2013/12/26

アーリントン・デ・ディオニソ:ドローイング作品展


 12月13日にインドネシアからやってきて、すかさず翌日〜翌々日を立川ギャラリー・セプチマで24時間ドローイング・パフォーマンスになだれ込み(といってもぶっ続けじゃなくて1日12時間を2セット)、その2日目には描き上げた40枚の大小色とりどりの作品を壁一面に展示した後、そのまま共演にnan!ka?(マコハセガワ+シバタ)、一樂誉志幸さん、さらにアクロン/ファミリーのマイルス・クーパー・シートンを迎えたライブ・イベントで観客一同ア然、そして翌16日(月)は八丁堀の七針で石橋英子さん山本達久さん、猛者ふたりを迎えて火を吹くようなセッションを敢行し……。

 さらに17日(火)の千秋楽、幡ヶ谷のフォレストリミットでは学友であるジェフ・フッチィロ、ジェイソン・ファンクのバンド、HELLLにバスクラリネット片手に乱入、ASUNAくんと歴史的なブロウ合戦を。そのまま柳家小春さんとAmephone's attc! 時空つなぎのコラボレーションに最前列で目を丸くし、先述したアクロン/ファミリーのサポートで来日していたM. ゲディス・ゲングラス(通称カトちゃん)、さらにDJコンピューマこと松永耕一さんの素晴らし過ぎるミックスからバトンを受けた大トリをスロート・シンギングで会場躯体ごとビリビリ震えさせ、脱着自在の塩ビ管にリードを装着して一大ブロウ、さらに得意のバスクラリネットでもういっちょブロウ、最後に高速リズムの口琴+喉音で拍手喝采大団円だった日本滞在から1週間、彼の身体は既にワシントン州オリンピアへとワープしましたが、上記のドローイング・パフォーマンスからの作品15点があらためて展示されることになりました。

 会場は西荻窪にある COFFEE & EAT INN toki、その中にある「分室」というギャラリーです。こちらフランスの映像作家、ヴィンセント・ムーンとの縁もある場所でして、そういえばアーリントン・デ・ディオニソが現在やっているバンド、マライカ・ダン・シンガもヴィンセント・ムーンの「Take Away Show」で取り上げられているし、これまた偶然というか必然というか。しかも、結びつけてくれたのがアメフォンさんだったりするのが、なんともはや!



というわけで、アーリントンのドローイング作品の展示・販売はもちろん、スウィート・ドリームス・プレスでこれまで発表してきた本やCD、レコードなどもショップ・コーナーをつくって販売していただけるとのことですので、お近くの方に限らずぜひいらっしゃってくださいませ。お待ちしてます!

アーリントン・デ・ディオニソ:ドローイング作品展
西荻窪 ギャラリー分室COFFEE & EAT INN toki
東京都杉並区西荻北3-18-10-2F
会期:2014年1月4日(土)〜15日(水)20日(月)*会期延長しました!
時間:19:00〜24:00(平日)/17:00〜24:00(土日祝)
定休日:火曜日
*要オーダー

2013/12/19

Asuna - Butterflies


アーティスト:Asuna(アスナ)
タイトル:Butterflies
カタログ番号:SD07-002
発売日:2014年1月15日
カタログ番号:SD07-002
フォーマット:7インチ・アナログ・レコード(33回転)
収録曲数:10曲
パッケージ:横入れ厚紙ジャケット+1枚1枚に2013年冬のヨーロッパ・ツアーのお土産を封入
アートワーク:安野光雅
デザイン:Asuna

定価:¥1,200+税
ご購入はこちらから
*ご予約受付中! なお、この商品は数に限りがございますので売り切れの際はご容赦ください。ご予約をご希望の方は、上のPayPalボタンで代金をお支払いいただくか、「info.sweetdreams@gmail.com」までお名前・ご住所・電話番号・ご希望商品の枚数をお知らせください。折り返しスウィート・ドリームス・プレスから送金方法をお知らせいたします。


ガジェットと環境音を手がかりに音世界を探知する
電子音楽家、Asunaの記憶をたどる10の小さなピース

 魔法陣よろしくさまざまなオブジェ——ゼンマイ仕掛けの玩具、カシオトーン、サンプラー、マイクロフォン、クラッカー、エフェクター、鈴や笛——を円形に配してアマルガムに丸め、そこから徐々にビートやドローンをつまみあげて笛ガム手渡しクラッカーでパンッ!と催眠術を解く。かと思えば実験室の敏腕助手さながらにリードを開放した電気オルガンの脇で時計を見つめドローンを調整する知性。また、100台のカシオトーンを一台一台並べては音を重ね、並べ終わったところでまた一台一台電源を切って無音へと進むオートリバースのパフォーマンス、さらにボディ裏にスリントのステッカーが貼ってあるフェンダー・ジャガーのピックアップ切り替えスイッチを細かく入切して音を点滅させる点描音楽家としての姿……。

 ほかにもアヴァン・ロック・バンド、HELLLの一員として、また、近年ではGofishトリオへの客演、シバタ(ボルゾイ)とのデュオ(SHIBATA & ASUNA)、佐藤実沖啓介とのValve/Membrance等々、数多いコラボレーション・ワークだけでなく、その合間を縫って来日アーティストたちのライブ・ブッキングにも奮闘する。さらにカシオトーン・コンピレーション・シリーズやミディアム・ネックス加藤りま等をリリースするレーベル、ao to ao/W.F.T.TAPESを運営する八面六臂の電子音楽家。

 デビュー10周年というアニバーサリーとなった本年は、名作『Each Organ』のリイシューから始まって、5年ぶりの新作『相原1825、シティハイム桐B-207』リリース、さらにかねてより親交の深い畠山地平のレーベル、ホワイト・パディ・マウンテンからの新作も控えているという今までにないリリース・ラッシュ、その中にあって本作「Butterflies」は名作『Flowers』の意匠を受け継ぐ愛すべき小品と言えるでしょうか。

 1981年以降、Asunaが聴いた音の断片を追想/追走する小さな小さな記憶の玉、この珠玉の10ピースはしかし、彼の感性や美意識をもっともよく表しているかもしれません。宙に舞う10羽のシジミ蝶、きっとあなたのどこかに止まるでしょう。

Tracks

Side A
1. Don't Dance Yet
2. Asuna Step
3. Tuning March
4. Playgroundtrot
5. Penguin Beats
6. Nap Tempo

Side B
1. After Years
2. Rooftop Lunch Break
3. Waiting for Call
4. White Butterfly

2013/12/18

松井一平個展:みちのわすれかた


昨年からいろいろな町のいろいろな会場でいろいろな絵を壁にかけてきた松井一平(TEASI、わすれろ草)の2013年最後の展示が決まりました。道をわすれてたどり着いた先で見えるもの、見えたもの。風景のような絵、絵のような風景。景色を見ながら景色に見られているかもしれない、そんな気さえする不思議な絵を今年最後の思い出のひとつとしてぜひ。覚えるばかりが能じゃないもんね。忘れることの大切さが見つかるかもしれません。

松井一平個展『みちのわすれかた』
2013年12月25日(水)〜29日(日)
*会期中無休
会場:西荻窪 FALL(03-5856-0522)
東京都杉並区西荻北3-18-10-#102
時間:12:00pm〜8:00pm

2013/12/05

Tara Jane O'Neil - Where Shine New Lights


アーティスト:タラ・ジェイン・オニール(Tara Jane O'Neil)
タイトル:ウェア・シャイン・ニュー・ライツ(Where Shine New Lights)
カタログ番号:SDCD-017
発売日:2014年1月20日
収録曲数:15曲(日本盤ボーナストラック3曲)
パッケージ:A式紙ジャケット(シングル)
アートワーク:タラ・ジェイン・オニール
ライナーノーツ:西山敦子、福田教雄
歌詞対訳:西山敦子

定価:¥2,000+税
ご購入はこちらから

*本サイトからご予約・ご注文の方には先着で未発表曲を収録した特製CD-EPを特典としておつけします! 内容は後日発表、収録曲数は7〜8曲、印刷したジャケット付きでスリムケースに納めたものになる予定です。お楽しみに!


また、以下に関連アイテムとのお得なセットも用意しました。この機会にぜひご利用ください。もちろんどのセットにも先着で特製CD-EPをおつけします。

TJO A Set:『Where Shine New Lights』+『タラとニカ』CD
新作アルバムと2011年に発表した二階堂和美との共作アルバムとのセットとなります。

定価:3,800円+税
通常価格2,100円(Where Shine New Lights)+2,100円(タラとニカ)の5%OFF!
ご購入はこちらから 
TJO B Set:『Where Shine New Lights』+『Tracer』CDEP
新作アルバムとmapから2005年に発表した来日記念盤(楽曲とビデオを各3曲ずつ収録)とのセットとなります。CDEPは残部僅少ですのでお早めに。

定価:2,800円+税
通常価格2,100円(Where Shine New Lights)+1,470円(Tracer)の18%OFF!
ご購入はこちらから
TJO C Set:『Where Shine New Lights』+『Who Takes A Feather』(画集+CD)
新作アルバムとmapから発行した3インチCD付き画集とのセットとなります。画集の付属CDには3曲、本文は96ページでタラ・ジェイン・オニールのドローイングやペインティング等を掲載しています。画集は残部僅少ですのでお早めに。

定価:3,800円+税Sorry Sold Out!!
通常価格2,100円(Where Shine New Lights)+2,520円(Who Takes A Feather)の14%OFF!

TJO D Set:『Where Shine New Lights』+『勇猛果敢なアイダのものがたり』(書籍+CD)
新作アルバムとタラ・ジェイン・オニールのインタビュー記事も掲載されているアイダの来日記念書籍+CDとのセット。書籍は上製で本文166ページ、付属CDには全11曲を収録しています。

定価:3,800円+税
通常価格2,100円(Where Shine New Lights)+2,520円(勇猛果敢なアイダのものがたり)の14%OFF!
ご購入はこちらから


淡く優しく乳白色に透き通る傑作アンビエント/フォーク
悲しみの向こうで新しい光に包まれるTJO最新作

「慈愛に満ちた」というような表現すら似つかわしく……、タラ・ジェイン・オニールの最新作はまるで菩薩のようにいつくしみに満ちたアンビエント/フォーク作品となりました。伝説的なポスト・ハードコア・バンド出身の孤独な女性SSW、彼女のパブリック・イメージは本作で修正を余儀なくされるかもしれません。もちろんトレードマークともいえる吐く息の白さのような親密さ、嘘のなさ、迷宮のようなギター/音響加工は健在ですが、しかし、本作で彼女が明らかに新しいステージに立ったことは音の端々から聴いてとれるはずです。癒しの音楽から癒すことそのものの音楽へ、生き残る音楽から生き残ることそのものについての音楽へ、変る音楽から変ることそのものの音楽へ、彼女の視線は大きく、そして強く研ぎすまされました。

 先述した伝説的バンド、彼女が在籍したロダンのメンバーのふたり——ジェイソン・ノーブルとジョン・クック——を立て続けに失くしたこと、またオレゴン州ポートランドからカリフォルニア州ロスアンジェルスへ引っ越したこと、そういった自身のプライベートの変化も本作にまつわるトピックのひとつかもしれませんが、しかし、それよりもさまざまの経験をとおして彼女の錬金術がこうしてまた傑作を生み出し得たことをこそ私たちは驚嘆すべきでしょう。

 受け入れること、歩みを止めないこと、涙を流すこと、ほほ笑むこと。タラ・ジェイン・オニールは新しい光がともる場所へと到達しました。彼女とその仲間たち——ティム・バーンズアイダエリザベス・ミッチェル、ダン・リトルトン、アイダ・パールジュリア・ホルター作品に参加するコリー・フォーゲル、ウォーレン・デフィーヴァー(ヒズ・ネーム・イズ・アライヴ)——の松明に導かれ、聴く者も共に闇の中歩を進めていく。それがこの『ウェア・シャイン・ニュー・ライツ』なのです。

Tracks:
1. Welcome
2. Wordless in Woods
3. This Morning Glory
4. Over. Round, In a Room. Found.
5. Glow Now
6. The Lull the Going
7. Elemental Finding
8. All Now Vibe
9. The Signal, Wind
10. The Signal, Lift
11. Bellow Below as Above
12. New Lights for a Sky
13. Signal Anthem
14. Kelley Point

2013/12/04

Interview with Arrington de Dionyso


 来週インドネシアから日本にやってきちゃうアーリントン・デ・ディオニソですが、タイニー・ミックス・テープという人気音楽情報サイトにとても充実したロング・インタビューが掲載されています(こちら)。実はまだ全部読み切れてないのですが、その冒頭だけでもなかなか面白いものだったので、つたなくはありますが下に訳出してみました。インタビュアーはベンジャミン・パーソンさん、この記事は1年半に及ぶ取材期間の中、ときに対面で、ときに電話を通して、またあるときはメールで積み重ねたアーリントンとのやり取りを再構成したもののようです。

 アーリントンが最初にインドネシアに渡ったのは2011年のこと、その渡航費用はキックスターターを通じて集められ、彼の地で録りためた多くの楽曲を彼は自身のバンドキャンプで次々に発表してきました。その後、キックスターターのキャンペーンはもう一度成功し、そうして今また彼はインドネシアに滞在しているわけです。現地ミュージシャンたちとの演奏会や録音、ワークショップの模様の一端は今でも彼のFacebookTwitterを通じて紹介されていますが、その最初の最初、インドネシアに対する興味の芽生えや「エキゾチシズム」についての考えがうかがえる部分をどうぞ。

 そして、少しでも興味を持っていただけましたらば、ぜひ彼の24時間ドローイング・パフォーマンスや東京での3公演のどれか(もしくは幾つか、なんなら全部!)にいらっしゃっていただければ幸いです(詳しくは下のふたつのエントリーをご覧ください)。きっと、なんだかちょっとおかしなもの、えらく風変わりな音楽を聴くことができるんじゃないかなと思います。それに、みんなであっけにとられるのも楽しいものですよ、っと。



さて、最近見たライブでは、あなたやほかのバンドメイトがなにか飲んでましたけど、あのガラス瓶の中には何が入ってたんですか?
ガラス瓶? あーうんうん。ええと、ミステリーにしとくのも面白そうだけど、あれは完全に合法の、生協とか健康食品店で売ってるチンキ(訳注:生薬やハーブをつけ込んだ液状の薬品)なんだ。スタミナ補助薬だね。自分たちのパフォーマンスをワイルドでファンキーにしてくれるんだ。それに前立腺にも効くらしい。

ワ、それはいいですね。
男だもんね。自分のものは自分で守らなきゃ。

そうですよね。歳とりますもん。
うん、日々歳とっていくよね、ああ。

ところで、インドネシアに興味を持ったきっかけは?
若いころから僕には見つけられる限り一番謎めいてて誰も知らないような土地土地の音楽にのめりこんじゃう傾向があってね。それが図書館の「エスニック」のコーナーにあるような音楽だったんだ。と同時に10代のころはDIYパンク・シーンに関わってた。週末になるとパンクのライブに行って、平日の放課後には図書館に行ってマリやモロッコ、遠く異国の音楽に耳を傾けていたんだ。特にインドネシアは、1989年かそこらに家族の友達のひとりがアーティスト・イン・レジデンス(編注:アーティストを一定期間招いて、その土地に滞在しながら作品制作をさせる事業のこと)でバリとジャワ島に行ったことがあってね。その人、俺が「エキゾチック」な音楽に目がないことを知ってたから、ジャイポンガン音楽のカセットをお土産にくれたんだ。そのジャイポンガン音楽をひとことで説明するのは難儀だけど、要は国の後押しを受けて生まれた都市部のハイブリッド音楽でね。60年代初頭に電波に乗って普及したアメリカやイギリスのロックンロールにつきものの堕落から若者を引き離そうっていう名目で西洋の影響のないダンサブルなポップ音楽がつくられたんだ。遺伝子操作音楽とも言えるかもね。でも、ジャイポンガンには信じられないぐらい複雑なリズムがあって、不意にビートが変化したり、ケンダン(インドネシアの打楽器)の演奏者の職人技の速打ちがアクセントをつけたりしてて、いくら混沌としても、巨大なドゥグンの低音でかっちりとサイクルが決められているんだよね。

で、僕はこのカセットの音楽に恋しちゃったんだよ。

その1年ぐらいあとに母が仕事の関係でカリブに行って、そのときカセットを持ち帰ってきたんだけど、それが僕にとって初めてのダンスホールだったんだ。僕はこのカセットの音楽にも恋しちゃってね。それは路上のワゴンで売っていたミックステープでアーティストの名前の記載もなく、ただ「レゲエ・コンフュージョン」とだけ書かれてた。このテープの音楽もまったくインドネシアのと同じくワイルドで想像を超えるものだったんだ。しわがれた、ほとんどマンガみたいな声、コンピュータライズされた奇妙なサウンド・エフェクト、クレイジーなビート。明らかに世界は違えど、どちらのカセットも13歳か14歳の自分にMTVやマスメディアはもちろん、僕を開眼させたエッジーなパンク・サブカルチャーさえ超えるもうひとつの音楽世界があるということの証拠を突きつけてくれたんだ。これは僕にとってすごい発見だった。そして図書館で見つけたレコードのコレクションから近い国のものも遠い国のものも世界中の音楽をむさぼるように聴いてね。ストラヴィンスキーからオーネット・コールマン、ウガンダからナバホまでエキゾチックなものは何でもなじみになった。今や「エキゾチック」だなんて「充填された語(編注:意識的/無意識的に聴き手の印象を操作しようとする言葉)」のひとつだよね。あまりにも極端に入り組んでいる僕個人の考えを表明せずとも、僕の「エキゾチック」な音楽への興味は人種差別的な帝国主義のひとつの現われであって、非西洋の人々の他者性を支配する方法のひとつだなんて素早く攻撃してくるような、そういった人たちがどこにでも、特に僕が住んでるリベラルな大学町みたいな場所にいるんだよね。僕自身、人類学博物館みたいに「フォーク・チューン」なんてカタログ分けをすることで理解できることがあるなんてこれっぽっちも思ってないのにさ。90年代中頃のどこかで「文化的流用(編注:輸入文化を自国の文化に合うように変形して受容すること)」への闇雲な非難がひどく侮辱的なものになったように感じるね。少なくともこのオリンピアでは。



人間は音楽をつくる、人間はみんな音楽をつくってる。科学技術の進歩から、世界のどこの地域の誰でも、他の地域のどんな音楽でも聴くことができるようになった。これは西洋の植民地的独占のような話じゃなくて、インドネシアでは誰もがmp3とファイルシェアリングで音楽を再生してるんだ。


そういう非難によって暗示されたあまりにもイージーな棄却には抵抗できればと思ってる。「エキゾチック」への嗜好とか興味は畏れに向き合うこと、オープンになることでもあるし、世界中の人とその歴史が音を通した自分たちの表現行為の中に見つけてきたすばらしい多様性を抱えた魅力そのものなんだ。ひとつのオクターブ、ひとつの尺度、ひとつのリズムをスライスする方法なんてひとつじゃないってことを発見したことは驚嘆だった。チューニングの方式なんて世界中に何百と違うものがあるし、中にはピアノのような西洋楽器だとうまく演奏できないようなものだってあるんだ。だからといって「西洋」よりも「非西洋」のほうが偉いって思ってるわけじゃないよ。個人的にはこういう「エキゾチック」みたいな言葉ってすぐ死語になるんじゃないかなって思ってるしね。僕は単に興味があるだけなんだ。広大でまだ探検されていない音楽にまつわる人間の可能性をね。そして自分のことをなにか伝えたいときに音楽的表現を使ってその人が選んだものにね。僕はサンプリングには興味がなくてさ。こちらから少し、あちらからちょっとみたいなのはね。そうやってつくったものって大体退屈で口先だけなものになりがちだから。エスノ・キッチュの最小公倍数みたいなものにね。僕の興味はむしろ、ある種のサウンドの集まり方への魅惑から始まっていると思いたい。喉音唱法とかダンスホールのリズムとか、ポスト・パンクのビーフハート風ギターとか唸るようなバスクラリネットの音とか、それとインドネシアのスケールみたいなものの合体はこうして生まれたんだ。しかも、単にその魅力に抗えなくてそうしただけじゃなくて、僕が今生きている時間や場所に関わらず世界に対して言わなければならないものを音楽的に伝える方法としてうまく作用してる。



僕の道のりはどうしようもなく回り道だった。インドネシアの重要な文化や音楽は特にこれひとつというものではなかったからね。すべてのものが相互につながっているんだ。実際は図書館でレコードを聴いたこととか、民族音楽学とパフォーマンス・アートの授業を大学で取ったこと、実験的な即興をはじめようとしたこと、世界をツアーして回るエッジーなアート・ロック・バンドをはじめたことが自分が10代のときに起こったことなんだ。大学時代には一時期小さなガムラン・アンサンブルのメンバーだったこともある。あと、インドネシアに何年も派遣されて現地の言葉にも精通していた元キリスト教伝道者としての秘められた生活から抜け出した女性とデートしたこともね。彼女とつながろうとして独学でインドネシア語を勉強し始めて、少なくとも最初のころはね。インドネシア語で歌を歌うようになったマライカ・ダン・シンガはそれからのことなんだ。ある意味、自分にとっては何かの挑戦だった。オールド・タイム・レリジャンはそのころあまり活動してなかったし、僕は何と言うかあのバンドから遠ざかれるものを必要としていたんだ。自分がもっとも評価していて、かつもっと集中できるよう蒸留した要素を集めながらね。でも、プロジェクトとしてのマライカ・ダン・シンガの発展過程では、人間界にあるひとりの人間への「特別な結びつき」も、広くて目に見えない世界に結びつきたいと膨らんだ衝動のおかげであったりしてね。かろうじて話せた言語を新たに習得して唄うことで未知の王国にたどり着けたんだ! マライカ・ダン・シンガはオールド・タイム・レリジャンのチンキみたいに思うよ。オールド・タイム・レリジャンの魂を蒸留したものなんだ。オールド・タイム・レリジャンのウォッカだね。どちらのバンドも繰り返しのループが多いし、生演奏のグルーヴがあって聴く者をトランスに誘う音楽だけど、マライカは少し外世界へ向けて進めた感じなんだ。


インドネシアの音楽はすごく多様でね。インドネシア国内だけで何千という異なった民族集団がいて、そのすべてが違った伝統を持っているんだ。とても古い、高度に進化した伝統音楽もあるけど、同時にこういったトランス音楽のアンダーグラウンド・シーンやさまざまな意識状態の探求を伴うスピリチュアルなサウンドもある。こういうものにとても興味をそそられるんだ。世界中どこでもみんなが日々の現実を超えるため、知覚や意識の他の領域を探求するためにサウンドを使っているけど、その方法にね。インドネシアで重要なのはこういうことなんだ。

伝統音楽を糧にして、信じられないぐらい斬新な実験音楽や現代音楽をやっている人もインドネシアにはいるしね。ジャズに基づいたフリー・ジャズ即興があるように、エレクトロニクスを使ったインプロヴィゼーションをしたり、ガムランの楽器や自作した竹製の楽器で実験する人たちもいるし、エレクトロニクスとエフェクトでやる人、サウンドを実験的に加工する人も増えてる。大きなシーンはないけど、西洋文化を全面的に受け入れているわけでもなければ、変化しようとしない自国の伝統に足を取られたりせず、現代のインドネシアのアイデンティティを見つけようと努力している若者もいる。そのほとんどはジョグジャカルタだけでなくジャカルタやマランにいるけど、若干はバリにもいて、こういう現代のアーティストたちの間では交流があるし、バンドンにはもちろん、とても大きくて重要なデスメタル・シーンがあるね。とても現代的なデス・メタル、彼ら自身もデス・メタルとは呼んでいるけど、僕が聴いたものはジャンルとしてのデス・メタルと聞いて想像するものとはかけ離れたものだった。むしろリタジー(ブルックリンのブラック・メタル・バンド)みたいな。完全にインドネシア独自のバージョンになったリタジーみたいなんだ。インドネシアの伝統楽器を使ったり、インドネシアの神話からテーマをとってきたりしてるんだよ。

2013/11/25

アーリントン・デ・ディオニソの逆まわりの音楽 その10と11

「A Take Away Show」のマライカ・ダン・シンガ!

 と、ここでスウィート・ドリームス・プレスと安永哲郎事務室でお手伝いするアーリントン・デ・ディオニソのライブをふたつご紹介しましょう。その1本目は24時間ドローイング・パフォーマンスのグランド・フィナーレとして前回のポストでご案内しましたが、さらにもう一本、その翌々日の火曜日ですが、久しぶりに幡ヶ谷フォレストリミットでライブを開催することにしました。

 こちらはおなじみAmephone's attcが柳家小春さんとの噂のセットで、さらにアーリントンとは共演経験含めメンバーそれぞれ何かと親交があるHELLL(元々ジェフもジェイソンもアーリントンもみんなオリンピアのエバーグリーン大卒だもんね)、そしてDJとして松永耕一さん(aka COMPUMA)をお迎えします。この組み合わせ、スゴイデショ!? さらにもう一組、飛び切りのアーティストの出演が決まるかもしれませんが、ま、それはまた最後のお楽しみとして。

 ともあれ、なかなかない機会になかなかない組み合わせですので、どうぞよろしくお見知り置きのほどを。さらに12月16日(月)には八丁堀の七針でのライブも決定しているようです。というわけで東京で全3公演それぞれ違うアーリントン・デ・ディオニソをお楽しみに! ご予約は「info.sweetdreams@gmail.com」にて受け付け中です! お名前、連絡先、希望日と枚数をお知らせください。


逆まわりの音楽 その10
アーリントン・デ・ディオニソの24時間ドローイング・パフォーマンスのグランド・フィナーレ篇
12月15日(日)立川・砂川七番 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2/多摩都市モノレール砂川七番駅より徒歩2分
出演:アーリントン・デ・ディオニソオールドタイム・レリジャンマライカ・ダン・シンガ)、マイルス・クーパー・シートン(アクロン/ファミリー)、一樂誉志幸(FRATENN)、nan!ka?(shibataマコハセガワ
開場 5:00pm/開演 5:30pm 入場料 2,000円(予約/当日とも)
予約・問い合わせ:スウィート・ドリームス・プレス安永哲郎事務室ギャラリー・セプチマ 

アーリントン・デ・ディオニソのプロフィールについてはこちらのポストをご覧ください。12月14日(土)と15日(日)には同じく立川のギャラリー・セプチマで「アーリントン・デ・ディソニソの24時間ドローイング・パフォーマンス」を開催していますので、そちらもお忘れなく。1日12時間、描いて描いて描きまくるゾ!




マイルス・クーパー・シートンと彼の所属するバンド、アクロン/ファミリーはどちらもジャパン・ツアーが控えています。日程などの詳細はこちらをご覧ください。はたまたどんな祝祭空間が浮かび上がるのか、どの公演も必見ですよ! またイルカを飛ばしたり、花火したり(して怒られたり)するのかな?



ここで一樂誉志幸さんが小島誠也さんとやっているバンド、FRATENNのライブをどうぞ。火花飛び散るこの演奏、本当にすごい。すべてをリズムに解き放っていくソロ演奏も必見です。



nan!ka?はマコメロジーマヘル・シャラル・ハシュ・バズlos doroncosのメンバーとして活動するマコハセガワさんと鳥取が誇るボルゾイの片割れ、AsunaくんやOPQとのコラボレーションでも人気のshibataとの最新デュオ!


そしてもう1日はアーリントンもセプチマだと大きな音出せないよねきっと、って思ってらっしゃる方にはうってつけのライブとなりそうな…。これだったら平日火曜日を熱く炎上させてくれること請け合い。アーリントンもソロ演奏だけでなく、気心の知れたHELLLの手を借りてマライカ・ダン・シンガに脱皮するやもしれません(もしくはAmephone's attcをバックに…なんて!)。

ギャラリー・スタイルでじっくりと見せる逆まわりの音楽その10、そして汗かきべそかきロックするフォレストリミットの逆まわりの音楽その11、どちらもあっての両A面仕様ですので、どちらもどうぞよろしくお願いします!



逆まわりの音楽 その11
12月17日(火)東京・幡ヶ谷 フォレストリミット(03-6276-2886)
東京都渋谷区幡ヶ谷2-8-15 幡ヶ谷K3ビルB1F
出演:アーリントン・デ・ディオニソオールドタイム・レリジャンマライカ・ダン・シンガ)、M. ゲディス・ジェングラス柳家小春Amephone's attcHELLL
DJ:COMPUMA
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金:2,500円(予約)/3,000円(当日)*ドリンク代別
予約・問い合わせ:スウィート・ドリームス・プレス安永哲郎事務室



まずはこちら、アーリントン・デ・ディオニソのマライカ・ダン・シンガの歌と演奏で「Mani Malaikat」を。モノクロのシンプルな線描画がアニメーションになってるビデオ、とってもクールですブルルルルルルルル!




Amephone's attcと柳家小春さんのコラボレーションの様子は上のサウンドクラウドのプレイヤーから数曲聴くことができます。し・か・し、何度聴いても「こんな音楽聴いたことない!」と唸ることしきり、江戸音曲とレゲエ〜ロックステディ、あり得ないキメラがこんなところに! なお、11月29日(金)にもこの組み合わせのライブが円盤でありますので、ぜひどうぞ!



精力的に異分野の演奏家の方々とコラボレーションされている柳家小春さんですが、例えば2007年から高円寺の円盤でやっていらっしゃる長寿企画「小春の逢瀬」でのテニスコーツとの一幕が上のビデオ。いろんなところで噂になっていた素晴らしい回です。また、こちらのインタビュー記事も併せてどうぞ。


立川のギャラリー・セプチマですっかりおなじみとなっているAmephone's attcのライブ演奏を、そのセプチマの管理人である波田野州平くんの映像で切り取ったこちらの名作ビデオもお忘れなく。Amephoneさんといえば、昨年リイシューされた『Retrospective』はマストですよホントに!



またまた同じく波田野くんの映像でHELLLの勇姿を。メンバーには元ホッケンカイトアーヴィン・クロウ・トリオのジェフ・フッチィロとジェイソン・ファンク、ザ・ミディアム・ネックスの飛田左起代、今回のイベントの共同企画者でもある安永哲郎minamoほか)、そしてヨーロッパ・ツアー帰りのAsunaの5ピース。今回は意外に稀な全員参加(やったね!)、どうぞお見逃しないように!



そしてDJとして松永耕一さん=コンピューマ! もはや説明要らずでしょうが、その多岐にわたる活動履歴はこちらのインタビューにまとめられていますのでどうぞご一読を。しかも、その中で触れられているサン・アロウからつながるアーティストもたまたま日本にいてこの日出てくれるかも? さて、どうなるかは乞うご期待で!



さらにもうひとり、サン・アロウとともにジャマイカに乗り込み、あの伝説のコーラス・グループ、ザ・コンゴスとアルバム『FRKWYS Vol. 9: Icon Give Thank』をつくった男、M. ゲデス・ジェングラスの出演も決まりました! 茫漠としたトロットロのサイケデリック・ダブをどうぞお楽しみに! なお、彼もまたアクロン/ファミリーのサポート・メンバーとしての来日となります。15日(日)のマイルス・クーパー・シートン同様、本体アクロン/ファミリーのショーも要チェックですヨ! こちらで日程をチェックしてみてくださいね。

2013/11/21

The 24 Hour Drawing Performance with Arrington de Dionyso


さて、久しぶりに展示のお手伝いをします。そのお相手は…、ドコドコドコドコ…、ジャジャーン! アーリントン・デ・ディオニソ! アメリカ太平洋岸北西部、オリンピアからポートランドあたりを徘徊してきたキワモノ中のキワモノです。

古くは放校と咆哮と彷徨の偉大なバンド、オールド・タイム・レリジャンのフロントマンとして、近年はインドネシア放蕩のインスピレーションを糧にロック・ラガマフィンとでも言えそうな音楽性にシフト、さらにブンブンと唸りを上げるパフォーマーとして、また、その独特のダイナミックな筆致で描き上げたドローイングやペインティングも彼の既発作品の多くのカバーを飾ってきたことを覚えている人だって少なくはないはず。一度見たら、きっと忘れられなくなるような、ね。


東南アジアの陽と陰と雨を受けてますます開放されてきたその筆致と制作の様子を目前に見ることができるまたとないチャンスが日本で、それも我らが立川・砂川七番のギャラリー・セプチマで実現することになりました。12月14日と15日の2日間、それぞれ12時間ずつの24時間は彼のためにとっておいてください。最後にはすごい祝祭が待っている、かもしれません。名づけてアーリントン・デ・ディオニソの24時間ドローイング・パフォーマンス、どうぞ皆さまお楽しみに!





Q:ところで、24時間ドローイング・パフォーマンスって?
A:24時間ドローイング・パフォーマンスとは、5次元創造インスピレーションを体現するアーティスティックな錬金術の過程であり、そのありのままを赤裸々に横たえたその場限りのインスタレーションとなります。ギャラリーの空間は2日間に渡って開放され、12時間ずつ2回に分けて作品制作の場となります。それぞれの作品は完成するとすぐさま壁に貼られ、徐々に生きたインスタレーションとして「完成」していきます。気が向けばときたまインクと紙を床に置き、しばし楽器を手にして演奏に没頭することもあります。パフォーマンスの最後にはグランド・フィナーレが用意されていて(*「逆まわりの音楽 その10」)、私が去っても作品はそこに残るでしょう。


アーリントン・デ・ディオニソ(Arrington de Dionyso):聖職者だった両親の下、幼少時代のほとんどを教会で過ごし、図書館で借りられる音楽をむさぼるようにして聞き続ける。米ワシントン州スポケーンで初めてパンク・ロックに出会ってギターを手にし、パイン・コーン・アレーという自家製レーベルでカセットの制作を開始。大学2年生のときにバースデイ・パーティーとキャプテン・ビーフハートにフリー・ジャズのエッセンスを振りかけたようなバンド、オールド・タイム・レリジャンをスタート、その作品のほとんどはオリンピアのKレコーズからリリースされている。近年は毎年のようにインドネシアを訪れて、そのインスピレーションを糧にマライカ・ダン・シンガ(Malaikat Dan Singa/インドネシア語で「天使と獅子」の意味)というプロジェクト名で活動している。


会場:立川・砂川七番 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2/多摩都市モノレール砂川七番駅より徒歩2分
会期:12月14日(土)〜15日(日)
時間:10:00am〜10:00pm
*12月15日(日)は午後4時まで開場。その後アーリントン・デ・ディオニソを迎えたライブ・イベント「逆まわりの音楽 その10」を午後5時より開催しますが、イベント中も作品は閲覧できます。

というわけで、展示2日目の12月15日には夕方からこんなイベントを開催します! 同時期に来日中アクロン/ファミリーからマイルス・クーパー・シートンも参加、さらにFRATENN一樂誉志幸さん、アーリントンとはマヘル・シャラル・ハシュ・バズの一員として共演経験があるマコハセガワさん(マコメロジーほか)とボルゾイのshibataの新ユニット、nan!ka?の計4組の響宴をどうぞお楽しみください。


逆まわりの音楽 その10〜アーリントン・デ・ディオニソの24時間ドローイング・パフォーマンスのグランド・フィナーレ篇
12月15日(日)立川・砂川七番 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2/多摩都市モノレール砂川七番駅より徒歩2分
出演:アーリントン・デ・ディオニソ、マイルス・クーパー・シートン(アクロン/ファミリー)、一樂誉志幸(FRATENN)、nan!ka?(shibata+マコハセガワ)
開場 5:00pm/開演 5:30pm 入場料 2,000円(予約/当日とも)
予約・問い合わせ:スウィート・ドリームス・プレス安永哲郎事務室ギャラリー・セプチマ



2013/11/07

よかんのじかん Gofishトリオ+三富栄治


Gofishトリオの東京2デイズが決まりました。そして久しぶりの「よかんのじかん」東京篇を開催します。今回お迎えするのはアルバム『ひかりのたび』を当方スウィート・ドリームス・プレスからリリースした三富栄治、どちらもじっくりゆっくり見ていただけるような仕立てですので、師走目前の土曜日、ことし最後の深呼吸の時間としてぜひいらっしゃってください。来年の「よかん」も何かとてもいいことがひらめいたりするかもしれません。

Gofishトリオはもちろんテライショウタ(歌とギター)、稲田誠(コントラバス)、黒田誠二郎(チェロ)の3人で、三富栄治はエレクトリック・ギターの独奏となります。

よかんのじかん
2013年11月30日(土)
会場:神保町 試聴室
東京都千代田区西神田3-8-5 ビル西神田1階
出演:Gofishトリオ(テライショウタ稲田誠黒田誠二郎)、三富栄治
開場 6:30pm/開演 7:00pm
入場料金 2,000円(予約)/2,500円(当日) *ドリンク代別
予約は会場ウェブサイト、こちらにあるメールフォームにて。またスウィート・ドリームス・プレスへのメール(info.sweetdreams@gmail.com)でも受け付けてます。お名前と連絡先、希望枚数をお知らせください。


なお、Gofishトリオは翌12月1日(日)に東小金井のインド富士で開催されるインド富士文化祭への出演も決まりました。共演にテニスコーツの植野隆司さんと柴田聡子さん。15時開場16時開演で入場料は2000円(おつまみ付き、ドリンク代別)とのこと。こちらも面白そうです。併せてぜひどうぞ!


というわけで、Gofishトリオの「明滅」、2012年12月の鳥取ボルゾイ・レコードでのライブからの1曲です。あらためてこちらも聴いてみてください。

そして三富栄治のギター・パフォーマンスは上の映像をおすすめします。撮影は三富が出演する映画『TRAIL』を手がけた波田野州平です。

2013/10/30

逆まわりの音楽 その9


さて、逆まわりの音楽も早いものでもう9回目、今回はドゥリンジ・オゥの再来日をみんなで祝福、という趣向に相成りました。ドゥリンジ・オゥのセットにはピアニストのナム・イェヒョンさんも帯同。そしてドゥリンジが恋いこがれていた柴田聡子さんとの共演も実現(ギャラリー・セプチマ初登場!)、さらにミディアム・ネックスも出演するゴールデン・トライアングル、豪華な月曜日の宵となりました。ぜひ皆様、この機会をお見逃しないように! 今回ドゥリンジ・オゥの関東公演はこのギャラリー・セプチマ公演のみとなります!

逆まわりの音楽 その9
11月11日(月)立川・砂川七番 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2/多摩都市モノレール砂川七番駅より徒歩2分
ドゥリンジ・オゥ with ナム・イェヒョン、柴田聡子THE MEDIUM NECKS
開場 7:00pm/開演 7:30pm 入場料 1,800円(予約/当日とも)

予約・問い合わせ:スウィート・ドリームス・プレス安永哲郎事務室ギャラリー・セプチマ



ドゥリンジ・オゥ(Dringe Augh):韓国/ソウルのフォーク・シンガー。ニック・ドレイクやバート・ヤンシュ、フェアポート・コンヴェンションなどのブリティッシュ・トラッド/フォークからの影響を受け継ぎながら、ときにアジア的ゴシックとでも言えるような題材を甘いメロディーに浮かべる異能。韓国ソウルのレーベル、エレクトリック・ミューズから『Individually Wrapped』『Between the Tygh』『Drooled and Slobbered』と、これまで3枚のアルバムを発表している。とんでもない経路で長い長い日本ツアーを踏破したことでも有名、道中サンダルを履きつぶしている。今回の例外的に短い日本ツアーは4公演に収まったが(関東公演は立川ギャラリー・セプチマのみ)、ピアニストのナム・イェヒョンが帯同する特別なものとなる。



柴田聡子(しばた・さとこ):1986年札幌生まれの女性シンガー・ソングライター。2010年より都内を中心に活動をはじめ、2011年には早くも2枚のデモCDを発表。東京芸術大学大学院映像研究科2011年度修了制作展「MediaPractice11-12」のテーマ・ソングにボーカルで参加。DJぷりぷりの主宰する浅草橋天才算数塾からのファースト・アルバム『しばたさとこ島』に続き、2013年にはEP「海へ行こうか」をリリース。さらにya-to-i(山本精一+岡田徹)12年ぶりのアルバム『Shadow Sculpture』への参加も話題を呼んでいる。



THE MEDIUM NECKS(ザ・ミディアム・ネックス):2004年にアルバム『the medium necks』を発表。現在では音楽と並行して服の制作も手がける飛田左起代のソロ・プロジェクト。2007年にAsunaのレーベル、ao to aoから「stars, stars」、2011年に同じくao to aoから「flying mobiles, trappings」をリリースしている。また、元ホッケンカイトのジェフ・フッチーロとジェイソン・ファンクにAsuna、安永哲郎(minamo)を擁するアヴァン・フォーク・サイケデリック・バンド、helllのメンバーとしても活動している。

繙(ひもと)く47曲 川手直人ギター独奏会


古くはマップ時代、ビル・ウェルズ/マヘル・シャラル・ハシュ・バズの双頭ツアーのとき、新しくは今年の春、ル・トン・ミテのジャパン・ツアーのとき、共演者としてまた公演主催者としていろいろとお世話になっている川手直人さんのギター独奏会が11月の終わりに東京で2公演編まれます。そのうちの1公演をお手伝いしますので、ぜひ皆さまいらっしゃってください。どちらも過去作品からの47曲を二部に分けて演奏する3時間に渡るセットとなります。繙(ひもとか)れた楽曲は、手のひらにとまった蝶のようにひらひらと舞い飛んでいくことでしょう。

「繙(ひもと)く47曲」川手直人 ギター独奏会

主題や物語、伝えたいこと(メッセージ)を企図せずとも、練習や演奏の繰り返しなどにより、楽曲はなんらかの観念や心象を帯びます。これらを一瞥しながら、演奏を楽しむ機会があっても良いのではと思い立ちました。ギター作品集「leaving music」(2013/新作・当日発表)、「new wave」(2012)、「44」(2011)、「こまりいりまめ」(2008)から選んだ47曲を、視覚表現した演奏目録とともに、時間を遡りながらお聴きいただきます(両日とも同じ内容です)。 川手直人

11月22日(金)
会場:ブックギャラリー・ポポタム
豊島区西池袋2-15-17(JR山手線「目白」駅下車徒歩約7分)
開場 7:00pm/開演 7:30pm(中休憩30分含み約3時間予定)
入場料金:2,500円(1ドリンクとベーグル+おやつ付*/予約制:定員先着20名)
*京都・下鴨のカフェ、ユーゲの出張販売です。
問合・予約/ブックギャラリー・ポポタム(03-5952-0114)

11月23日(土)
会場:ギャラリー・セプチマ
立川市柏町3-8-2(多摩都市モノレール「砂川七番」駅下車徒歩約2分)
開場 2:00pm/開演 2:30pm(中休憩30分含み約3時間予定)
入場/1,200円(予約/当日とも)
京都・下鴨のカフェ、ユーゲのおやつ販売があります。
問合・予約/スウィート・ドリームス・プレス(info.sweetdreams@gmail.com)


この東京2デイズに併せて発表されるアルバム『Leaving Music』から3曲が公開されました。これらの曲が実際にどうひもとかれていくのか、それもまた楽しみにライブの日を心待ちにしましょう。

2013/10/07

逆まわりの音楽 その7


逆まわりの音楽、先に「その8」のほうをご紹介しましたが(こちら、10月27日です。来てネ!)、ようやく「その7」もアウトラインが整いました。会場はいつもの立川・砂川七番のギャラリー・セプチマ安永哲郎事務室と共同で企画している「逆まわりの音楽」の第7回目、今回はECMやルネ・グラモフォンから作品をリリースしてきた名うての名手が揃った北欧フリー/ジャズ・トリオの1982と、1999年の結成以来、世界を股にかけて活躍してきたエレクトロ・アコースティック・ユニットのminamo(現在もアメリカ・ツアー中!)、さらにアンビエントなギター奏者としてのたたずまいから領域を拡大させつつある津田貴司のお三方をお迎えします。秋の夜長に音と静寂、楽音と物音、360度の音世界に包まれる一夜をぜひ。平日のギャラリー・セプチマで密かな、しかしあまりにも濃密な体験ができること請け合いです。

あ、そうそう。1982のピアニスト、シグビョルン・アーペランさんは「逆まわりの音楽 その4」のときにたまたまお子さんのヨナスくんを連れてセプチマ参上、その流麗な指さばきの一端を披露してくれたのでした。そしてその夜のそのヨナスくんのアイドルっぷりを覚えてる人も多いんじゃないかな。少なくともヨナスの虜になった人は全員集合、でお願いします。

10月16日(水)立川・砂川七番 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2/多摩都市モノレール砂川七番駅より徒歩2分
1982 〜シグビョルン・アーペラン(pf)、ニルス・ウックランド(fiddle)、ウィヴィン・スカルポ(ds)〜、minamo津田貴司
開場 7:00pm/開演 7:30pm 入場料 2,000円

1982:アルバム『Pintura』の録音風景など(英語の字幕あり)


1982のライブの様子


池袋・自由学園明日館のminamoのライブ(2010年)


津田貴司:2012年5月のサウンド・パフォーマンス

Home - Nikki McClure 2014 Wall Calendar


アーティスト名:ニキ・マックルーア
タイトル:HOME(2014年壁掛けカレンダー)
サイズ:30センチ × 30センチ
紙・印刷:無酸紙に大豆インキで米ワシントン州オリンピアの組合労働者が印刷
定価:2,200円(税込) SORRY! SOLD OUT!

『スウィート・ドリームス』第2号で特集した私たちの町のアーティスト、米ワシントン州オリンピア在住の切り絵作家、ニキ・マックルーアの2014年カレンダーが届きました。シアトルからポートランドあたりまで、アメリカ太平洋岸北西部の心ある音楽愛好家、柔軟思考の活動家、意識の広い文化嗜好家のお宅を訪れれば、その多くの居間に掛かっているのがこのカレンダーです。ひと月ごとに彼女のオリジナル切り絵がひとつ使われていて、そこには例えば今年だったら「Vibrate(振動する)」「Befriend(友となる)」「Inhabit(生息する)」「Agree(同意する)」といった単語がひとつ添えられています。その絵との組み合わせもまた日々の生活のヒントとなるかもしれません。

なお、ニキ・マックルーアは過去に地元オリンピアのKレコーズより2枚の7インチをリリースし、スリーター・キニーやスローンズ、クラブスといったバンドのレコード・ジャケットにその切り絵が使われてきました。だから、きっとどこかで見かけたことがあるんじゃないかなと。


というわけで20部ほどの若干数ですが、スウィート・ドリームス・プレスで今年もニキのカレンダーを仕入れましたので販売を開始します。アメリカの国際郵便料金が高くなり、去年よりも少し高い値段になってしまって申し訳ございませんが、ニキ・マックルーアの商品の多くを扱う米バイ・オリンピアで買うよりも送料込みのお値段はお安くなると思います。ぜひ、この機会にご利用ください。

2013/09/27

逆まわりの音楽 その8


前回が7月だったから3カ月ぶりの逆まわりの音楽、やります! 今回は英ブリストルより竹馬で一時帰国しているICHIくんをキャッチアップ! さらに英リーズの555レコーディングスからリリースしていた豪州のバンド、Origamiにいたナタリー・ホワイトが渡米後にはじめた新プロジェクト、クルーズ・アンド・コーズも初見参! 迎え撃つはカシオトーン! 歌! パンチ力の塊! 我らが碧衣スイミングと、まったく予想できないような道のりで洗練のサウダーヂに到達したpagtas! 以上、びっくりマークをいつもより増量してお届けします! みんな来てネー! コレハタノシイヨ!

10月27日(日)立川・砂川七番 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2/多摩都市モノレール砂川七番駅より徒歩2分
ICHIClues and Codes碧衣スイミングpagtas(坂田律子+山田民族+庄司広光)
開場 4:30pm/開演 5:00pm 入場料 2,000円

2013/09/13

「ギャラリー・セプチマの三富栄治」の内容と配布店のお知らせ


三富栄治のアルバム『ひかりのたび』の発売もすぐ目前! ここであらためて特典CD-Rの内容と配布店をお知らせいたします。まず、気になるその内容を…。

タイトル:ギャラリー・セプチマの三富栄治(Eiji Mitomi live at Gallery Septima)
エレクトリック・ギター、キーボード:三富栄治
エレクトロニクス:shibata
録音、ミックス、マスタリング:AMEPHONE
2013年6月27日(木)に東京・立川のギャラリー・セプチマで開催された三富栄治ソロ・コンサートをほぼすべて収録

1. イントロ
2. NONE
3. 思い出
4. まちがい
5. OUR MUSIC
6. 蝶
7. BYE
8. 天国の月
9. STORY DE'O
10. ねむれいとしきひとよ
11. GIRL BEFORE MIRROR
12. あたたかい夜
13. BLUE COMB
14. 再会

アルバム『ひかりのたび』収録曲の数々も定評あるギターの独奏で多数収録されています。アルバムの優美なアンサンブルの裏側にある孤独なソロ・ギターをぜひご堪能ください。また、昨年のアルバム『Retrospective』リイシューで世の好事家を唸らせた異才、AMEPHONE氏による生々しい録音も聴きどころのひとつです。

そして、こちらの特典CD-Rはスウィート・ドリームス・プレスのウェブサイトでご予約・ご注文いただいた方のほか(スウィート・ドリームス・プレス宛のメイルオーダーのお客様用の在庫はお陰さまでなくなりました。ご希望の方は下記協力店でご購入ください。数に限りがございますので、事前に特典の有無をお問い合わせいただくことをお勧めします)、以下の協力店でもお買い上げのお客様に差し上げています。枚数に限りがありますので、ぜひお早めにどうぞ。

レコンキスタ(オンライン)、クラシックス・レコーズ(オンライン)、リルマグ・ストア(オンライン)、サンレイン・レコーズ(オンライン)、OBSCURO(オンライン)、タワー・レコード渋谷・新宿・池袋店(東京)、ディスクユニオン各店(首都圏)、雨と休日(東京)、ブックギャラリー・ポポタム(東京)、円盤(東京)、千年一日珈琲焙煎所(つくば)、カフェ・クウワ(埼玉)、オン・リーディング(名古屋)、オヨヨ書林(金沢)、ART ROCK NO.1(京都)、ガケ書房(京都)、喫茶ゆすらご(京都)、THROAT RECORDS(奈良)、蒼月書房(大阪)、HOP KEN(大阪)、ハルモニア(姫路)、ボルゾイ・レコード(鳥取)

2013/08/21

Pop Brothers from Glasgow World Premiere Tour in Japan


ダグラス・T・スチュワート(BMXバンディッツ)+ユージン・ケリー(ヴァセリンズ)+ノーマン・ブレイク(ティーンエイジ・ファンクラブ)のジャパン・ツアー2013

こちらがまず今回のツアーの発起人のダグラスさん(の若きころ)

 いつも友達と道ばたにいる変わり者のお兄さん、ヘッドフォンで耳を塞ぐシャイな同級生、仲間内のスラングでパブを揺らすおどけ者……、そんな、どこにでもいる顔見知りがはじめた音楽が世界中で愛されることがあります。


BMXバンディッツの最新アルバム『In Space』より、
シングルカットされた「All Around the World」

 1985年、スコットランド、グラスゴー近郊の町ベルズヒルの音楽ファンがはじめたBMXバンディッツもそのひとつでした。そしてそこから、ヴァセリンズやボーイ・ヘアドレッサーズ〜ティーンエイジ・ファンクラブといったバンドが次々と生まれていきます。こうして彼らと、その仲間たちのバンドが発見した「とびきりのアイデア」——それは、いわゆる「インディー・ポップ」のひな形として世界中の音楽ファンの耳をうるおし、「なにかやってみたいな」と思っていた子どもたちに楽器を手に取らせ、たとえ稚拙でも何物にも代えがたい自分なりの歌をうたわしめました。もちろん今でもその精神は多くの若者たちに受け継がれています。

そしてユージンと言えばヴァセリンズ
(右はフランシス・マッキー、BMXバンディッツの前身=プリティ・フラワーズのメンバーだった

 さて、2008年以来4度目となるBMXバンディッツの来日ツアーが今秋に決定しました。し・か・も(!)、今回はバンドの中心人物であるダグラス・T・スチュワートに加え、世界初のスペシャル編成としてヴァセリンズのユージン・ケリーとティーンエイジ・ファンクラブのノーマン・ブレイクが帯同します! イエス! 世界中に大きなスマイル・マークを手渡してきたスコットランドが誇るポップ三兄弟が日本で結集、というわけです。

 ユージン、ノーマン、それぞれのソロ・セットもまじえ、つまり、これぞポップ・グラスゴーの神髄と言えそうなライブ・パフォーマンスとなることは必至。一粒で三度おいしい、さらに各地各公演の共演バンドを含め何度でもどこでも楽しめるダグラスとユージンとノーマンのジャパン・ツアー2013、二度とないこの機会にようこそ!

で、ティーンエイジ・ファンクラブ!
(ノーマンはプリティ・フラワーズ時代からダグラスの良きパートナーです)


10月18日(金)東京・渋谷 オ・ネスト(03-3462-4420)
東京都渋谷区円山町2-3-6F
出演:ダグラス・T・スチュワート(BMXバンディッツ)、ユージン・ケリー(ヴァセリンズ)、ノーマン・ブレイク(ティーンエイジ・ファンクラブ)、ayU tokiOKETTLES
開場 7:00pm/開演 7:30pm 料金 4,000円(前売)/4,500円(当日)*ドリンク代別
チケット:会場、ローソン・チケット(Lコード:73317)、e+
予約:スウィート・ドリームス・プレス

10月19日(土)東京・下北沢 富士見丘教会
東京都世田谷区代沢2-32-2(京王・小田急線下北沢駅下車徒歩8分)
*会場への直接のお問い合わせはご遠慮ください
出演:ダグラス・T・スチュワート(BMXバンディッツ)、ユージン・ケリー(ヴァセリンズ)、ノーマン・ブレイク(ティーンエイジ・ファンクラブ)、テニスコーツ
開場 4:30pm/開演 5:00pm 料金 3,500円(予約)/4,000円(当日)
*本公演のご予約は予定枚数を終了しました。悪しからずご了承ください。

10月20日(日)東京・渋谷 7th FLOOR(03-3462-4466)
東京都渋谷区円山町2-3-7F
出演:ダグラス・T・スチュワート(BMXバンディッツ)、ユージン・ケリー(ヴァセリンズ)、ノーマン・ブレイク(ティーンエイジ・ファンクラブ)、PLECTRUM
映画:ライブ前に『Serious Drugs』(ダグラス・T・スチュワートとBMXバンディッツのドキュメンタリー映画)を午後5時より上映します(約90分)。
開場 4:30pm/映画上映 5:00pm/開演 7:00pm 料金 4,000円(予約)/4,500円(当日)
*本公演のご予約は予定枚数を終了しました。悪しからずご了承ください。

10月22日(火)松本 ALECX(0263-38-0050)
松本市深志1-2-8 NOVAビルB1
出演:ダグラス・T・スチュワート(BMXバンディッツ)、ユージン・ケリー(ヴァセリンズ)、ノーマン・ブレイク(ティーンエイジ・ファンクラブ)、クルーズ・アンド・コーズ
開場 7:00pm/開演 7:30pm 料金 3,500円(予約/当日)/学生 2,000円(学生証など証明となるものを持参ください)*1ドリンク込み
予約:nami to kaminamitokami@yahoo.co.jp)、スウィート・ドリームス・プレス
*事情により会場が「hair salon 群青」から「ALECX」に変更になりましたのでご注意ください。

10月23日(水)名古屋 Live & Lounge Vio(052-737-7739)
名古屋市中区新栄2-1-9 flexビルB2
出演:ダグラス・T・スチュワート(BMXバンディッツ)、ユージン・ケリー(ヴァセリンズ)、ノーマン・ブレイク(ティーンエイジ・ファンクラブ)、GALLOW(日高央ソロセット a.k.a. THE STARBEMS / ex. BEAT CRUSADERS
開場 7:00pm/開演 7:30pm 料金 3,800円(予約)/4,300円(当日)
予約:miette-oneスウィート・ドリームス・プレス

10月24日(木)大阪 コンパス(06-6243-1666)
大阪市中央区東心斎橋1-12-20 シキシマビルB1F
出演:ダグラス・T・スチュワート(BMXバンディッツ)、ユージン・ケリー(ヴァセリンズ)、ノーマン・ブレイク(ティーンエイジ・ファンクラブ)、Hi, how are you?
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金 3,800円(予約)/4,300円(当日)*ドリンク代別
チケット:会場、ローソン・チケット(Lコード:58430)、e+
予約:スウィート・ドリームス・プレス

10月25日(金)京都 アバンギルド(075-212-1125)
京都府京都市中京区木屋町三条下ル ニュー京都ビル3F
出演:ダグラス・T・スチュワート(BMXバンディッツ)、ユージン・ケリー(ヴァセリンズ)、ノーマン・ブレイク(ティーンエイジ・ファンクラブ)、Homecomings
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金 3,800円(予約)/4,300円(当日)*ドリンク代別
予約:会場、スウィート・ドリームス・プレス

newpop #7
10月26日(土)浜松 ZOOT HORN ROLLO(053-458-1388)
静岡県浜松市中区成子町56
出演:ダグラス・T・スチュワート(BMXバンディッツ)、ユージン・ケリー(ヴァセリンズ)、ノーマン・ブレイク(ティーンエイジ・ファンクラブ)、ryohadano
開場 6:30pm/開演 7:00pm
料金 3,000円(予約)/3,500円(当日)*ドリンク代別
*本公演のご予約は予定枚数を終了しました。悪しからずご了承ください。

すべての会場のチケット予約はスウィート・ドリームス・プレス(info.sweetdreams@gmail.com)でも承っております。お名前、希望日、枚数を送信ください。当日、前売り料金にてご入場いただけます。

協力:はしもとさゆり、富士見丘教会(東京・下北沢)、Fly-sound(東京・下北沢)、コマツヒロホ(東京・渋谷)、ao to ao(松本)、藤沢千史(松本)、sone records(浜松)

Scottish Pop Brothers: Norman Blake, Eugene Kelly and Duglas T Stewart.
BMXバンディッツのマスターマインド、ダグラス・T・スチュワートからこんな素敵な一文が届きました。
本ポストの結びとして紹介しておきましょう。

I met Norman Blake in 1969 in our home town of Bellshill. We became best friends some years later as teenagers when we discovered we had a mutual passion for the music of Orange Juice. In 1983 we met Eugene when we were all teenagers and we bonded over music and films that we liked. Since then we've had lots of musical adventures together and apart. All three of us have been members of BMX Bandits and Eugene made a single with Norman using the name of The Famous Monsters.

All these years later we still share our passion for music and although we're decades older we're in someways still like teenagers. Our shared experiences and dreams through music has given us a bond that feels closer and stronger than just friends, We have become like brothers, part of a musical family.
This tour is an opportunity to do something unique and fun together. We're coming to Japan to experience a country that we all love together and to perform each other's songs together. We've never done any shows like this anywhere before. This tour is unique. I hope we'll see you there and we'll have fun times together with you.

Duglas August 2013

ノーマン・ブレイクと出会ったのは1969年、ふたりが住んでた(スコットランドの)ベルズヒルでのことだった。僕らはその後、オレンジ・ジュースへの情熱という共通項を見つけて親友になった。1983年に僕らがユージンと知り合ったときはみんな十代で、好きな音楽と映画で仲良くなったんだ。それ以来一緒にやったこともそれぞれでやったことも含めて、僕らは随分多くの音楽的冒険をしてきた。僕ら3人はみんなBMXバンディッツのメンバーで、ユージンはノーマンとザ・フェイマス・モンスターズっていう名前でシングルをつくったこともある。

そういったひと時代が過ぎても僕らは音楽への情熱を共有し続けている。みんな歳をとっちゃったけど未だに十代のころと同じようなんだ。音楽を通して経験したこと、そしてその愛があったからこそ、僕らは単なる友達以上に近しく強く結ばれたんだろう。僕らはすっかり音楽という家族の兄弟みたいなんだ。このツアーは3人で何か特別で楽しいことを一緒にできる良い機会になるんじゃないかな。僕らみんなが愛している場所を3人で経験し、お互いの曲を3人で演奏するため日本に行くんだ。ほかのどんな場所でもこんな形でライブをやったことはないし、このツアーだけだよ。あなたと会うこと、そして最高の時間を共に過ごせることを楽しみにしています。

ダグラス(2013年8月)

最後にユージン・ケリーとノーマン・ブレイクのフェイマス・モンスターズから「Summertime」を。

2013/08/12

三富栄治『ひかりのたび』特典CD-Rのお知らせ

写真:大野利洋

9月15日にリリースを控えている三富栄治のアルバム『ひかりのたび』ですが、既にお伝えしているとおり、スウィート・ドリームス・プレスからご予約・ご購入の方にはプレゼントを用意させていただきました。それは三富栄治のライブを収めた1枚のCD-Rです。よくある特典? いやいや、これが特典にしておくにはもったいない1枚になっているんです。

で、どういう内容かというと、まず…。

1)ことしの6月に立川のギャラリー・セプチマで開催された三富栄治の演奏会(こちら)の模様がほぼ丸ごと入っています。「ほぼ」というのは、演奏を間違えた1曲を除いてすべてを収めた、ということです。計13曲、収録時間約60分。ボルゾイのshibataくんもエレクトロニクスで客演していて、また、当日は三富くんが出演している映画『TRAIL』を監督した波田野州平くんの映像もバックに流されていました(上の写真みたいに)。なので、ちょっとそういう空気も音を通して伝わってくるかもしれません。


shibataくんはASUNAくんとSHIBATA & ASUNAとしても活動中。セカンド・アルバム『Empty Park』がASUNAくんのレーベル、ao to aoからリリースされています。こちらに詳しい記事あり。

そして…。

2)当日の録音からミックス、マスタリングまで、昨年リイシューされた傑作アルバム『Retrospective』や、Amephone's attcという最高にクールなロックステディ〜レゲエ・バンドでの活動も話題のAMEPHONEさんが手がけていること! まるでその場にいるような音場もぜひ堪能いただけたらと思います。


ああ、いいなあ…。多幸感あふれるセプチマでのAmephone's attc(撮影:波多野州平)

さらに…。

3)名刺サイズのカードではありますが、上の写真を使ったジャケットもつけます。そこに写る当日の演奏模様をとらえてくれたのは写真家でもある音楽家オロロトリヒロくん。ソロだけでなく、風通しのよいチルドレンズ・ミュージック・バンド、COINNのメンバーとしても活動しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。


三富栄治が出演している映画『TRAIL』のトレイラー。
『ひかりのたび』のジャケット・アートを手がけた山口洋祐、詩を寄せる藤本徹も出演しています。

というわけでタイトルはシンプルに「ギャラリー・セプチマの三富栄治」と題した1枚のCD-Rですが、まずはこちらのスウィート・ドリームス・プレスのメイル・オーダーでご予約いただいた方にお送りします。また、アルバム『ひかりのたび』をお取り扱いいただくお店の一部でもお買い上げの際におつけできる予定です。それがどこのお店かというのは、またあらためてお知らせします。

収録曲の中にはアルバム『ひかりのたび』に入っている曲もたくさん収録されています。ここにあるエレクトリック・ギターの独奏(+α)から、どうやってアルバムの室内楽アンサンブルのアレンジに発展していったのか、そんなことを想像するのも面白いでしょうし、また、もともと三富くんの音楽のファンだった方にとっては、こちらにあるギターの独奏こそかねてから親しんできた耳なじみのあるものかもしれません。

というわけで『ひかりのたび』と『ギャラリー・セプチマの三富栄治』、どちらもぜひご一緒にお楽しみいただければと思います。ご予約方法についてはこちらのポストにあるPayPalの「Add to Cart」ボタンをクリックしていただくか、銀行振込をご希望の方は「info.sweetdreams@gmail.com」まで1)お名前、2)郵便番号+住所、3)ご自宅の電話番号、4)ご購入希望商品のカタログ番号(SDCD-016)、5)個数をお知らせいただければ、追ってこちらから振込先口座等を記した確認メールを送信いたします。

スウィート・ドリームス・プレスへのメール・オーダー、特典付きご協力店でのご購入、どちらにしても枚数はごくごく限られていますので、どうぞお早めに。それではご予約お待ちしております!

2013/08/10

Amazonでの作品取り扱いについて


 さて、急な話ではありますが、ずっと考えていたことがあります。スウィート・ドリームス・プレスは、9月15日にリリースを予定している三富栄治のアルバム『ひかりのたび』からAmazonで作品を販売しないことに決めました。

 Amazonという通販サイトは僕も利用しますし、特に反感を持つものではありません。朝に注文するとその日の夜に届くこともあって、その度に「スゴいもんだなあ」と感心させられます。なにしろ便利だし、言うまでもなく助けられている人は多いでしょう。
 スウィート・ドリームス・プレスの商品も、ディストリビューターの株式会社ブリッジを通して、そのほとんどの作品をAmazonで買えるようにしてきました。お客さんの手に入りやすくするためにはひとつでもチャンネル数は多いほうがいいだろうと考えて、今では毎月、ディストリビューターからの売り上げの3分の1から半分ぐらいがAmazonからのものになりました。そんなに大した額ではないですが、だけど、それがなくなると生活に困るぐらいの額にはなっています。でも、今後スウィート・ドリームス・プレスはAmazonに作品を流すのをやめることにしました。

 それにはいくつかの理由があります。まずひとつ目、ことしの3月に出したGofishの7インチ・シングル「レコード/いと」は、デザイン上の要請があってバーコードを入れなかったので、そのため必然的にAmazonには流れませんでした。すると、個人経営のレコード店からいつも以上に注文が入ったり、しかもその多くの場合とても熱のこもったコメントを書いて紹介してくださったり、また、特典みたいなものはつけなかったにもかかわらず直接レーベルにご予約・ご注文いただいたお客様も多くて、これはAmazonを通さなかったからというよりも(実際、Amazonに流さない旨をこちらから各小売店にアナウンスすることはありませんでした)、もちろん第一にGofishとその音楽の力、もしくは7インチというフォーマットの特色もあるとは思いますが、そのときの手応えや喜びみたいなものを、もう少し突き詰めていきたいなということ。
 レーベルとしては単純にチャンネルのひとつとして考えていたAmazonですが、いつの間にかそのせいで全体のチャンネルの数や幅を減らしていたのではないか。そんなことを「レコード/いと」をリリースした前後から考えていたのでした。

 また、3年前にスフィアン・スティーヴンスと彼が運営するアズマティック・キティ・レコーズがAmazonの過剰なディスカウント販売についての声明を出していたことも頭に残っていました。スフィアンのアルバム『The Age of Adz』がAmazonで発売と同時に極端な廉価で販売される予定になっているらしい(それはもちろんAmazonがその作品を目玉商品のひとつと考えていることなので悪い話だとは思わない人もいるでしょう)。そんな情報がレーベルの耳に入ったことに続けて「安く売れば、それだけ多くの人に聴いてもらえる。多くの人にスフィアンの音楽とその素晴らしいアルバムを紹介できる」と思いつつも「我々のアーティストがつくり上げた作品は一杯のカフェラテより高くたっていいのではないか。彼らがレコードにこめた技術、愛情、時間、そしてプロモーションやディストリビューションにはもっと高い価値を置かれてしかるべきだ」と相反した気持ちにあることを告白して、具体的な(レーベルにとっての)適正価格を示し、できれば他の店や手段で買うことをほのめかすなど、問題提起をした事件です。

 もちろん、こういったディスカウント販売はAmazon側の企業努力の一環でしょうし、レーベル側にしても卸値を大きく下げさせられるなど商品を買いたたかれたわけでもないでしょう。それにしても、昔、CRASSのようなパンク・バンドがレコードに「pay no more than...(〜円以上払うべからず)」なんてステッカーを貼って必要以上に利益を乗せる小売店を牽制した時代から三十数年が経って、さて、今ここにある安さはとても複雑で貪欲なものになってしまいました。ちなみに、スウィート・ドリームス・プレスはそういうのがあまり得意ではありません。

 また、Amazonのリストにない本を集めて紹介するという、ユトレヒトの江口宏志さんらがやっている「nomazon」という仮想ブックショップの試みや、円盤の田口史人さんが自作の小冊子『ホワイトハウス〜オズディスクの全作品〜』の序文で書かれていた以下のような文章も念頭にありました。

「(略)100位まであるチャートだったら101位を聞いてみたいという気持ちだったのです。そして、その101位を示すことは、100位までしか認識されていない世界を常識と捉える人に対して何か一石投じられるのでは、というようなことを考えていたように思います」

 というわけで、なんでもある、なんでも揃っている、自分の知らないものも「この商品を買った人はこんな商品も買っています」とおすすめしてくれる便利なAmazonは僕も認めます。ですが、果たしてスウィート・ドリームス・プレスがいるべきはそこなんだろうか…。言ってみれば単なる個人レーベルですし、もとから脇道のほうに興味がありました。なんでもあるように思われているところこそ、なんでもあるわけじゃなかったりするのでは…。

「自分の知り合いの誰かが音楽をつくっている。そこが最高だったの」 ニキ・マックルーア(『Sweet Dreams』第2号より)

「好みとちがう、望みとちがう、面白いじゃない、面白いじゃない」(テニスコーツ「違相」より)

 もちろん、できればスウィート・ドリームス・プレスの立場に近い個人経営の小売店舗、苦境に立たされているレコード店で買ってほしいという思いもありますし、これを機にレーベルのメイル・オーダーであれバンドの物販テーブルからであれ、直接買ってもらえると非常に助かるという苦しい台所事情もあります。とにかく、直接買っていただいたりお問い合わせいただいたりしたほうが気が楽です。それも今回Amazonでの取り扱いを終了する大きな引き金のひとつでした。
 それにAmazonじゃなくたって、少し検索に時間をかけて吟味し、あと余分に数クリックするだけで同じものを手に入れることができるのです。それはスウィート・ドリームス・プレスのメイル・オーダーでもいいし、あなたの知らない他のレコード店のオンラインストアでも可能です。また、どこかお出かけのついでにスウィート・ドリームス・プレスの取り扱い店(こちらにリストがあります)に寄って「〜のCDありますか?」と訊いたり、そのぐらいの多少の手間があるというのも悪いことではないでしょう。むしろ、その手間が僕らや僕らの身の回りを動かしているのだということを忘れないためにも。

 なお、過去にリリースして既にAmazonで取り扱っていただいている旧譜、バックナンバーについても段階的に掲載データの削除を探っていく予定です。その際にはあらためてお知らせいたします。また、8月中を目標にスウィート・ドリームス・プレスのホームページからウェブストアを独立させてリニューアルしますので、その開店にもご期待いただければ幸いです。メイルオーダー限定のアイテムやお土産なども用意していますので、どうぞお楽しみに。

 それでは、今後ともスウィート・ドリームス・プレスをよろしくお願いします。ひとつの試み、ささやかな悪あがきとして、少しでも気に留めていただければこれ幸い、です。

2013/08/09

三富栄治 - ひかりのたび


アーティスト:三富栄治(みとみ・えいじ)
タイトル:ひかりのたび
カタログ番号:SDCD-016
発売日:2013年9月15日
収録曲数:11曲
パッケージ:ジュエル・ケース(4パネルの厚紙フロントカード)
アートワーク:山口洋祐
寄稿:藤本徹

定価:¥1,800+税
ご購入はこちらから
淡く郷愁をさそう室内楽アンサンブルという新境地に達した
官能と陰影のギタリスト、三富栄治の4thアルバム

写真:三田村亮

 たおやかなフルートのメロディからはじまる『ひかりのたび』は、しかし、勇気を振りしぼって不安を拭い、汗かきべそかき自分と対峙し、出会いがあり別れがあり、と、そのような局面をいくつも慈しむように見つめながら進みます。ほとんどの旅につきもののそのはじまりの心細さ、しかしそれもあとから振り返ればこれほど美しいものはないでしょう。思い出は甘美なもの、エレクトリック・ギターの独奏からはじまった主人公、三富栄治の記憶の底に光を当てれば、その周りをいま豊かな光ーーアンサンブルが包んでいるのが見えるかもしれません。

 竹村延和が主宰するチャイルディスクよりリリースした過去3枚のアルバムーー『Futuredays』(2003年)、『1st』(2005年)、『Planet』(2007年)ーーで、孤独なソロ・エレクトリック・ギター演奏(それこそローレン・マザケイン・コナーズやダグ・マッカムのブロークバックと比較されるような……)を披露してきた三富栄治ですが、本作では心機一転、triola、石橋英子やジム・オルーク、オオルタイチらのバンド・メンバーとして知られる波多野敦子(ヴァイオリン他)、GOMES THE HITMAN、NOA NOAの上野洋(フルート他)、NRQやsingo02歪曲楽団を支える服部将典(コントラバス)、トクマルシューゴやスッパバンドほかで大活躍中の岸田佳也(ドラムス他)といった手練の演奏家たちを招集して合奏する新境地に挑んでいます。

 トレードマークであるギターの独奏は2曲と控えめながら、コンポーザーとしての三富栄治の素晴らしさをこれほどよく伝える作品もないでしょう。昨年にはTEASIのメンバー(ベース)となり、演奏家として、また作曲家としてグッと幅を広げた音楽家が新たに踏み出した一歩、その新たな一歩の輝きに彼のこれまでの歩みが透けて見えるまるでひとりの人生のような作品、それが、この『ひかりのたび』です。

Tracks:
1. 風の舟
2. 蝶
3. 渡り鳥
4. 思い出
5. あたたかい夜
6. みずのワルツ
7. 再会
8. 小さな音楽会
9. ねむれいとしきひとよ
10. 天国の月
11. まちがい

2013/07/31

松井一平:『はじめからないもの』のお知らせ


精力的な松井一平氏(TEASIわすれろ草)、つくば市の千年一日珈琲焙煎所での『そのた めの メモ』に続く個展が早くもはじまります。

松井一平個展『はじめからないもの』
STENPORT(058-264-0116)
岐阜市住ノ江町1-17
会期:2013年8月2日(金)〜8月31日(土)
時間:11:00am〜6:00pm
定休日:日曜日(さらに8月13〜15日もお休みとなります)

さらに関連イベントとして寺尾紗穂さんの音楽に一平くんがドローイングを寄せるライブ「おきば」も岐阜の展示会場近くと、福井県敦賀市の2公演が決定。新しくつくったTシャツやトートバッグ、また『おきば』と題して寺尾紗穂さんとつくった自主制作の画文集も会場で販売されているはず。ぜひお帰りのときに手に取ってみてください。

「ぎふのおきば」寺尾紗穂 with 松井一平(ドローイング)ライブ
8月3日(土)岐阜 nakaniwa(058-263-3720)
岐阜市吉野町3-17(STENPORTより徒歩圏内)
開場 6:00pm/開演 7:00pm
入場料:3,500円(ドリンク付)
予約:nakaniwa (info@pand-web.com

「つるがのおきば」寺尾紗穂 with 松井一平(ドローイング)ライブ
8月4日(日)敦賀 pinon pinon(0770-22-5162)
敦賀市鋳物師3-28
開場 5:30pm/開演 6:00pm
入場料:2,000円(予約)/2,300円(当日)
予約:pinon pinon (pinon-pinon@nifty.com


寺尾紗穂さんの最新ミュージック・ビデオはジョニ・ミッチェルのカバー曲「A Case of You」、ディレクションを高い山の山野英之さんが手がけ、ドローイングで松井一平も登場します。とても胸に残るビデオですので、ぜひ見てみてください。

ギャラリー・セプチマで夏休み最後の…


いつもの立川の砂川七番のギャラリー・セプチマで夏休み最後の1日を。

ドゥリンジ・オゥから紹介されたシワ(시와)さんという韓国の女性シンガー・ソングライターをお迎えして(パクくん曰く「韓国のニカさんって感じかなあ…」とのこと)、さらにてぬぐい+萬年将人さん(フジワラサトシのアルバム発表記念コンサートのときの萬年さんと佐立さんのデュオ、とてもよかったんよね)、そして同じくフジワラサトシバンドの欠かせないプレイヤーのひとりでもあるkyoooさんの3組でゆっくりとやります。終演も7時過ぎと早いし、せっかくなので皆で持ち寄ったり、出し合ったり、分け合ったりして最後まで楽しんでいただけたらと思います。みんな来てネ!

8月18日(日)立川・砂川七番ギャラリー・セプチマ
出演:シワ(시와)、てぬぐい萬年将人kyoooフジワラサトシ
開場 4:00pm/開演 4:30pm 入場料 1,200円
お問い合わせ:スウィート・ドリームス・プレス


こちらシワさんの「ラララ(랄랄라)」という曲


こちらはてぬぐいのアルバム『ki ki na shi』のダイジェスト版


 kyoooさんの「春風」を三鷹おんがくのじかんより


そしてkyoooさんとのデュオ・セットに臨むフジワラサトシで「Closing Time」

2013/07/16

フジワラサトシと雪舟えまと戸井安代の「夏の虫」ビデオ


フジワラサトシ『い、のる』レコード発表記念コンサート、蓋を開けて見れば盛況、大盛況のお客様で本当にありがとうございました。フジワラくん、ドラムの宮本善太郎さん、チェロのshibacojiさん、バイオリンのkyoooさん、ピアノのイノウエユキコさん、さらにトロンボーンの並木万実さんとクラリネットで戸井安代さんを迎えたセプテットの音の波、スペシャル・ゲストの雪舟えまさんとmmm(イエーッ!)。そして共演の佐立努さんと萬年将人さんのデュオ、いつもお世話になってますのPAのFly-soundの福岡さんと田村さん、もちろん富士見丘教会の方々と、そして何よりも暑いなか汗をかきかきお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました。これからまたふと思い出すのが楽しみな、そんなライブだったよね、ね、ね。

さて、昨日のライブの一番最後で照明を落として窓越しに上映した映像が、上の「夏の虫」です。小さなライトを頼りに雪舟さんがフジワラくんと歌った曲、ぜひ夏の一日の名残としてご覧ください。昨日は演奏にも加わり、またスタッフとしても縦横無尽に活躍した戸井安代さんが影絵とすべての制作を手がけています。彼女は過去にトクマルシューゴ、ザ・夏休みバンドやyojikとwandaなどのミュージック・ビデオを手がけているので覚えている人も多いんじゃないかな。

それでは皆さま、どうぞよい「夏の虫」の夏をお過ごしください。最後になりましたが、暑中お見舞い申し上げます。

2013/06/26

松井一平:『そのた めの メモ』のお知らせ


アワ・パル、松井一平くん(TEASI、わすれろ草)の絵の展示が今度は茨城県つくば市で開催されます。都内からつくばへはつくばエクスプレスに乗って秋葉原や北千住から1時間弱、ちょっと足を伸ばすにはちょうどいい距離かもしれません。今までにない画風の新作の数々、さらにクロージン・パーティーでは寺尾紗穂さんのライブに一平くんのドローイングが重なります。皆さまぜひお誘い合わせの上どうぞ。

松井一平個展『そのた めの メモ』
Ippei Matsui solo exhibition "sonota meno memo"
千年一日珈琲焙煎所(029-875-5092)
つくば市天久保3-21-3 星谷ビルF・G
会期:2013年7月11日(木)〜21日(日)
時間:11:00am〜7:00pm
*会期中無休(日曜日は午後6時まで/最終日は午後4時まで)

クロージング・ライブ
寺尾紗穂 with 松井一平ライブ・ドローイング『つくばのおきば』
会場: つくば食堂・花(029-879-9873)
つくば市上野700-5
開場 5:00pm/開演 6:30pm
入場料 3,000円(フード付)
予約:千年一日珈琲焙煎所(e-mail: 1001coffee@gmail.com

2013/06/16

フジワラサトシ『い、のる』レコード発表記念コンサート、と、その他のライブ情報

アートワーク「い、のる」by nico

 さて、お待たせしました。フジワラサトシのアルバム『い、のる』の発売から早2カ月、ご好評いただいているにも関わらず(どうもありがとう!)「アルバム参加メンバーでのライブは東京でやらないの?」と一部の方をヤキモキヤキモチさせてきましたが、ようやく準備が整いました。

 ことしの1月、豪雪の夜にGofishトリオの『とてもいいこと』発売をお祝いした東京・下北沢の富士見丘教会でフジワラサトシ『い、のる』のレコード発表記念コンサートを催します。アルバム『い、のる』を録音した宮本善太郎(ドラムス)、shibacoji(チェロ)、kyooo(バイオリン)、イノウエユキコ(ピアノ)の4人が集まり、クインテット編成で『い、のる』を演奏します。さらに数人、この日だけの特別なゲストをお迎えする可能性もないとかあるとか。とまれ、蝉時雨に溶けていく夏の夕方のフジワラサトシクインテットの演奏、考えただけでほら、きっと想像してしまうあの「感じ」があるでしょう? 共演にはLuis Nanookほかの活動で知られるシンガー・ソングライターの佐立努、もちろん冷房完備でお待ちしてます。場内は飲食禁止だけど、その分終わってからの楽しみが増すんじゃないかな、と。それでは会場でお待ちしております!


誰かと会話したり誰かに触ったり。
実際には想ってから実行するまで0コンマ何秒で終わる、
そんな何気ないにも満たないような出来事にも、色んな想いや逡巡や意志がある。
その積み重なりが生活だったりする。
フジワラさんの音楽は、その些細な瞬間を1000倍に引き延ばしたようだ。
大切に頑固に。
もうそれは、生活への祈りだ。

HOPKEN 杉本喜則


フジワラサトシ『い、のる』レコード発表記念コンサート

7月15日(月・祝)東京・下北沢 富士見丘教会
東京都世田谷区代沢2-32-2(京王・小田急線下北沢駅下車徒歩8分)
*会場への直接のお問い合わせはご遠慮ください
出演:フジワラサトシ(フジワラサトシ宮本善太郎+shibacoji+kyooo+イノウエユキコ)、佐立努
開場 4:30pm/開演 5:00pm 料金:2,000円(予約)/2,500円(当日)
予約:スウィート・ドリームス・プレス(info.sweetdreams@gmail.com
お名前とご希望の枚数をお知らせください。追って確認メールをご返信いたします。なお、ご入場は当日の先着順となります。
協力:富士見丘教会、Fly-sound

さらに下記のライブも決定しました。こちらもぜひ足をお運びください。

6月24日(月)東京・八丁堀 七針(070-5082-7581)
東京都中央区新川2-7-1オリエンタルビル地下
出演:フジワラサトシ、ドリンジ・オゥ
開場 7:30pm/開演 8:00pm 料金:1,500円

7月27日(土)京都 喫茶ゆすらご(075-201-9461)
京都市上京区仁和寺街道七本松西入二番町199-1
出演:フジワラサトシ、ふくらはぎばたけjugz
開場 5:30pm/開演 6:30pm 料金:1,500円(予約)/1,800円(当日)

Ryan Francesconi & Mirabai Peart Japan Tour 2013


 下でも告知しましたが、スウィート・ドリームス・プレスより『パラブルズ』と『ソングス・フロム・ザ・シーダー・ハウス』(ウード奏者のケーン・マティスとの共作)という2枚のアルバムをリリースしているギター奏者、ライアン・フランチェスコーニの3年ぶりの来日ツアーが決まりました。

 彼はジョアンナ・ニューサムのバック・バンド(ザ・Ys・ストリート・バンド)の一員として活動していて、これまで彼女の来日ツアーにも二度同行し、アコースティック・ギターにブルガリアン・タンブーラにその流麗な腕前を惜しみなく披露してくれていました。特に彼の実力を広く世に知らしめたのは、ジョアンナ・ニューサムの3枚組大作アルバム『Have One On Me』(2010年)でのオーケストラ・アレンジでしょうか。ジョアンナのスケールの大きな歌世界をさらにドラマチックなものにすることに貢献したそこでの彼のアレンジ力は多いに賞賛されることになります。

 また、ライアンは以前RFという名でエレクトロニックな音楽を制作し、国内でもplopがリリースして大きな人気を博したアルバム『Views of Distant Towns』を含め3枚のアルバムをリリースしていますし、また、ほかにも女性シンガー、リリ・デ・ラ・モーラとの淡いドリーム・ポップ・デュオでアルバム『Eleven Continents』も残しています。

 こういった幅広い音楽性は、以前「ライアン・フランチェスコーニ氏の雨の素」と題した記事(こちら)で彼の2010年当時のお気に入り曲を紹介したのでぜひ読んでみてください。演奏家としてのライアン・フランチェスコーニをインスパイアし続けてきたトルコ〜ブルガリア音楽からバロック、マリ共和国のコラから身近なインディー・ロックまで、その気高い折衷趣味は彼の音楽をより深く楽しむヒントを与えてくれるかもしれません。

 さらに、今回の来日ツアーは同じくジョアンナ・ニューサムのバック・バンドの一員だったバイオリニストのミラバイ・パートも同行して、息のあったアンサンブルを披露してくれるはず。彼女との共作は『Road to Pailos』というアルバムを実らせて英ベラ・ユニオン(ちなみにコクトー・ツインズのサイモン・レイモンドとロビン・ガスリーが運営しているレーベル)からリリースされ、素晴らしい評価を得ています。

 それでは各公演、各会場でライアン・フランチェスコーニとミラバイ・パート、素敵なカップルがあなたをお待ちしております。ふたりが愛する米太平洋岸北西部の森の香りを胸いっぱい深呼吸しにおいでください。


7月19日(金)東京・八丁堀 七針(070-5082-7581)
東京都中央区新川2-7-1オリエンタルビル地下
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート、ホンタテドリソフィー・ハッチングス
開場 7:00pm/開演 7:30pm 料金 2,200円(予約/当日とも)
予約:七針

逆まわりの音楽 その6
7月20日(土)東京・立川 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2/多摩都市モノレール砂川七番駅より徒歩2分
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート、FilFla佐立努三富栄治波多野敦子齋藤紘良&ミラージュ楽団
開場 4:30pm/開演 5:00pm 料金 2,000円(予約/当日とも)
予約:スウィート・ドリームス・プレス安永哲郎事務室ギャラリー・セプチマ

HUTU x flau presents FOUNDLAND
7月21日(日)東京・原宿 VACANT(03-6459-2962)
東京都渋谷区神宮前3-20-13
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート、ジェームス・ブラックショウダスティン・ウォング
開場 4:30pm/開演 5:00pm
料金 3,000円(予約)/3,500円(当日)*ドリンク代別
予約・問い合わせ:flau

7月24日(水)大阪・西九条 FLOAT
大阪市西区安治川2丁目1-28 安治川倉庫
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート、津田貴司、omoidemaigo
開場 7:00pm/開演 7:30pm 料金 2,000円(予約)/2,300円(当日)
予約・問い合わせ:sukima industriessukimaindustries@gmail.com

ART ROCK NO.1 presents “SPECIAL ART VOL.17”
7月25日(木)京都 OIL(075-241-1355)
京都市中京区麩屋町通三条下る白壁町442 FSSビル6F
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート、ジェームス・ブラックショウ、林拓
開場 6:30pm/開演 7:30pm
料金 2,500円(予約)/3,000円(当日)*ドリンク代別
予約・問い合わせ:ART ROCK NO.1

7月28日(日)北海道・釧路 ジス・イズEST(1F)
北海道釧路市栄町8-1
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート
開場 7:00pm/開演 7:30pm 料金 2,000円(予約/当日とも)
予約・問い合わせ:ジス・イズEST(090-6445-9456/営業時間14:00〜18:00外のお問い合わせはご遠慮ください)

協力・共同主催:flau(八丁堀、原宿、京都)、七針(八丁堀)、Inpartmaint Inc.(八丁堀)、安永哲郎事務室(立川)、ギャラリー・セプチマ(立川)、HUTU(原宿)、sukima indutries(大阪)、ART ROCK NO.1(京都)、中西良之(釧路)

2013/06/06

逆まわりの音楽 その6


実はスウィート・ドリームス・プレスでいろいろ出してきたCD作品の中でもアルバム『パラブルズ』が隠れたロングセラーとして好評いただいているライアン・フランチェスコー二が公私ともに渡るパートナーのバイオリニスト、ミラバイ・パートと一緒にこの夏日本にやってきます! 前回のライアンのソロ・ツアーが2010年の秋のこと(ちなみにこんな日程、同じ年の2月にはジョアンナ・ニューサム・バンドの一員として来日してたし、そういえばあのときのユニット公演、ジョアンナにみんな待たされたネエ…:笑)だから、もう3年経つんだね。


今回は「北海道をミラバイとふたりで自転車ツーリングしたい!」という裏の目的があるので公演数は控えめですが(ふたりは自転車が趣味で、それはこんな最新ビデオからも伝わってくるでしょう)、まずは東京3公演のうちのひとつをスウィート・ドリームス・プレスと安永哲郎事務室、そしていつものギャラリー・セプチマの三者で企画します。はい、逆まわりの音楽、その6です。


多分、季節も夏そのものになっていると思うので、バーベキューか花火かスイカ割りか、なにかそんなものがないとも限りません(もちろん参加者の方でなにかお持ちいただいても面白いでしょう、ネ!)。ブルガリア民謡やバロック〜古楽、ブルーグラスやフォーク音楽を細い糸でつなぎ合わせていくような静謐なソロ・アコースティック・ギター音楽をぜひお楽しみください。真夏の夜、静かに静かに耳を傾けながら過ごすのも、きっとオツなものですよ。


逆まわりの音楽 その6
7月20日(土)東京・立川 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2/多摩都市モノレール砂川七番駅より徒歩2分
出演:ライアン・フランチェスコーニ&ミラバイ・パート、FilFla佐立努三富栄治波多野敦子齋藤紘良&ミラージュ楽団
開場 4:30pm/開演 5:00pm 料金 2,000円(予約/当日とも)