2013/06/26

松井一平:『そのた めの メモ』のお知らせ


アワ・パル、松井一平くん(TEASI、わすれろ草)の絵の展示が今度は茨城県つくば市で開催されます。都内からつくばへはつくばエクスプレスに乗って秋葉原や北千住から1時間弱、ちょっと足を伸ばすにはちょうどいい距離かもしれません。今までにない画風の新作の数々、さらにクロージン・パーティーでは寺尾紗穂さんのライブに一平くんのドローイングが重なります。皆さまぜひお誘い合わせの上どうぞ。

松井一平個展『そのた めの メモ』
Ippei Matsui solo exhibition "sonota meno memo"
千年一日珈琲焙煎所(029-875-5092)
つくば市天久保3-21-3 星谷ビルF・G
会期:2013年7月11日(木)〜21日(日)
時間:11:00am〜7:00pm
*会期中無休(日曜日は午後6時まで/最終日は午後4時まで)

クロージング・ライブ
寺尾紗穂 with 松井一平ライブ・ドローイング『つくばのおきば』
会場: つくば食堂・花(029-879-9873)
つくば市上野700-5
開場 5:00pm/開演 6:30pm
入場料 3,000円(フード付)
予約:千年一日珈琲焙煎所(e-mail: 1001coffee@gmail.com

2013/06/16

フジワラサトシ『い、のる』レコード発表記念コンサート、と、その他のライブ情報

アートワーク「い、のる」by nico

 さて、お待たせしました。フジワラサトシのアルバム『い、のる』の発売から早2カ月、ご好評いただいているにも関わらず(どうもありがとう!)「アルバム参加メンバーでのライブは東京でやらないの?」と一部の方をヤキモキヤキモチさせてきましたが、ようやく準備が整いました。

 ことしの1月、豪雪の夜にGofishトリオの『とてもいいこと』発売をお祝いした東京・下北沢の富士見丘教会でフジワラサトシ『い、のる』のレコード発表記念コンサートを催します。アルバム『い、のる』を録音した宮本善太郎(ドラムス)、shibacoji(チェロ)、kyooo(バイオリン)、イノウエユキコ(ピアノ)の4人が集まり、クインテット編成で『い、のる』を演奏します。さらに数人、この日だけの特別なゲストをお迎えする可能性もないとかあるとか。とまれ、蝉時雨に溶けていく夏の夕方のフジワラサトシクインテットの演奏、考えただけでほら、きっと想像してしまうあの「感じ」があるでしょう? 共演にはLuis Nanookほかの活動で知られるシンガー・ソングライターの佐立努、もちろん冷房完備でお待ちしてます。場内は飲食禁止だけど、その分終わってからの楽しみが増すんじゃないかな、と。それでは会場でお待ちしております!


誰かと会話したり誰かに触ったり。
実際には想ってから実行するまで0コンマ何秒で終わる、
そんな何気ないにも満たないような出来事にも、色んな想いや逡巡や意志がある。
その積み重なりが生活だったりする。
フジワラさんの音楽は、その些細な瞬間を1000倍に引き延ばしたようだ。
大切に頑固に。
もうそれは、生活への祈りだ。

HOPKEN 杉本喜則


フジワラサトシ『い、のる』レコード発表記念コンサート

7月15日(月・祝)東京・下北沢 富士見丘教会
東京都世田谷区代沢2-32-2(京王・小田急線下北沢駅下車徒歩8分)
*会場への直接のお問い合わせはご遠慮ください
出演:フジワラサトシ(フジワラサトシ宮本善太郎+shibacoji+kyooo+イノウエユキコ)、佐立努
開場 4:30pm/開演 5:00pm 料金:2,000円(予約)/2,500円(当日)
予約:スウィート・ドリームス・プレス(info.sweetdreams@gmail.com
お名前とご希望の枚数をお知らせください。追って確認メールをご返信いたします。なお、ご入場は当日の先着順となります。
協力:富士見丘教会、Fly-sound

さらに下記のライブも決定しました。こちらもぜひ足をお運びください。

6月24日(月)東京・八丁堀 七針(070-5082-7581)
東京都中央区新川2-7-1オリエンタルビル地下
出演:フジワラサトシ、ドリンジ・オゥ
開場 7:30pm/開演 8:00pm 料金:1,500円

7月27日(土)京都 喫茶ゆすらご(075-201-9461)
京都市上京区仁和寺街道七本松西入二番町199-1
出演:フジワラサトシ、ふくらはぎばたけjugz
開場 5:30pm/開演 6:30pm 料金:1,500円(予約)/1,800円(当日)

Ryan Francesconi & Mirabai Peart Japan Tour 2013


 下でも告知しましたが、スウィート・ドリームス・プレスより『パラブルズ』と『ソングス・フロム・ザ・シーダー・ハウス』(ウード奏者のケーン・マティスとの共作)という2枚のアルバムをリリースしているギター奏者、ライアン・フランチェスコーニの3年ぶりの来日ツアーが決まりました。

 彼はジョアンナ・ニューサムのバック・バンド(ザ・Ys・ストリート・バンド)の一員として活動していて、これまで彼女の来日ツアーにも二度同行し、アコースティック・ギターにブルガリアン・タンブーラにその流麗な腕前を惜しみなく披露してくれていました。特に彼の実力を広く世に知らしめたのは、ジョアンナ・ニューサムの3枚組大作アルバム『Have One On Me』(2010年)でのオーケストラ・アレンジでしょうか。ジョアンナのスケールの大きな歌世界をさらにドラマチックなものにすることに貢献したそこでの彼のアレンジ力は多いに賞賛されることになります。

 また、ライアンは以前RFという名でエレクトロニックな音楽を制作し、国内でもplopがリリースして大きな人気を博したアルバム『Views of Distant Towns』を含め3枚のアルバムをリリースしていますし、また、ほかにも女性シンガー、リリ・デ・ラ・モーラとの淡いドリーム・ポップ・デュオでアルバム『Eleven Continents』も残しています。

 こういった幅広い音楽性は、以前「ライアン・フランチェスコーニ氏の雨の素」と題した記事(こちら)で彼の2010年当時のお気に入り曲を紹介したのでぜひ読んでみてください。演奏家としてのライアン・フランチェスコーニをインスパイアし続けてきたトルコ〜ブルガリア音楽からバロック、マリ共和国のコラから身近なインディー・ロックまで、その気高い折衷趣味は彼の音楽をより深く楽しむヒントを与えてくれるかもしれません。

 さらに、今回の来日ツアーは同じくジョアンナ・ニューサムのバック・バンドの一員だったバイオリニストのミラバイ・パートも同行して、息のあったアンサンブルを披露してくれるはず。彼女との共作は『Road to Pailos』というアルバムを実らせて英ベラ・ユニオン(ちなみにコクトー・ツインズのサイモン・レイモンドとロビン・ガスリーが運営しているレーベル)からリリースされ、素晴らしい評価を得ています。

 それでは各公演、各会場でライアン・フランチェスコーニとミラバイ・パート、素敵なカップルがあなたをお待ちしております。ふたりが愛する米太平洋岸北西部の森の香りを胸いっぱい深呼吸しにおいでください。


7月19日(金)東京・八丁堀 七針(070-5082-7581)
東京都中央区新川2-7-1オリエンタルビル地下
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート、ホンタテドリソフィー・ハッチングス
開場 7:00pm/開演 7:30pm 料金 2,200円(予約/当日とも)
予約:七針

逆まわりの音楽 その6
7月20日(土)東京・立川 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2/多摩都市モノレール砂川七番駅より徒歩2分
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート、FilFla佐立努三富栄治波多野敦子齋藤紘良&ミラージュ楽団
開場 4:30pm/開演 5:00pm 料金 2,000円(予約/当日とも)
予約:スウィート・ドリームス・プレス安永哲郎事務室ギャラリー・セプチマ

HUTU x flau presents FOUNDLAND
7月21日(日)東京・原宿 VACANT(03-6459-2962)
東京都渋谷区神宮前3-20-13
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート、ジェームス・ブラックショウダスティン・ウォング
開場 4:30pm/開演 5:00pm
料金 3,000円(予約)/3,500円(当日)*ドリンク代別
予約・問い合わせ:flau

7月24日(水)大阪・西九条 FLOAT
大阪市西区安治川2丁目1-28 安治川倉庫
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート、津田貴司、omoidemaigo
開場 7:00pm/開演 7:30pm 料金 2,000円(予約)/2,300円(当日)
予約・問い合わせ:sukima industriessukimaindustries@gmail.com

ART ROCK NO.1 presents “SPECIAL ART VOL.17”
7月25日(木)京都 OIL(075-241-1355)
京都市中京区麩屋町通三条下る白壁町442 FSSビル6F
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート、ジェームス・ブラックショウ、林拓
開場 6:30pm/開演 7:30pm
料金 2,500円(予約)/3,000円(当日)*ドリンク代別
予約・問い合わせ:ART ROCK NO.1

7月28日(日)北海道・釧路 ジス・イズEST(1F)
北海道釧路市栄町8-1
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート
開場 7:00pm/開演 7:30pm 料金 2,000円(予約/当日とも)
予約・問い合わせ:ジス・イズEST(090-6445-9456/営業時間14:00〜18:00外のお問い合わせはご遠慮ください)

協力・共同主催:flau(八丁堀、原宿、京都)、七針(八丁堀)、Inpartmaint Inc.(八丁堀)、安永哲郎事務室(立川)、ギャラリー・セプチマ(立川)、HUTU(原宿)、sukima indutries(大阪)、ART ROCK NO.1(京都)、中西良之(釧路)

2013/06/06

逆まわりの音楽 その6


実はスウィート・ドリームス・プレスでいろいろ出してきたCD作品の中でもアルバム『パラブルズ』が隠れたロングセラーとして好評いただいているライアン・フランチェスコー二が公私ともに渡るパートナーのバイオリニスト、ミラバイ・パートと一緒にこの夏日本にやってきます! 前回のライアンのソロ・ツアーが2010年の秋のこと(ちなみにこんな日程、同じ年の2月にはジョアンナ・ニューサム・バンドの一員として来日してたし、そういえばあのときのユニット公演、ジョアンナにみんな待たされたネエ…:笑)だから、もう3年経つんだね。


今回は「北海道をミラバイとふたりで自転車ツーリングしたい!」という裏の目的があるので公演数は控えめですが(ふたりは自転車が趣味で、それはこんな最新ビデオからも伝わってくるでしょう)、まずは東京3公演のうちのひとつをスウィート・ドリームス・プレスと安永哲郎事務室、そしていつものギャラリー・セプチマの三者で企画します。はい、逆まわりの音楽、その6です。


多分、季節も夏そのものになっていると思うので、バーベキューか花火かスイカ割りか、なにかそんなものがないとも限りません(もちろん参加者の方でなにかお持ちいただいても面白いでしょう、ネ!)。ブルガリア民謡やバロック〜古楽、ブルーグラスやフォーク音楽を細い糸でつなぎ合わせていくような静謐なソロ・アコースティック・ギター音楽をぜひお楽しみください。真夏の夜、静かに静かに耳を傾けながら過ごすのも、きっとオツなものですよ。


逆まわりの音楽 その6
7月20日(土)東京・立川 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2/多摩都市モノレール砂川七番駅より徒歩2分
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート、FilFla佐立努三富栄治波多野敦子齋藤紘良&ミラージュ楽団
開場 4:30pm/開演 5:00pm 料金 2,000円(予約/当日とも)

2013/06/05

閑話休題

旧グッゲンハイム邸でライブ後の打ち上げから。撮影は前垣克明(ボルゾイ・レコード)。
「ハウ・メニー? グラスゴー!」っていう合い言葉がちょっとウケた。

「コンコンコン…」とノックの音。ハッとして時計を見ると朝の6時。「うわ! やっちゃった!」。前日、別れるときの打ち合わせでは5時30分にモーニング・コール(のサービスはこのホテルではやってないらしいから、部屋まで起こしに行こうと思っていた)をして、それから6時にロビーに集合、タクシーで三ノ宮の駅まで行って6時35分発の伊丹空港行きのリムジンバスに乗ることにしてたのでした。
 前日に旧グッゲンハイム邸でジャド・フェア&ノーマン・ブレイクとテニスコーツのジャパン・ツアーの千秋楽を終えて、せっかくだからと今回のツアーにビデオの撮影係として同行してくれた波田野州平くんとふたりで飲みに行ってホテルに戻ってきたのが3時だったか4時だったか、その後にツアーの収支計算をして、ふたりに渡す今回のギャラを用意したりしていたので寝たのは1時間前、それとも2時間前…。ともかく全6公演盛況のうちに終わったことからついつい気が緩んでしまったのかもしれないし、まあ、普通起きられないよね、と自分をなぐさめつつ。
 とまれ、大急ぎで支度をしてロビーへ降りると、ジャドさんノーマンさんすっかり準備万端で待ち構えていて、ノーマンはいつものようにニコニコと、ジャドは時間が気にかかるのか不安そうな面持ちで握手の手を差し出してくれる。「おはよう。ノックしたの分かった? ノリオの部屋じゃなかったらどうしようって悩んだんだけど」。早速タクシーを呼んでホッとひと安心、バスに乗りさえすればゆっくりできるだろう。とにかく眠い。ちょっと休みたい。ホテルの前で波田野くんとお別れしてタクシーに乗り込む。
 この数日間ずっとそうだったように、この日もよく晴れて気持ちのいい天気だった。高速道路に乗ったバスがグイグイグングン進んで行く。ふたりに今回のツアーのギャラや昨日の物販の売上金を渡したり、立て替えておいてもらったお金を清算したりしていると、さらにふたりともすごくすがすがしい顔になってきた。朝日を浴びてジャドさん、とても嬉しそうに手を差し出して握手を求めてくる。いやいや、こちらこそ光栄です。空港に着くまでの間に少しは眠れるかなと思っていたけど、こちらも何とも言えない気持ちがこみ上げて…。
 そういえば、2年前のジャド・フェアとテニスコーツのツアーの最後も同じように天気のいい日曜日で、同じように三ノ宮の駅から早朝のバスに乗ったのだった。そのときは帰国する飛行機が成田から無事に飛んでくれるのかどうか、とにかくジャドが不安がって3時間も前に伊丹空港に着いてまんじりともしない時間をふたりで過ごしたのだったけど(そのときのことは少しここに書きました)、もう初夏のように爽やかな今回の日曜日はとても前向きな日曜日だった。いいツアーだったなぁ。 

大城真くんのスタジオでレコーディングを終えた3人をパチリ!

 さて、4月20日にル・トン・ミテのマクラウド・ズィクミューズとアン・ブルーニを成田空港に迎えにいってから約1カ月、そのツアーの最初の何公演かに同行したり、ついでにその足で山陰の実家に寄ったり、はたまた町田・簗田寺の「はるでら」もあったし(さすがに出演者7組はテンパりました。すみません)、間にフジワラサトシくんの『い、のる』とレイチェル・ダッド with ICHIの『In Our Hands We've GotLight』のリリースもあったりして、最初はどうなることかと思っていたけど終わってみれば意外になんとかなった、のかな。でも周りの方には多いにご迷惑をかけていると思います。どうもすみません。本当にすみません。

異常な盛り上がりを見せたル・トン・ミテの鳥取ボルゾイ・レコード公演
未だにこの曲が頭から離れない…。

 というわけで、次は7月中にフジワラサトシくんのアルバム『い、のる』のリリース・パーティーを東京のどこかで、また、7月下旬で調整しているライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パートの来日ツアーのことも近日中にお知らせできると思います。それに来日中にジャド・フェアとノーマン・ブレイクがテニスコーツと一緒にレコーディングした作品もテニスコーツのふたりと大城真くんの3人でミックス作業を開始したとのことだし、夏の終わりには三富栄治くん(!)のニュー・アルバムもお届けできるんじゃないかなと思っています。

 2年前のツアーのときはジャドとは別便で東京・羽田空港へ、今回はひとり三ノ宮からスーパーはくとに乗って鳥取へ一日だけ羽を伸ばしに(前日もグ邸で手伝ってくれたボルゾイ・レコードの前垣くんどうもありがとう! あー、楽しかった)。さてと、まだまだいろいろありますね。そういえば、ジャドさんノーマンさんと空港でお別れをして三ノ宮に戻ってくると、その日は神戸まつりの日ということでそろそろパレードが出発するころで、交通整理のおじさんも楽しそうに「パレードの先頭はディズニーランドからミッキーマウスが来ます!」って説明してたなー。と、こうして祭りの始まりにツアーは終わり、皆さん、どうもお疲れさまでした。関わっていただいたすべての人に感謝しています。ただ、今でも例えばテニスコーツの「違相」が頭の中の大きな部分を支配してるので、今回のツアー、まだまだ終わってないようです。「好みと違う 望みと違う 好みと違う 望みと違う おもしろいじゃない おもしろいじゃない…」。

2013年の「はるでら」も天気に恵まれて、このように賑賑と終了しました。
どうもありがとうございました! 撮影:三田村亮