そういえば、よくよく考えても考えなくても『map』創刊号の特集は我が愛すべきザ・カクテルズについての壮大な(笑)ものでした。そして、レコード屋の店員だったとき、なんとなく仕入れてみたザ・シー・アンド・ケイクの黄色いファースト・アルバムから「Jackin' the Ball」が流れてきたときのことはいまでも昨日のことのように。たぶん読み返すと(読み返さなくても…)赤面してしまいそうなサム・プレコップ最初のアルバムのライナー・ノーツ。シュリンプ・ボート、ソフ・ボーイ、アメリカン・オルタナティブ・コミック、ハイボール・レコーズ、レタープレス……。
The Art of Listening LIVE! #3「Special Live & Talk SAM PREKOP」
10月9日(金)東京・西麻布 KREI SALON
東京都港区西麻布2-24-2 KREIビルB1F
出演(演奏・トーク):サム・プレコップ
モデレーター:若林恵(『WIRED』日本版編集長)
開場 7:30pm/開演 8:00pm(終演 10:00pm)
参加費:4,000円 *定員 40名
主催:WIRED+KREI(詳細はこちらをご覧ください)
SAM PREKOP(サム・プレコップ):どのようなスタイルでも、サム・プレコップの作品は驚きと発見に満ちている。古くはシュリンプ・ボート、90年代半ばからはザ・シー・アンド・ケイクのフロントマンとして、シカゴのアヴァン/インディペンデント・シーンの多様性を支えてきたシンガー/ギタリスト。近年はモジュラー・シンセサイザーの奏者として、オシレータ、シークエンサー、リミッター、フィルターの驚くべき組み合わせを編み出している。
attc vs Koharu:ジャマイカ産のバージョン(B面インスト)の魅力を伝えるべく、ミニマルかつグルーヴィーな演奏に徹して現在に至る、Amephone’s attc。小唄・端唄界の最後のイノベーター、柳家小春師匠。カリビアン・シンコペーションと江戸風俗の軽やかな遊びと。齟齬を隠さず、パラレルに進行するリズムの夢。ハイブリットという現実。乞う! ご期待。