予約)/3,500円(当日)/2,000円(学生)
予約:ao to ao(windowofacloudyday@gmail.com|電話 080-4259-5823)

ころがる円盤
5月21日(日)松本 Give me little more.
出演:ファウンテンサン、レッド・ブリュットJSCAASUNA、Her Braids
選曲:DJ ハナクソ
開場 5:30pm/開演 6:00pm
料金 2,800円(予約)/3,300円(当日)*ドリンク代別
予約:会場(give.melittlemore@gmail.com

5月23日(火)東京・渋谷 7th FLOOR(03-3462-4466)
出演:ファウンテンサン、青葉市子
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金 3,500円(予約)/4,000円(当日)*ドリンク代別
チケット:会場(nanakaiyoyaku+0523@gmail.com)、e+(https://goo.gl/ufBDLZ

協力/主催:FEVER(新代田)、山崎口琴製作所(米沢)、田辺舞(名古屋)、Gofish(名古屋)、ICHI(尾道)、ao to ao(金沢)、tell me why(金沢)、Give me little more.(松本)、MARKING RECORDS(松本)、藤沢千史(松本)、7th FLOOR(東京・渋谷)

ファウンテンサン(Fountainsun):ワシントンDCの名門ディスコード・レコーズより11枚のアルバムをリリースしてきたポスト・ハードコアの怪魚、ラングフィッシュのフロントマンであるダニエル・ヒグスが、写真家/アーティストとして長く米国で活動するフミエ・イシイとはじめたニュー・プロジェクト。ヒグスのシャーマニスティックな語りとイシイの無垢な歌声が同居するエキゾチックなユニバーサル・フォーク・サウンドをトレードマークに、現在はワシントン州オリンピアを拠点に活動中。これまでにリリースしたアルバムは『Music Today』(2015年)と『Sweep The Temple』(2016年)の2枚。なお、2017年5月には『Sweep The Temple』の国内盤リリースと共に全国8公演からなる再来日ツアーを予定している。

2017/04/18

Fountainsun - Sweep The Temple


アーティスト:ファウンテンサン(Fountainsun)
タイトル:スウィープ・ザ・テンプル(Sweep The Temple)
発売日:2017年5月15日
フォーマット:CD
収録曲数:9曲
パッケージ:E式紙ジャケット(ダブル)/16Pブックレット(メンバーであるフミエ・イシイのエッセイを掲載)
定価:¥2,000+税

ご予約受付まで少々お待ちください

ポスト・ハードコアの伝説、ラングフィッシュのダニエル・ヒグスの現在地
歌声と語りと演奏の調和、いつか昔話で聞いた甘美な桃源郷がここに見つかりました。

 セカンド・アルバム『スウィープ・ザ・テンプル』を手に、前作『ミュージック・トゥデイ』の翌年、ふたたびファウンテンサンのふたりが姿を現わしました。豊穣と葡萄酒と酩酊の酒神、ディオニューソスに守護された居心地のよい蟄居で、彼らは日々の瞑想と修行に励みます。ざざっ、ざざっ…、竹ぼうきをスウィングさせて朝の作務に励むふたり。
「Sweep The Temple(寺を掃く)」というタイトルが示唆するように、本作の中心に横たわるテーマは「純化」です。聖域を洗い清め、自然の理を理解して己の限度を知ること。『スウィープ・ザ・テンプル』は行動=作務の呼びかけであり、その呼びかけの具現でもあります。矛盾する観念や社会の束縛から身を切り離し、内なる声にしたがって住処を掃き清める。その場所こそが自らの寺院となるのでしょう。

 多種多様な楽器を操り、自分たちのアナーキックな聖域を浄化していく彼らは、フォーク、たとえ話、バラッド、狂詩曲といった昔ながらの表現を用いながら、徐々に現実世界との位相をずらしていきます。録音からマスタリングまで整音を手がけたのはティム・グリーン。彼もまたラングフィッシュ同様ディスコード・レコーズから作品をリリースしたポスト・ハードコアの異端、ネイション・オブ・ユリシーズを振り出しに、ダニエル・ヒグスと同じ修験道に分け入った同志のひとり。本作の柔らかく穏やかで眩しいばかりの歌と演奏には、彼が大きな貢献を果たしていることも忘れてはならないでしょう。

1. Sweep the Temple
2. I Give You My Heart (for Brother Kamel)
3. Many Miles
4. Minor Woodland Deity
5. Garden Gate IV
6. Mupi’s Song
7. Obsession or Devotion
8. Aesop
9. Lamps of Friendom


ファウンテンサン(Fountainsun):ワシントンDCの名門ディスコード・レコーズより11枚のアルバムをリリースしてきたポスト・ハードコアの怪魚、ラングフィッシュのフロントマンであるダニエル・ヒグスが、写真家/アーティストとして長く米国で活動するフミエ・イシイとはじめたニュー・プロジェクト。ヒグスのシャーマニスティックなマントラとイシイの無垢な歌声が同居するエキゾチックなユニバーサル・フォーク・サウンドをトレードマークに、現在はワシントン州オリンピアを拠点に活動中。これまでにリリースしたアルバムは『Music Today』(2015年)と『Sweep the Temple』(2016年)の2枚。なお、2017年5月には『Sweep the Temple』の国内盤リリース(本作)と共に全国8公演からなる再来日ツアーを予定している。

2017/03/06

Le Ton Mité - Past Conditions Future Compositions


アーティスト:ル・トン・ミテ(Le Ton Mité)
タイトル:過去の状況 未来の作曲(Past Conditions Future Compositions)
発売日:2017年3月15日
フォーマット:カセット・テープ(約30分)
収録曲数:23曲
パッケージ:5パネルのインデックス・カード+透明ケース入り
製作本数:100本(初回販売50本限定)
定価:¥1,000+税

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ル・トン・ミテの新作アルバム『複合過去 条件法未来』のスケッチ集
創作過程の熱狂が伝わるデモトラック集をカセットで限定リリース

 すでにアナウンスしているマクラウド・ズィクミューズの音楽プロジェクト、ル・トン・ミテのニュー・アルバム『複合過去 条件法未来(Passé Compose Futur Conditionnel)』のデモトラック集を、スウィート・ドリームス・プレスのオリジナル作品として限定本数リリース(計100本|初回販売50本のみ)することとなりました。

 アルバム制作まっただ中だった2016年春に23曲のデモトラックを厳選して収録。この時点でマクラウドはアルバムに50曲を収録することを宣言していましたが、楽曲はそれぞれ紆余曲折を経て最終的な形となっていったことが本作を聴くとヴィヴィッドに伝わります。そんな制作の過程も一緒にトレースして楽しめてしまう、オレンジ色の可愛いカセット・テープが仕上がりました。今後、CD化されたり追加プレスをする予定はございません。お早めにどうぞ。

「アメリカ合衆国は今や架空の物語となってしまったけど、みんなが今でもどうにかして毎日生き抜いている。これはカルト宗教なんだ。ときに人々が分断されてしまうことがある」(マクラウド・ズィクミューズ)

Side A
1. Décalage Hommage
2. The Storm Welcomes Us
3. Did Pharoah Sanders Play Like This?
4. Square Dance
5. Petit Petit Jean
6. Liberty
7. Petit Bis Bis
8. Hooch Vin
9. Buffle
10. Funky Independence
11. Mystery Lo-Fi Trail
12. Sky City
13. Holy Demo

Side B
1. Olympia by Guitar
2. Give Me One Hour in a Lake
3. Al Gives Us a Demo
4. Viking Spirit
5. Demo – Capitalism
6. Haceta Heading
7. Crater Lake Magic
8. We Would Have Been Late
9. I Want to Go Home
10. Giant

ル・トン・ミテ(Le Ton Mité):元々は米ワシントン州オリンピアを拠点にしていたマクラウド・ズィクミューズのソロ・プロジェクトとしてスタート。キャルヴィン・ジョンソンディアフーフカール・ブラウらと親交するが、その後、ベルギーのブリュッセルに活動場所を移動し、パートナーのアン・ブルーグニをメンバーに加えて現在に至っている。ギャラリー兼レタープレス印刷工房兼ゲストハウスのホテル・ラスティークというスペースも運営し、マヘル・シャラル・ハシュ・バズ、テニスコーツ、yumboダルガリーズASUNA川手直人、野村和孝(PWRFL Power)ら日本の音楽家との深い交流でも知られている。

2017/03/02

Le Ton Mité' list of reference


 ル・トン・ミテことマクラウド・ズィクミューズが自身のSoundCloudにアップしている「Mystery Trail」の解説として、彼は下のような文章を寄せています。この曲だけでなく、アルバム『複合過去 条件法未来(Passé Composé Futur Conditionnel)』全体を紹介する良いきっかけになりそうな文なので、ここで訳出してみます。
静寂(サイレンス)は、音楽の世界で僕らが通常聴くことになるだろうと期待するものではありません。もちろんジョン・ケージなんて人もいましたが、普通ミュージシャンが演奏してくれるだろうと聴く者が期待するのは音のある音楽です。過去2年の間、なんと形容していいか見当がつかないなりに誰もがエンジョイできてしまうとあるグループが沈黙を守ってきました。そのグループこそル・トン・ミテ。2014年の秋以来、グループのリーダーであるマクラウド・ズィクミューズは、世界中を旅し、ツアーし、(曲を)書き、演奏し、ソロ・プロジェクトをひとつのグループへと変化させて、アルバム『複合過去 条件法未来(Passé Composé Futur Conditionnel)』を構成する一連の曲を録音してきました。そしてついに、静寂ではなく大音量で、このコレクションから数曲を公表するという決定がなされたわけです。 
ル・トン・ミテの風変わりなサウンドと小さなコンポジションに耳なじみがある人にとっては、これらの曲がとてもポップであることにショックを受けるかもしれません。しかしその実、奥へ奥へと這っていけば、あなたが知り、かつ愛しているものの進化を聴くことができるでしょう。また、ル・トン・ミテのことを何も知らない人にとっても、アメリカ横断ジェット気流を少しだけ体験できるうってつけの機会になるに違いありません。 
それこそが「Mystery Trail」、ディアフーフのジョン・ディートリックがプロデュースしたこの曲は分離したステレオに始まり、ギターのメロディラインと背景のビートが露わになっていく未知のサウンドで、あなたを魔法の土地のハイキングへと誘うでしょう。 
アートワークはイラストレーターのアン・ブルグニによるもの。ジャケットは、このアーティストが「アメリカの大風景」の中で経験した瞬間瞬間の解釈を反映したものですが、その反映こそはまたここにある像や線によってドキュメントされたものとなるのです。
さらに、進化したル・トン・ミテを聴いていただくために、マクラウド・ズィクミューズが送ってくれた資料の中に「参考作品リスト」を発見したので、ここでそれを紹介させていただきます。『複合過去 条件法未来(Passé Composé Futur Conditionnel)』の素というには大げさかもしれませんが、これらの音楽作品がマクラウド・ズィクミューズをインスパイアし、なにがしかのヒントを与え、少なくとも彼の創作意欲を大いに励ましたことは間違いありません。すべての作品に添えられていたわけではありませんが、マクラウド本人によるひと言コメントもあわせてお楽しみください。


MINUTEMEN - Double Nickels on the Dime
(SST, 1984)

信じられないほどの複雑さとスゴいリフ満載のこの2枚組アルバムは、友情と政治意識についての無制限の祝祭だ。経済的ジャム(Jamming Econo)。若いころの自分にとっては曲の長さについての指針でもあった。「最大の呪いを曲に、ギター・ソロは最小に」ってね。



THE BEATLES – The Beatles

(Apple, 1968)



DEERHOOF - The Runner's Four

(Kill Rock Stars, 2005)
ここにある曲は、視野やサイズの点でさまざま。このアルバムのリリースに続く彼らのアメリカ西/東海岸ツアーに同行できて、僕は本当にラッキーだった。このアルバムはアナログ盤だと2枚組になるんじゃないかな。



COCTEAU TWINS - Treasure
(4AD, 1984)

僕の弾くマリアッチ風アコースティック・ギターにエフェクターをかけると、このアルバムからの偶然にして明白なインスピレーションを聴いてとれるだろう。



NIRVANA - Nevermind
(DGC, 1991)

ディストーションをかけたグランジ・ギターのリフが必要なときもあるよね。



THE CURTAINS - Fly Bys
(Thin Wrist Recordings, 2002)

クリス・コーエンは、この後も本名で素晴らしい仕事を続けているけど、僕の人生を変えたのはとにかくこのアルバムなんだ。



MAHER SHALAL HASH BAZ - C'est la Dernière Chanson
(K, 2009)

2003年以来、僕もメンバーに加えていただいているグループ。ここから影響を受けないわけがない。



BRIAN ENO - Taking Tiger Mountain

(Island, 1974)
このアルバムを聴いたとき、これは新しいって思った。



MARVIN GAYE - What's Going On
(Tamla, 1971)

驚くべきは、マーヴィン・ゲイはある時期ベルギーのオーステンデに住んでいて、自身のラスト・アルバムの何曲かをここでつくっていたことだ。とはいえ、この作品で彼はいくつかの難問に取り組んでいる。彼はゲットーについて歌い、僕は近年の世界的ゲットー化について歌っている。



MIKE OLDENFIELD - Tubular Bells
(Virgin, 1973)

ヴァージン・レコーズが誇る独立独歩の音楽家。時間感覚はまったく正反対だけど、重ねられたギターから見えるものは同じだね。



PHAROAH SAUNDERS - Karma
(Impulse!, 1969)

彼はサン・ラがアーティストネームを提案するまで「リトル・ロック」って呼ばれていた。このアルバムはサンダースのサックス演奏の腕前と力をしっかりと伝えているね。



LOU REED - The Bells
(Alista, 1979)




RUM - Rum. 2
(Phillips, 1974)

ラジオ番組でかけるためにベルギーのアーティストを調べたり、レコードを集めているんだけど、ある友達が彼らのファースト・アルバムをくれたんだ。このアルバムは中古盤屋で見つけたもの。ヒュンメル(注:ヨーロッパ北部にあるチター属の楽器)をそれとなく使っている曲がある。ポール・ランスと連絡を取り合う間柄だったのは幸運だったよ。ライナス・ヴァンダーウォーケンのため、この楽器の録音テクニックについて問い合わせることができたからね。



NAPALM DEATH - Scum

(Earache, 1987)
メタルの俳句

2017/02/22

Tara Jane O'Neil - Tara Jane O'Neil


アーティスト:タラ・ジェイン・オニール(Tara Jane O'Neil)
タイトル:タラ・ジェイン・オニール(Tara Jane O'Neil)
カタログ番号:SDCD-033
発売日:2017年4月15日
収録曲数:12曲
パッケージ:A式紙ジャケット(ダブル)/ブックレット(歌詞対訳掲載)
ライナーノーツ:中村佑子
歌詞対訳:mmm(ミーマイモー)
定価:¥2,000+税

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前作から3年、タラ・ジェイン・オニール渾身の「シンガー・ソングライター」作品がついに完成
なによりも「うた」がそこにある、みずみずしいセルフ・タイトル・アルバム

 慈しみに満ちた前作『Where Shine New Lights』から3年、タラ・ジェイン・オニールがニュー・アルバムを完成させました。9枚目のオリジナル・ソロ・アルバムにして『タラ・ジェイン・オニール(Tara Jane O'Neil)』と初のセルフ・タイトル作品となったことからも、本作に込めた彼女の並々ならぬ気持ちを受け取っていただけるでしょう。

 収録曲の半分はマーク・グリーンバーグ(元カクテルズ、エンジニアとしてウィルコメイヴィス・ステイプルズアンドリュー・バードらの作品に参加)のアレンジのもと、彼がマネージメントするシカゴのウィルコ所有のロフト・スタジオで、残りはロスアンジェルスにあるタラ・ジェイン・オニールの自宅スタジオで制作されました。

 豪華な客演陣には元ディアフーフザ・カーテンズクリス・コーエンアイダのダニエル・リトルトン、ネルス・クライン・シンガーズデヴィン・ホフ、元ザ・ジンクスニック・マクリとジェイムス・エルキントン、チン・チン~EL-Pバンドのワイルダー・ゾビーなど、TJOのこれまで(ルイヴィル~シカゴ)と今(ロスアンジェルス)が交差する素晴らしい面々が集結しています。

 自身「シンガー・ソングライター作品」と形容しているだけに、今まで以上に「歌」と「ソングライティング」に焦点が当てられたアコースティックなアンサンブル、そして彼女の歌声がいつまでも心に残るエバーグリーンな最高傑作です。

オリジナル・プレス・リリースに掲載された作家・詩人マギー・ネルソンのテキストより:タラ・ジェイン・オニールや私が世に出たころは、私たちが何者なのか、そして私たちがやっていることがなんなのかを名づける言葉は少しだけしかなかった。それでもなお、私たちはやり続けた。とりわけタラ・ジェイン・オニールはパイオニアだった。その他大勢と同じく、私は基本的にはただ、私が彼女の中に見たものを追いかけただけだった。彼女が持ち合わせていた革新や存在についてのあふれるような自信や自然な主張を我が物にできることを祈りながら。90年代中盤にタラ・ジェイン・オニールとカムのライブを見た帰り道、私はそのときに見たタリア・ツェディックとタラ・ジェイン・オニールがギターで成し遂げたことを、ひとりの作家としてなんとか言葉にしていくのだと心に誓ったことを決して忘れないだろう。

1. Flutter
2. Blow
3. Sand
4. Joshua
5. Kelley
6. Laugh
7. Cali
8. Purple
9. Pink
10. Great
11. Metta
12. のりおりて(作詞・作曲:二階堂和美)*日本盤ボーナス・トラック



タラ・ジェイン・オニール(Tara Jane O’Neil):米ケンタッキー州ルイヴィル生まれのシンガー・ソングライター/マルチ演奏家。現在はカリフォルニア州ロスアンジェルス在住。ポスト・ハードコア・バンドの嚆矢のひとつであるロダンのベース奏者としてキャリアをスタート。バンド解散後もソノラ・パイン、ファルスタッフといった短命なグループで活動しながら、充実したソロ活動もスタート。ファースト・アルバム『Peregrine』(2000年)を皮切りに本作含めて9枚のソロ・アルバムをリリースしている。その他、辣腕演奏家として、セバドーアイダ、カム、マイケル・ハーレージャッキー・O・マザーファッカーパパMなど客演作品多数。日本にもたびたび来日し、二階堂和美との共作アルバムを2011年にリリースしている。

2017/02/19

Music Videos from "Passé Composé Futur Conditionnel"


先日ご紹介したル・トン・ミテのアルバム『複合過去 条件法未来(Passé Composé Futur Conditionnel)』は、収録曲50曲のうちいくつか、すでにミュージック・ビデオが公開されていますが、ゆくゆくは50曲すべてに映像をつけたいとマクラウド・ズィクミューズ叔父貴の鼻息も荒く。というわけで、すべてのビデオ完成まで少し時間はかかりそうですが、ここに一覧できるように集めていこうと思います。というわけで、突然ですがル・トン・ミテ劇場の開幕です。どうぞごゆるりとお楽しみください。

9. Petit Jean / 11. Petit Bis

18. Indépendance


22. Mystery Trail

28. Space Needle


29. A Dog (Un Chien)


36. L'Esprit Viking

2017/02/09

Le Ton Mité - Passé Composé Futur Conditionnel


アーティスト:ル・トン・ミテ(Le Ton Mité)
タイトル:複合過去 条件法未来(Passé Composé Futur Conditionnel)
カタログ番号:SDCD-029
発売日:2017年3月15日
収録曲数:51曲(日本国内盤のみボーナス・トラック1曲追加収録)
パッケージ:E式紙ジャケット(シングル)/B3変形サイズ・ポスター(歌詞掲載)
ライナーノーツ:澁谷浩次(yumbo)
定価:¥2,000+税

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ル・トン・ミテことマクラウド・ズィクミューズの新作アルバムはなんと50曲収録!
スラップスティックでアヴァンでカラフル、全方向に磨きをかけたポップ・アルバム

 ヨーロッパ各地を流れ流れて2008年の秋にベルギーの首都ブリュッセルに漂着したマクラウド・ズィクミューズ。近年は通常の音楽活動だけでなく、手作り楽器の発明やアーチェリーの新競技、パペット・ショー、フォークロア・イベントの企画制作などにいそしみながら、すっかりヨーロッパの生活になじんでいましたが、アメリカを再訪。その旅からのインスピレーションをまとめたサウンドトラックとしてニュー・アルバム『複合過去 条件法未来(Passé Compose Futur Conditionnel)』を完成させました。

 もともと一触即発な短編チューンがトレードマークのル・トン・ミテでしたが、今回は50曲(!)を68分にギュッと凝縮。さらにスラップスティックに磨きをかけて、旅の途上で見た一生分の風景、内省、偶然の出会い、耳に入った面白話や足跡をひとつずつの楽曲に投影させていったのでした。

 本作を支えるミュージシャンは、ブリュッセルの仲間たちに加えてディアフーフのジョン・ディートリックやア・ホーク・アンド・ア・ハックソーのヘザー・トロストの名前も。アヴァン・ジャズにバロック、フォークにR&B、エチオピア風ソウル、ポスト・パンクもグランジも飲み込んだ愛らしい折衷主義と快活なミニ・コンポジションに拍車をかけています。

 一見、すぐに蒸発して気化してしまう文化的多様性の驚異や、流浪する人間精神への楽しげな賛辞のようにとれる本作『複合過去 条件法未来(Passé Compose Futur Conditionnel)』ですが、しかし、その実はもはや記憶の中のそれとは似ても似つかぬ国になってしまったマクラウドの母国アメリカに対する惜別の句といえるのかもしれません。これはマクラウド自身の、ノスタルジアに対する悲痛な格闘の叫びであり、彼のような正真正銘の放浪芸術家がこの何年もかかって格闘した努力の成果でもあります。もはや故郷とは特定の場所を指すものではなく、ある精神状態のことなのだ。彼はそう悟ったのでした。

「アメリカ合衆国は今や架空の物語となってしまったけど、みんなが今でもどうにかして毎日生き抜いている。これはカルト宗教なんだ。ときに人々が分断されてしまうことがある」(マクラウド・ズィクミューズ)

1. Décalage Horaire
2. Oude Dworp
3. Cantina Mexicana
4. L'Orage Qui Nous Accueille
5. Class War
6. La Danse Carré
7. Did Pharoah Saunders Ever Come Back?
8. Sources Chaudes
9. Petit Jean
10. Anse De Liberté
11. Encounter Group (Ultimately We March!)
12. Petit Bis
13. Hooch Wine
14. Buffalo
15. Eureka!
16. Gaspillage
17. 5' = 45'
18. Indépendance
19. Paysages Éphémères
20. Al-BBQ-uerque Pizza
21. Antonio
22. Mystery Trail
23. Tamale Claus
24. El Camino Real
25. Un Litre De Salsa
26. Dans L'Ombre De Georgia O'Keefe
27. Holy Dirt
28. Space Needle
29. A Dog
30. Retour À La Double Cime
31. Olympia By Bus
32. Donne Moi Une Heure Dans Un Lac
33. Ghost Buildings Of A Past Life
34. Butoh Dancers
35. Al Gives Us A Ride
36. L'Esprit Viking
37. Micro-Capitalism (My Friends Are Hustlers)
38. Amtrak Cascades
39. Haceta Head
40. Mare Résiduelle
41. Pois Frais
42. Jamming Foiré
43. Crater Lake Majesty
44. Les Ricocheteurs
45. An Awkward Moment
46. One Minute Later
47. Last Of The Boxes
48. Hommeling
49. There Was A Dome Of Awesome But Now It's Gone
50. Passé Composé Futur Conditionnel
51. Class War (Full Sax Remix) *日本国内盤ボーナス・トラック


ル・トン・ミテ(Le Ton Mité):元々は米ワシントン州オリンピアを拠点にしていたマクラウド・ズィクミューズのソロ・プロジェクトとしてスタート。キャルヴィン・ジョンソンディアフーフカール・ブラウらと親交するが、その後、ベルギーのブリュッセルに活動場所を移動し、パートナーのアン・ブルーグニをメンバーに加えて現在に至っている。ギャラリー兼レタープレス印刷工房兼ゲストハウスのホテル・ラスティークというスペースも運営し、マヘル・シャラル・ハシュ・バズテニスコーツyumboダルガリーズASUNA川手直人、野村和孝(PWRFL Power)ら日本の音楽家との深い交流でも知られている。