2015/10/20

Dragging an Ox through Water - Panic Sentry


アーティスト:Dragging an Ox through Water(ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター)
タイトル:Panic Sentry(パニック・セントリー)
カタログ番号:SDCD-024
発売日:2015年12月15日
収録曲数:11曲(日本盤のみボーナス・トラック2曲追加収録)
パッケージ:E式紙ジャケット(シングル)/歌詞カード封入
定価:¥1,600+税

先行販売開始しました。ご注文はこちらから。なお、本作は11月3日から始まるドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーターとディージェイ・ミクスト・メセジズのジャパン・ツアー会場でも先行販売いたします。

知られざるオーセンティック・ポートランドの鬼才、ブライアン・マムフォード
ボロボロと崩れ落ちながら静かな熱狂を孕む電子変調カントリー・フォーク。

 訥々とつま弾かれる古いアコースティック・ギターに自家製ペダルの数々、ステージにはロウソクが1本立てられ、その炎の揺らぎに呼応するように演奏全体が安定を失っていく。カントリー・フォークとノイズ~インダストリアルが交差する唯一無二の個性は、ヒップスターたちから大いに注目を浴びる昨今の米オレゴン州ポートランドにあっては少し奇妙すぎるかもしれませんが、しかし、彼こそは唯我独尊、ジェントリフィケーションが進む前の「なにもなかった」ポートランドの王道を行く存在とも言えるでしょう。ブライアン・マムフォード、その極端な個性は、往年のジャッキー・オー・マザーファッカーにとっても大切な存在で、さらに現在もクリス・ヨハンセンとのサン・フットや、クワージサム・クームズとのディープ・フライド・ブギー・バンドなど、各界名士たちにとっても必要不可欠な頼り甲斐のある「異物」となっているよう。11 月には国内5カ所のジャパン・ツアーも敢行し、大きな噂を呼ぶに違いないドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーターの歪んだ「歌ごころ」が炸裂する2014 年作セカンド・アルバム、新装盤で国内初登場です!


ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター(Dragging an Ox through Water):生まれも育ちも米北西部、現在もオレゴン州ポートランドに住むブライアン・マムフォードのソロ・プロジェクト。カントリー・ヒットになじんだ幼少時の記憶が、パンク/インダストリアルへの偏愛に歪められ、フィードバックとドローン、ヒスノイズと自家製オシレーターの山に埋もれていく。これまでに『The Tropics of Phenomenon』(国内盤はボーナス・トラック/リミックスを追加収録、パッケージを一新してスウィート・ドリームス・プレスから2010 年にリリースされている)、『Panic Sentry』(オリジナルLP は2014 年に米ミシシッピ・レコーズより発表)2枚のアルバムをリリースしている。過去にはジャッキー・オー・マザーファッカーの一員としても活動を共にし、来日経験も。アヴァン・ノイズ、ローファイ、フォーキー……どれもカテゴリーに苦しい名前のない牛。

曲目
1. Dasies Fragment
2. I Don’ t Understand What You Like About It
3. Sparrow Command
4. False True Love
5. Wire Haunts
6. Mole Song
7. True & False Comforts
8. Mint of the Seasons
9. Usurper
10. Church of Film Fragment
11. Lucky Feather

Fountainsun Japan Tour 2015


 雲海の中にぽっかり天守閣を突き出している天空の城。あんなところが北米大陸にあるとは思わないが、そこがファウンテンサンの住まいだと想像してみると楽しくなる。

 ちょうどいま、メンバーのフミエさんから完成したばかりのビデオのリンクが送られてきて(本エントリー下に埋め込んでいるもの)、見ていると北カリフォルニアのセコイヤの森だろうか、倒れた巨木に腰掛けてバンジョーをつま弾くダニエル・ヒグスと立ち上がってアコースティック・ギターをストロークしながら空を仰ぐフミエ・イシイのふたりが、コロボックルか妖精か、まるで「演奏をする」というような堅苦しさの皮を脱ぎすて、音楽とただ「たわむれる」様子が映し出されていた。演奏の手を休めるとすかさずカラスが「カー」と鳴く。それも不思議ではない。

 僕が覚えているダニエル・ヒグスは10年前、今となっては伝説のバンド(?)、ラングフィッシュで来日したときのことで、ステージ上の彼は背を曲げてマイクスタンドに重心をかけ、獣のように咆哮し、預言者のようにオーディエンスに啓示を与えていたのだった。ときおり床に打ちつけるマイクスタンドが数本ぐにゃりと曲がったことを覚えているのだが、あれは目の錯覚だろうか。ついでに彼の姿や表情はときおりハリー・スミスアレン・ギンズバーグと重なるのだった。ラングフィッシュだけが体得したミニマルで硬い硬いグルーブ。ヒグスがそこに古代の魔法をかけていった。

 それがどうだ。このビデオの翁は鮮やかなブルーのニット帽をかぶり、同じ鮮やかなデニムのジャケットを羽織り、すっかり好々爺然とした佇まい。そういえばアーティスト写真の笑顔に驚いたと伝えてくれた友達もあった。

 確かに近寄りがたさは少し薄れたかもしれない。しかし、今まででいちばん近くなったダニエル・ヒグスは、実は今まででいちばん遠くまで聴く者を連れていってくれるだろう。決してミュージシャンではなかったフミエ・イシイと出会い、彼女に音楽を吹きかけたヒグス。彼女の歌と演奏から放たれるその初々しい喜びは、きっとその反作用でヒグスのどこかも変えてしまっただろう。今までの彼になかった明るさや軽さのようなものは、このファウンテンサンで初めて翼を与えられたもののようにも見える。

 バンジョーとアコースティック・ギター、打楽器、そこにある何か、そしてふたりの歌声。なにもなくても、なにかあっても、ファウンテンサンのふたりは喜びの音楽をかなで、歌っていく。小さなつながりの中にある初めてのジャパン・ツアー、一度しかないこの特別なチャンスをどうぞお見逃しなく。


Fountainsun Japan Tour 2015

ファウンテンサン の ジャパン・ツアー

11月7日(土)東京・下北沢 気流舎(03-3410-0024)
東京都世田谷区代沢5-29-17 飯田ハイツ1F
出演:ファウンテンサン
出店:pit(カオスフーズ)*販売はライブ終了後より
開場/開演 7:00pm
料金:投げ銭制 *ドリンク代別

あきでら
11月8日(日)東京・町田 簗田寺
東京都町田市忠生2-5-33
出演:ファウンテンサン、ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター、コルネリとかみのけ座銀河団、ASUNAnan!ka?
作品展示:石橋歩
出店:CRY IN PUBLIC(Zineなど)、Record Shop Reconquista(レコードなど)ほか
開場 3:30pm/開演 4:00pm/終演予定 8:00pm
料金:3,000円(予約)/3,500円(当日)/2,000円(学生)*中学生以下無料
予約:saitocnoticketsaitocno@gmail.com)、安永哲郎事務室info@jimushitsu.com

11月9日(月)千葉・柏 スタジオ・ウー(047-164-9651)
千葉県柏市柏1-5-20 プールドゥビル5F
出演:ファウンテンサン
開場 6:30pm/開演 7:30pm
料金:1,700円(予約)/1,900円(当日) *ドリンク代別
予約:会場(047-164-9651)

11月13日(金)名古屋・新栄 cafe parlwr(パルル)(052-262-3629 *当日のみ対応)
愛知県名古屋市中区新栄2-2-19
出演:ファウンテンサン、inahata emiGofish+渓(Ett
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金:2,000円(予約)/2,500円(当日)
予約:Gofishgofishota@gmail.com

高尾小フェス(takaofes.com
11月14日(土)京都・南山城村 旧高尾小学校
京都府相楽郡南山城村大字高尾小字堂ノ下10-1
出演:ファウンテンサン、attc vs Koharu入江陽アサダワタルASUNA山本理恵子大城真MOON FACE BOYS TRIO ほか
開場・開演 11:00am/終演 8:00pm
料金:2,500円(一般)/1,500円(学生)*当日券のみ、小学生以下無料

11月15日(日)京都 喫茶ゆすらご(075-201-9461)
京都府京都市上京区仁和寺街道七本松西入二番町199-1
出演:ファウンテンサン、Tumulus
開場 6:00pm/開演 7:00pm
料金:1,500円 *ドリンク代別
予約:会場(075-201-9461|moyashirecords@yahoo.co.jp

11月 17日(火)東京・渋谷  7th FLOOR(03-3462-4466)
東京都渋谷区円山町2-3 O-WESTビル7階
出演:ファウンテンサン、ダニエル・クオン、浅野達彦
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金:2,300円(予約)/2,800円(当日) *ドリンク代別
予約:会場(03-3462-4466)*電話予約の受付は11月16日(月)まで(3:00pm〜8:00pm)

NEW POP #29
11月19日(木)浜松 キルヒヘア
静岡県浜松市中区田町229-13 カギヤビル地下
出演:ファウンテンサン、UP-TIGHTBokugo
DJ:hirano(POPTONES)
開場 7:30pm/開演 8:00pm
料金:2,000円(予約)/2,500円(当日)*ドリンク代別
予約:sone recordssonerecords@gmail.com

NEW KAPO vol.10
11月20日(金)金沢・野町 KAPO
石川県金沢市野町3-1-27
出演:ファウンテンサン、the medium necksASUNA
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金:2,000円(予約)/2,500円(当日)/1,500円(学生)*こども無料
予約:window of a cloudy daywindowofacloudyday@gmail.com

SHOS 29
11月21日(土)大阪 アオツキ書房(06-6648-8959)
大阪市西区北堀江2-5-10-2階
出演:ファウンテンサン、池間由布子
開場 6:30pm/開演 7:30pm
料金:1,500円(予約)/1,800円(当日) *ドリンク代別
予約: 会場http://ao-tsuki.com/?page_id=16)、SHOShttp://shos.me/event/shos-29

11月22日(日)松本 Give me little more.
長野県松本市中央3-11-7
出演:ファウンテンサン、the medium necksASUNAキリンボウ
開場 6:00pm/開演 6:30pm
料金:2,000円(予約)/2,500円(当日)/1,500円(学生)*こども無料
予約:会場give.melittlemore@gmail.com)、window of a cloudy daywindowofacloudyday@gmail.com

11月24日(火)仙台 arrondissement + Cy(022-281-9434)
宮城県仙台市青葉区大町2-9-22-1F
出演:ファウンテンサン、澁谷浩次とlosing me softly、濱田多聞とヤナセ・ショールームダミーズBlue Bird
開場・開演 8:00pm
料金:1,000円 *ドリンク代別
予約:moriox84@hotmail.com

11月 25日(水)山形・米沢 Coffee Heaven(0238-24-6070)
山形県米沢市塩井町塩野2355-6
出演:ファウンテンサン、あべあいこ山崎隆史
開場 7:30pm/開演 8:00pm
料金:1,500円(予約)/2,000円(当日) *ドリンク代別
予約:会場(0238-24-6070)、山崎口琴製作所  (ym.koukin@gmail.com)

12月2日(水)東京・鶯谷 What's Up(03-3875-5858)
東京都台東区根岸1-7-11-1F
出演:ファウンテンサン、SCHOOL DAYS、SHINO SHIT
開場 8:00pm/開演 8:30pm
料金:2,000円(1ドリンク込み)

12月5日(土)立川・砂川七番 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2
出演:ファウンテンサン、テニスコーツアキツユコ
開場 3:30pm/開演 4:00pm
料金 2,000円
予約:ギャラリー・セプチマ(galleryseptima@gmail.com)

全公演のメール予約はスウィート・ドリームス・プレス(info.sweetdreams@gmail.com)でも受付中。ご希望日、人数、お名前(フルネーム)、電話番号を添えてメールをご送信ください。当日、受付でお名前を確認後、予約料金でご入場いただけます。

共催・協力: saitocno(町田)、安永哲郎事務室(町田)、簗田寺(町田)、テライショウタ(名古屋)、パルル(名古屋)、高尾小フェス実行委員会(京都)、sukima industries(京都)、喫茶ゆすらご(京都)、宮崎岳史(渋谷)、sone records(浜松)、ao to ao(金沢/松本)、SHOS(大阪)、藤沢千史(松本)、鎌田壮男(仙台)、山崎口琴製作所(米沢)


ファウンテンサン(Fountainsun):米バージニア州アーリントンのシンプル・マシーンズ、ワシントンDCのディスコード・レコーズからの諸作で知られるボルチモアが生んだポスト・ハードコアの怪魚、ラングフィッシュのフロントマン/詩人のダニエル・ヒグスがニューヨーク在住の写真家/マルチ演奏家であるフミエ・イシイとはじめたニュー・プロジェクト。親密にして緻密、バンジョーやガット・ギター、エキゾチックな打楽器の数々、マントラの読呪とわらべ歌で織りなすユニバーサル・フォーク・ミュージックは、早速ヒグス翁の熱心な信奉者のひとりであるボニー・プリンス・ビリーの米西海岸ツアー・メイトにも抜擢、じわじわとその噂を広げている。



2015/10/17

二〇一五年のあきでら

画:東海林巨樹

 昨年は併設されている「しぜんの国保育園 small village」でトクマルシューゴくんと「TONOFON &SWEET DREAMS 2014」というイベントを開催しましたが、はて、スウィート・ドリームス・プレスで関わった最後の簗田寺での公演はいつだったかしら……。と、考えるより先に検索してみますと、どうやらそれは2013年の「はるでら」だったようです。

 Gofishトリオやちょうど来日&帰国中だったレイチェル・ダッドICHI、さらにお久しぶりのNoahlewis' Mahlon Taitsにお初の井上智恵さんカルテット、さらに三富栄治くんフジワラサトシくんも加え、なんと200人近く集まったお客さんと共に春の陽気にゆらゆらと浸かった2013年の「はるでら」。お酒を給仕してくれた給湯室の女性陣の注ぎ方も相当ゆるくなっていたのでしょう。お客さんみな酒精に頬そめて少し熱にうかされたような1日だったことが遠く思い返されます。

 さて、一転「あきでら」はというと、最後のそれははるか彼方の2010年のこと。こちらはソロでは初のジャパン・ツアーを敢行中だったライアン・フランチェスコーニに、偶然にも同時期に日本巡業中だったグレッグ・デイヴィスサン・サークルベン・ヴァイダ、そしてグルーパーの3組も合流した今から思えば夢のような組み合わせ。特にグレッグ一行は日本中を右往左往の過酷なセルフ・ブッキング・ツアーだったためかツアー中の疲労も垣間見られたものの、でも、ホッとしたようなあたたかい真空地帯にトロミのあるドローンが響いていたことを覚えています。まるで山の中にふっと現われた避難所かなにかのような……。

 というわけで今回の「あきでら」は、予想してみるとその中間のどこかと言えるでしょうか。nan!ka?が振るまう中国茶をふーふーしながら境内をうろうろと、遠くからは耳を澄ますまでもなくASUNAのドローンやビート、コルネリさんの高らかな歌声と賑やかな伴奏が聴こえてきます。久しぶりに開放する東屋には熱々の食べ物・飲み物が用意され(と同時にキンキンに冷えたビールもね)、その脇のブースには、静岡県三島市でスタートしたDIRTYこと西山敦子さんたちのDIYスペース、CRY IN PUBLICが持ってくるZineあれこれ、東東京のオンライン・レコ店、レコンキスタのいぶし銀の銀盤黒盤あれこれが並び、それぞれお客さんとのおしゃべりに夢中になっている、というような。

 そのまま、ファウンテンサンダニエル・ヒグスディスコード・レコーズシンプル・マシーンズのことやボルチモアとワシントンDJのハードコア・シーンのことを尋ねてみるのもいいでしょうし、ディージェイ・ミクスト・メセジズことベス・ウーテンを捕まえてポートランドのこと、ロックンロール・キャンプ・フォー・ガールズのことを訊くのもいいでしょう。もちろん、ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーターことブライアン・マムフォードの袖を引っ張って、彼が関わってきた社会運動の話に火をつけてみるのも一興かと。

 という、そのような「あきでら」をお楽しみに……。え? 知ってるバンドが出てないって? ノンノン。知らないバンドがこんなに出てるんだからきっと面白いに決まってる。だって、世界は広いんだもの。お化けを見たことなかったら、きっとここで聴くことできる2015年の「あきでら」でお待ちしています!



11月8日(日)東京・町田 簗田寺
東京都町田市忠生2-5-33
出演:ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーターファウンテンサンコルネリとかみのけ座銀河団、ASUNAnan!ka?
作品展示:石橋歩
出店:CRY IN PUBLIC(Zineなど)、Record Shop Reconquista(レコードなど)ほか
開場 3:30pm/開演 4:00pm/終演予定 8:00pm
料金:3,000円(予約)/3,500円(当日)/2,000円(学生)*中学生以下無料
予約:saitocnoticketsaitocno@gmail.com)、安永哲郎事務室info@jimushitsu.com)、スウィート・ドリームス・プレス(info.sweetdreams@gmail.com






ファウンテンサン:米メリーランド州ボルチモアが生んだポスト・ハードコアの怪魚、ディスコードからの諸作で知られるラングフィッシュのシンガー/詩人のダニエル・ヒグスがパートナーのフミエ・イシイとはじめた新プロジェクト。デビュー・アルバム『Music Today』のユニバーサル・サイケデリック・フォーク・ミュージックが話題を呼んでいる。


ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター:米オレゴン州ポートランド最狂のキワモノ、ブライアン・マムフォードのソロ・プロジェクト。過去にはジャッキー・オー・マザーファッカーに参加。現在はクワージのサム・クームズとのディープ・フライド・ブギ・バンドなど。これまでに『The Tropics of Phenomenon』『Panic Sentry』2枚のアルバムをリリースしている。


コルネリ:北海道出身。過去に「角煮」でドラムとボーカル。2009年頃からソロで活動をはじめる。ガットギター等を用いたひきがたり形式により、描けない絵を描こうとする試み。不定形でサポート・メンバーを加えたバンド編成でのライブも行なう。2011年に『コルネリのしゃあわせ』(自主制作CDR)、2015年7月に『かいづか』(HEADZ)を発売。


ASUNA:プリペアドされたリードオルガンを中心に、ギターや大量のオモチャ楽器と電子音響がからみ合った多様かつ極端なスタイルと仕掛け、テーマごとの手法を緻密に練り上げたライブ・パフォーマンスと音楽制作で、これまでにスペイン、アメリカ、イタリア、イギリス、ベルギーと国内外問わず多数のレーベルより作品を発表している金沢のマジック・ウィザード。


nan!ka?:鳥取が誇るドリーミー・ポップ・デュオ、ボルゾイのトラック・メーカーとして活動開始。ASUNAやOPQとの共作でも知られる「shibata」と、マコメロジー、マヘル・シャラル・ハシュ・バズ、ロス・ドロンコスなどで活動する長谷川真子の新しいプロジェクト。歌とハードオフとオモチャの電子音。演奏中には台湾茶も音としてふるまわれる。

石橋歩(展示):1976年熊本生まれ。しぜんの国保育園保育士。2011年10月「きょうと小冊子セッション」にてガリ版印刷による詩集「蕊」が一般公募の部で入選。「蕊ガリ版印刷所」として詩集を制作。2013年4月より画家のノート「四月と十月」の同人となる。旅人と詩人の雑誌「八月の水」に創刊号より詩を寄稿。4号が12月に刊行予定。東京都町田市在住。



簗田寺へのアクセス:町田駅西口バスターミナル(3番)より「町33 下山崎行」「町32 小山田桜台行」もしくは「町34 小山田桜台行」にご乗車ください。会場最寄りのバス停は「忠生2丁目」、そこから徒歩で数分です。なお会場にはお客様用の駐車場は用意しておりません。公共交通機関のご利用をお願いいたします。

企画・制作:saitocno、スウィート・ドリームス・プレス、安永哲郎事務室
協力:簗田寺、株式会社インパートメント、HEADZ
音響:Fly-sound

2015/10/16

Dragging An Ox Through Water and DJ Mixed Messages Japan Tour 2015


 スウィート・ドリームス・プレスでもこれまでいろいろ出しましたが、CDを手渡した途端にその人の眉間が険しくなり、リリース後数週間が経つとあちこちで「聴くと呪われる…」「こんなおかしな音楽気持ち悪い…」と散々な書かれよう。せっかくパッケージも凝りに凝ってフルカラーのブックレットに特大ポスター封入、しかもどこにもないオリジナルの型を使った特製ジャケットだったのに。そうそう、じつは今大人気のあのレーベルや一部のハイセンスなリスナーを魅了するあのレーベルからも「このジャケットはどこでつくったんですか紹介してください」と電話がかかってきたのでした。でも、そういや、これと同じようなジャケットをつくろうとした彼らはその後どこかにひっそりといなくなってしまって……。 もしかすると今ごろオレゴンの森のどこかで道に迷っているのかもしれません。


 とにかく、そんなCDは初めてでした。それは、2010年の11月にリリースしたドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーターの『ザ・トロピックス・オブ・フェノメノン』というアルバムです。もちろん、それは当然のようにスウィート・ドリームス・プレスが発表した中でもっとも売れなかったもののひとつとなってしまいましたが、でも、なぜか私の頭の片隅にこの不安定な歌声と奇妙な音響は今でもずっと残っているのでした。ウシ ヲ ヒキズリ カワ ワ タ ル……。ズルズルズル…… ズルズ ル ズ ル……。


 「ジュウイチガツ、ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター ガ ディージェイ・ミクスト・メセジズ ヲ ツレテ ニホンヘ」。そんなメッセージが届いたのはいつのことだったでしょうか。ミクスト・メセジズ……、混じった伝言? そもそもディージェイ・ミクスト・メセジズとは何者か。そのメールに添えられていた下の画像を見ても、まったく何者なのかワケがわかりません。

 ですからお願いです。彼らを見かけたらぜひ教えてください。彼らが一体何者なのか。そしてどんな音楽を演奏したのか。私は先ほどから頭痛がひどく、この巡業に同行することは無理そうです。なのでぜひあなたの目撃情報を……。

 あ、頭が、い、イ、痛い……。ウシ ヲ ヒキズリ カワ ワ タ ル……。ズルズルズル…… ズルズ ル ズ ル……。


Dragging an Ox through Water & DJ Mixed Messages Japan Tour 2015
ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーターとディージェイ・ミクスト・メセジズのジャパン・ツアー2015


window of a cloudy day vol.12
11月3日(火・祝)松本 CAFE salon as salon(0263-34-1006)
長野県松本市中央 3-5-10 群青2階
出演:ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター、アキツユコASUNA
DJ:DJミクスト・メセジズ
開場 6:00pm/開演6:30pm
料金:2,000円(予約)/2,500円(当日)/1,500円(学生)*こども無料
予約:会場(0263-34-1006|salonassalon@gmail.com)、tonico(0263-34-6621)、window of a cloudy daywindowofacloudyday@gmail.com

11月5日(木)東京 7th FLOOR(03-3462-4466)
東京都渋谷区円山町2-3 O-WESTビル7階
出演:ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター、その他の短編ズ、フロリダ(テンテンコ滝沢朋恵
DJ:DJミクスト・メセジズ
出店:weird-meddle record
開場(DJ) 6:30pm/開演 7:30pm
料金:2,300円(予約)/2,800円(当日)*ドリンク代別
予約:会場(03-3462-4466)*電話予約の受付は11月4日(水)まで(3:00pm〜8:00pm)

NEW KAPO vol.9
11月6日(金)金沢・野町 KAPO
石川県金沢市野町3-1-27
出演:ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター、ASUNACola Friend
DJ:DJミクスト・メセジズ
開場 7:00pm/開演7:30pm
料金:2,000円(予約)/2,500円(当日)/1,500円(学生)*こども無料
予約:window of a cloudy daywindowofacloudyday@gmail.com

11月7日(土)神戸 space eauuu(078-381-9767)
兵庫県神戸市中央区元町通2-6-10 ミナト元町ビル3階
出演:ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター、ASUNA × ヤマモトタカヒロ × 大城真黒田誠二郎井上智恵
DJ:DJミクスト・メセジズ
開場 5:30pm/開演 7:00pm
料金:2,000円(予約)/2,300円(当日)*ドリンク代別
予約:会場(078-381-9767|spaceeauuu@gmail.com
*開場から1時間は「small talk」と題し、ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーターことブライアン・マムフォード、DJミクスト・メセジズことベス・ウーテンを囲んでのオープン・トーク(つまり雑談)の時間を設けます。ポートランドや日本のこと、テーマも自由で入場無料です。どなたさまも気軽にご参加ください。

あきでら
11月8日(日)東京・町田 簗田寺
東京都町田市忠生2-5-33
出演:ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター、ファウンテンサン、コルネリとかみのけ座銀河団、ASUNAnan!ka?
作品展示:石橋歩
出店:CRY IN PUBLIC(Zineなど)、Record Shop Reconquista(レコードなど)ほか
開場 3:30pm/開演 4:00pm/終演予定 8:00pm
料金:3,000円(予約)/3,500円(当日)/2,000円(学生)*中学生以下無料
予約:saitocnoticketsaitocno@gmail.com)、安永哲郎事務室info@jimushitsu.com

全公演のメール予約をスウィート・ドリームス・プレス(info.sweetdreams@gmail.com)でも受付中。1)ご希望日、2)人数、3)お名前(フルネーム)、4)電話番号の4つを添えてメールをご送信ください。当日、受付でお名前を確認後、予約料金でご入場いただけます。

共催・協力:ao to ao(松本/金沢)、藤沢千史(松本)、宮崎岳史(東京)、sukima industries(神戸)、saitocno(町田)、安永哲郎事務室(町田)、簗田寺(町田)、株式会社インパートメント


ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター(Dragging an Ox through Water):生まれも育ちも米北西部、現在もオレゴン州ポートランドに住まうブライアン・マムフォードのソロ・プロジェクト。カントリー・ヒットになじんだ幼少時の記憶が、パンク/インダストリアルへの偏愛に歪められ、フィードバックとドローン、ヒスノイズと自家製オシレーターの山に埋もれていく。これまでに『The Tropics of Phenomenon』『Panic Sentry』2枚のアルバムをリリースし、人気アーティスト、クリス・ヨハンソンとのサン・フットクワージサム・クームズ率いるディープ・フライド・ブギ・バンドのメンバーとしても活躍中。過去にはジャッキー・オー・マザーファッカーの一員としても活動を共にし、来日経験もある。アヴァン・ノイズ、ローファイ、フォーキー……どれもカテゴリーに苦しい名前のない馬。


ディージェイ・ミクスト・メセジズ(DJ Mixed Messages):米オレゴン州ポートランドのロックンロール・キャンプ・フォー・ガールズのエグゼクティブ・ディレクターを務めていたベス・ウーテンのDJプロジェクト。ポスト・パンク、ガール・グループからソウルまで、DIYの街ポートランドの熱気をそのままどうぞ。彼女はまたブレイク・アップ・フラワーズというバンドでギターを弾いています。