2012/12/11

LE TON MITÉ - Kumokokudo


アーティスト:LE TON MITÉ(ル・トン・ミテ)
タイトル:クモコクド(雲国土)
カタログ番号:SDCD-013
発売日:2012年12月15日
収録曲数:37曲
パッケージ:A式紙ジャケ(シングル)+B3サイズ・ポスター仕様歌詞カード

定価:1,800円+税 *Sorry, This item is out of stock now.
マクラウド叔父さんが夢見る雲のユートピア
雲国土をめぐる37 のカラフルでキュートな傑作ショート・ショート集

1973 年、米アーカンソー州に生まれ、成長してワシントン州オリンピアの名門(迷門?)エバーグリーン・カレッジの門を叩き、Kレコーズキル・ロック・スターズ周辺の紳士たち(キャルヴィン・ジョンソンディアフーフフィル・エルヴラムカール・ブラウら)と邂逅、音楽と活版印刷の職人として名を上げるも、その後ベルギーに漂着してクラムド・ディスク勤務のかたわらホテル・ラスティークなるゲストハウス兼ギャラリー印刷工房を運営、ユーモラスなパフォーマンスとカラフルなファッションで世界を旅するマルチ・タレント、マクラウド・ズィクミューズのソロ・プロジェクト=ル・トン・ミテの最新作が、つ・つ・ついに完成しました! そのスジの方には知られている通り、2008 年と2010 年に来日してマヘル・シャラル・ハシュ・バズダルガリーズテニスコーツyumbo らとの交流を温めたマクラウド叔父、その経験と交歓は本作をして「雲国土」なるユートピアを夢想させたのでした。

時折、カタコトの日本語も織り交ぜながら、英語/仏語の歌詞をパパパッと開花させるキュートなアヴァン・ポップが何と37 曲。俳句のような短歌のような、お花見のようで流しそうめんのような、そしてお年玉のようで線香花火のような愛らしい楽曲たちは必ずやリスナーの心をパチンと軽快に弾くでしょう。ゲスト陣も日本ではウィンドベルが紹介しているアールト(ARLT)からエロイーズ・ドゥカーズ、ほかにもロンリー・ドリフター・カレンのマーク・メリア・ソルヴェリウスやオケ(Hoquets)のフランソワズ・シュルツなど、ベルギー~フランス界隈の新たなアヴァン・ポップの好サンプルにもなっています。

なお、このル・トン・ミテ、国内では2009 年にPWRFL Power こと野村和孝主宰のハーフ・ヨーグルト/プレーン・ヴィレッジがアルバム『21 Chansons』をリリースしたり、また、マクラウドさんは弊社刊『Sweet Dreams』のレギュラー寄稿者のひとりでもあります。この機会にお見知りおきを!

Tracks
1. Le Vent souffle donc les feuilles dansent
2. Le Pain
3. Pavillon
4. Carré
5. Go Yen
6. I Grec
7. Le Canard
8. Abricot d'argent
9. La Nuit avant le jour où on hurle le nom de la ville dans les rues
10. Institut franco-japonais du Kansai
11. Osmanthus Fragrans
12. The Bird
13. La Brèche
14. Caillou
15. Foire de poterie
16. Thermes
17. Les Nouilles
18. La Mer nous appelle
19. Bears
20. Ombrage
21. Personne n'a compris
22. Train à 5 heures
23. Volcan
24. Volcan (live)
25. Ganja
26. Une Histoire de la soupe
27. Aube
28. On était les dieux
29. Bises
30. Autel Rustique
31. Café Carré
32. Sanbesan
33. Nuit Blanche
34. Les Corbeaux et le feu de Saint-Elme
35. Le Dernier Jour
36. Le Vent (outro)
37. Les Frites



2012/12/07

マクラウド・サンタさんからの『クモコクド』特典発表!


ル・トン・ミテのアルバム『クモコクド(雲国土)』リリースも目前ですが、マクラウド・サンタさんからプレゼントが届きました! ご予約者の方、また、スウィート・ドリームス・プレスのメイルオーダー・サービスを利用して『クモコクド』を購入しようとお考えの方にまたとない朗報です。なんとマクラウドが自身のレーベル、ホテル・ラスティークからリリースした2アイテムを「CDを買ってくれた人にプレゼントしよう!」とのこと。


ひとつはCD版『クモコクド』の愛すべき邦訳盤とでも言うような7インチ。マクラウドとかねてより親交の深いとびきりの日本の5組がアルバム『クモコクド』収録曲からのカバーを寄せているコンピレーションです。yumbo工藤冬里さんが「La Breche」、川手直人さんが「Ombrage」、そして大谷直樹さんが「Caillou」を。さらにB面に裏返すと合唱隊のうんどらを迎えたテニスコーツが「Autel Rustique」を「まよっちゃか」として披露しています。オレンジ色の透明盤、さらにスリーヴは広げると大きなポスターに。オレンジと若草色の2色印刷もマクラウドらしい一品です。

スリーブは広げるとこのような大判ポスターになります。

そして「DECAZES/ZICMUSE」名義のカセットのほうは『La mer nous appelle』というタイトルで16曲収録、タイタニック号の沈没から100年の日に録音されたもののようです。本作もCD盤『クモコクド』とセットになる作品のようで(タイトル曲は『クモコクド』に収録されています)、ARLT(アールト)のエロイーズ・ドゥカーズとの共作となります。なお、ジャケットはマクラウド自ら1枚1枚活版で印刷したもの。これまたファン心をくすぐる一品です、よね。


と、どうですか皆さん! 余りに特典が豪華過ぎてちょっとためらっちゃったぐらいなんですが、マクラウドにもあらためてご意見うかがい、そしたら「やっぱりこの機会に『クモコクド』をぜひ手にとってもらいたいんだ!」というわけで、上記の2アイテムを特典としてお付けすることになったのでした。

アーティスト名:ル・トン・ミテ
タイトル:クモコクド(雲国土)特典付き
ご注文数が予定数に達しましたので受付を終了いたします。
発売日:2012年12月15日
カタログ番号:SDCD-013
価格:1,890円(本体1,800円)
パッケージ:A式紙ジャケット(シングル)
収録曲数:37曲

ただ、それぞれ数に限りがございます。というわけで最初の先着25名様には7インチとカセットをセットで、次の先着25名様(つまり26~50番目にご注文いただいた方)には7インチのみお付けします。最初の25名様、その次の25名様とも予定数に達しましたので受付を終了いたします。ありがとうございました!

ご予約/ご購入を希望される方は「info.sweetdreams@gmail.com」まで、1)お名前、2)郵便番号+ご住所、3)電話番号、3)ご希望の商品名、4)ご希望の枚数、5)希望のお支払い方法(指定の銀行口座へのお振込み、もしくは現金書留)をお知らせください。折り返し、スウィート・ドリームス・プレスより送金先などを添えた確認メールをお送りします。

また、PayPalをご利用の方は、上にある「Add to Cart」ボタンをご利用の上、通常のショッピング同様の方法でご送金ください。どちらも入金の確認をもってご予約成立とさせていただきます。もちろん、スウィート・ドリームス・プレスのほかの商品を併せてご購入いただくことも可能です。

なお、発送日ですが、実はマクラウドさん、今7インチのポスター・スリーブを1部1部頑張って折っているようです。多少、作業が遅れているようで発送が『クモコクド』のリリース日を過ぎてしまう可能性がございますので、あらかじめご了承ください。

では、ご予約・ご注文、じゃんじゃんお待ちしてます! メリー・クリスマス!

2012/12/06

ル・トン・ミテ(マクラウド・ズィクミューズ)のショート・インタビュー


マクラウド・ズィクミューズ、ひいてはル・トン・ミテについてこれ以上言葉を費やして説明するのも無粋ではありますが、彼のこれまでの歩みや思想を少しでもつかんでもらうために簡単なインタビューをしてみました。日本の音楽のこと、そしてこの度1枚のアルバムとしてまとまった「クモコクド(雲国土)」のこと、また音楽そのものについて彼の考えを端的に知る良い機会になればと。にしてもマクラウド、やっぱり面白い人だなあ。

■日本の音楽や文化に造詣が深いあなたですが、興味を持つようになったきっかけは? 2003年にマヘル・シャラル・ハシュ・バズが米西海岸ツアーを敢行しましたが、そのときに彼らと出会ったことも大きな契機のひとつだったのでしょうか?
□日本との最初の出会いは地図を通してだったね。子どものころ部屋中に地図を貼っていたんだ。日本やいろんな国、山や丘や湖の地理を思い浮かべながら何時間も過ごしたな。それにおじさんからの沖縄土産も。好奇心を誘う物、神秘的な物、宝石箱とか仮面とかね。つまり、そうやって子どものときから自分の内に種が植えられたんだね。
 で、十代になると音楽への興味が芽生えて、最初に耳なじんだ日本の音楽が坂本龍一がデヴィッド・シルヴィアンとやっている作品だった。それから図書館や何かで働くようになって日本の「伝統的な音楽」をもっと聴くようになって、日本の音楽は自分の音楽愛の大事な一部になっていったんだ。そしてまたそれは僕ら人間がどのように自分たちを表現するかについてのひとつの調査だった。すべてを備える文化などなく、自分たちの耳をアフリカ、アジア、アメリカ、ヨーロッパに大きく開くことで学べることが多くあるんだよね。
 日本のアンダーグラウンドのアーティストは知っていたし、オリンピアに住んでるときに日本の友達も数人できた。そういう点でも北西部の音楽シーンには感謝してる。特にザ・カーテンズ(元ディアフーフのクリス・コーエンのグループ)とアリントン・デ・ディオニソ(元オールド・タイム・レリジョン、現マライカット・ダン・シンガ)を通して僕はディアフーフとそのシンガーであるサトミさんと出会えたんだからね。あと、シアトルにいたNaっていうバンドも好きだったし(日本からの留学生で構成されたグループ。僕が野村和孝さんと知り合ったのも彼らを通してだった)、二階堂和美さんもアメリカをツアーしていた(2003年)。もちろん2003年のマヘル・シャラル・ハシュ・バズのツアーは重要だったね。そのときに工藤冬里さんとマヘル・シャラル・ハシュ・バズの面々に会って、ル・トン・ミテとしてオリンピアで共演したんだ。
 そのコンサートのあと、彼らはKレコーズの「大部屋」と、そのとき僕が作業していた隣の活版工房でレコーディングしたんだ。そうして必然的にさやさん、植野さんと知り合って(そのときテニスコーツはオリンピアでは演奏しなかった)、大谷直樹さんや皆さんとも知り合えたんだ。僕は遅くまで起きてて、彼らのノリは自分たちのとはちょっと違うなって感じてた。でもなぜか彼らのことは家族みたいに思えたんだよね。工藤さんはバスーンのソロ・コンサートに来てくれて、僕も録音に参加しないかって声をかけてくれたんだ。こうしてお互いでシェアし合うリレーションシップがはじまったんだよね。超自然的経験だった。

■ル・トン・ミテはそもそもどうやってはじまったんですか?
□ル・トン・ミテはパンク・ロックの理想主義の持続を目指してはじめたんだ。僕にとってパンク・ロックは音楽の自由、音楽の新しいつくり方を見つけることだった。それは個人的な音楽で、楽器の弾き方の探求でもあったね。そういったものが自分にとってのパンクだった。ベースとギターを何年も弾いて革新的「ノイズ音楽」をつくったあと、逆に「ノイズから生まれた音楽」をつくってみようって思いついたんだ。それが1998年のことだった。1本のカセットをまずはリリースしてね。そのときのグループは僕だけだったんだけど、2台のカシオSK1と2台のマイクロカセット・レコーダーではじめたんだ。そこから「虫の食った(古くさい)トーン」を表わすためにこの名前「ル・トン・ミテ(仏語で「虫の食った音色」の意味)」を思いついた。アーカンソーのリトル・ロックでコンサートを2回やって、それからオリンピアに引っ越して時々コンサートをやるようになって、でも、そのころはそれぞれのライブにテーマがあってひとつひとつが全然違ってた。1回のパフォーマンスのためだけに曲をつくってね。ダンテの『神曲~地獄篇』、水位の上昇(「ヴェニスへの備え」)や『フラットランド~多次元の冒険』っていう本をテーマにしたり、ちなみにマヘルとのコンサートは火星がテーマだった(火星大接近の時期だった)。そうして2004年には曲を演奏するようになってツアーもはじめ、このプロジェクトがよみがえったんだ。だから生まれは南部だけど育ちはオリンピアなんだよね。

■『クモコクド』というタイトルは「八雲立つ出雲の国」を思わせるのですが、あなたは実際に日本にきて出雲地方を旅行されてましたね。出雲に限らず、あなたにとって日本の田舎の魅力はどういうものですか?
□アメリカ/ヨーロッパでホーボーだった数年を終え、ある美しい間違いがあって僕は日本にやってきた。僕がそれまで暮らしたオリンピアや他の町と似ているかどうかは意見が分かれるだろうけど、僕はすぐになじんだんだよね。山々、海、それから興味を惹かれる人たちに。杉は子どものときに過ごしたレッドウッドの森を思わせたし、すべてのものがふさわしい場所にあるように見えた。僕にとっては森や海岸は自分をリフレッシュさせ新しい自分に生まれ変わる場所なんだ。においや景色、苔も巨木もすべてが僕をリフレッシュさせてくれる。時々、迷子になって道を外れて、クモの巣や岩、木や竹藪を見つけるのも素敵なことだしね。人間は人口の多い町に住んで、他の空いた空間は野生に任せるべきじゃないかな。幾つかの点で田舎暮らしは世界中どこも似通ってるよね。時間の流れがゆったりとして仕事はもっと肉体的なものになり、季節の移り変わりにも敏感になるしね。
 僕にとって『クモコクド』は田舎と都会の両方。日本、ベルギーとアメリカの間にあるどこかの土地のことで、他人と分かち合った復興と内省の体験なんだ。

■活版印刷の職人、パフォーマンス・アーティスト、レコード・レーベルのスタッフ、グラフィック・デザイナー……あなたはとても幅広く活動されていますが、その中でも特に音楽に惹かれる理由は何ですか? 音楽でしか託せない感情、音楽でしか表現し得ないものとは。
□そうだね。僕はたくさんのプロジェクトに関わってる。人生は種々の体験と芸術の積み重ねなんだ。それらはみな等しく重要で同じように僕の人生を形成してくれた。
 音楽も卓絶したアートのひとつだね。時間の外側で存在していて、僕の場合、音楽を奏でると「クモコクド」のようなところ、もはや時間が存在しない場所に足を踏み入れてしまうんだ。だから僕のつくる曲は短いのかもね。時間の感覚がなくなって30秒の曲でも演奏していると2時間ぐらいに感じちゃうのさ。どうしてだかわからないけど。
 これもまた自分にとって音楽が重要な理由のひとつなんだ。特にル・トン・ミテについて言うとそんなに多くの美学的な決定事項はなかったんじゃないかな。僕の個人的思想をシェアできる唯一の方法がこれだったんだ。だから、すべての曲がそれぞれ違う方法で扱われているのかも。それぞれが独立した物語、1冊の日記帳のそれぞれの記述みたいなものなんだ。全部の日が同じわけじゃないけど、同じひと続きのものだろう。多分、僕が「フィーリング」を表現できる唯一の方法が音楽なのかも。この儚いつかの間の瞬間瞬間を表現し、生きる方法が音楽だったんだ。

「解除」と「奔放」のエクステンデッド展示



「解除」と「奔放」のエクステンデッド展示
目白・ブックギャラリー ポポタム(03-5952-0114)
東京都豊島区西池袋2-15-17
会期:~12月9日(日)
時間:正午12:00~7:00pm(金曜日は8:00pmまで)

12月2日(日)までパルコ・ブック・センター渋谷店内プレスポップ・ギャラリーとブックギャラリー・ポポタムで開催していたジュヌヴィエーヴ・カストレイの展示品の一部を12月9日(日)まで目白ブックギャラリー・ポポタムの書店スペースの一角に展示させていただくことになりました。好評だった「解除」/「奔放」展の作品を実際に見て触れて買える、これが最後のチャンスとなります。どうぞお見逃しのないように!

Genevieve Castree - 4 Buttons Set


ジュヌヴィエーヴ・カストレイ 缶バッヂ4個セット
サイズ:直径約3センチ
売価:800円+税
ご購入はこちらから
ジュヌヴィエーヴ・カストレイの『Débarrassée(解除)』展と『Décomplexée(奔放)』展のために制作されたバッヂ・セットを5セットだけ、こちらのスウィート・ドリームス・プレスのメイルオーダーで販売します。アブストラクトなパターンから、本人曰く「スウィート・ビーンズ」という豆の赤ちゃんが空間に浮かんでいるもの、そして『解除』展のメインテーマだった火山をモチーフにした絵など、ちょっと変わっていて可愛いバッヂ・セットです。この機会をどうぞお見逃しないように。