2012/01/31

わすれろ草『みみくりげ』発売日変更のお知らせと特典付き予約受付開始!


わすれろ草のファースト・アルバム『みみくりげ』のジャケットのアートワークがようやく完成しました。この不思議な絵はメンバーの松井一平によるもの。澄んだ不思議、とがった柔らかさ…。そんな、どこにもなかったような、でも、家の押し入れの隅に実はひっそりと眠っていたようなジャケットになりそうです。現在鋭意制作中、どうぞお楽しみに。

しかし、現在鋭意制作中となると…、どうも申し訳ございません。このように制作の遅れから、発売日を変更させていただくことになりました。かねてより告知している2月15日(水)から3月15日(木)へ、一ヶ月延期させていただきます。ごめんなさい。

そのかわりといっては何ですが、スウィート・ドリームス・プレスでご予約・ご購入の方に恒例の特典をおつけすることにしました。今回は、いつも以上に豪華です。このために新録したオリジナル曲「おぼえていたい」を収録したソノシート(!)を1枚おつけします。もちろんこのソノシート、非売品で数に限りあり、収録曲もここだけでしか聴けませんので、ご予約はどうぞお早めに。緑色のぺらぺらした愛らしいフレキシディスクになる予定です。

ともあれ、『みみくりげ』の詳細はこちら、気になるご予約方法についても以下をごらんください。

アーティスト名:わすれろ草
タイトル:みみくりげ
発売日:2012年3月15日
カタログ番号:SDCD-010
価格:2,310円(本体2,200円)
パッケージ:A式紙ジャケット+20Pブックレット
収録曲数:9曲



ご予約/ご購入を希望される方は「info.sweetdreams@gmail.com」まで、1)お名前、2)郵便番号+ご住所、3)電話番号、3)ご希望の商品名、4)ご希望の枚数、5)希望のお支払い方法(指定の銀行口座へのお振込み、もしくは現金書留)をお知らせください。折り返し、スウィート・ドリームス・プレスより送金先などを添えた確認メールをお送りします。
また、PayPalをご利用の方は、上にある「Add to Cart」ボタンをご利用の上、通常のショッピング同様の方法でご送金ください。どちらも入金の確認をもってご予約成立とさせていただきます。もちろん、スウィート・ドリームス・プレスのほかの商品を併せてご購入いただくことも可能です。

スウィート・ドリームス・プレス(多分)最初で最後のビッグ・セール!


2011年後半の3カ月連続リリースなどもあって、スウィート・ドリームスの在庫をしまっている家の押し入れもかなり手狭になってきました。外に倉庫を借りる余裕もなし、このままでは生活にも支障が…。うーむ。どげんかせんかいかん…(古っ)。というわけで、2月1日(水)から21日(火)までの3週間、在庫ちょいと減らしセールを開催することにしました。

特に目玉は、スウィート・ドリームス・プレスの一束バンドル・セット! お好きな商品をお好みで3点えいやっと4,000円、お好みで4点持ってけ5,000円(どちらも消費税込)で販売いたします。たとえば、このセットを利用して友達へのプレゼント用に『勇猛果敢なアイダのものがたり』を4冊買ったりなんかしちゃうと、通常10,080円(2,520円×4冊)が半額以下の5,000円(!)になるというお得な仕掛け。もちろん商品の組み合わせ、単品で買うかまとめて買うかもあなた次第! このまたとない機会をぜひご利用ください。ただ、一部対象除外品もございます。その商品には該当ページに下にあるようなアイコンがございますので、それ以外の商品からお選び下さい。なお、商品の閲覧はページ左上にある「商品カタログ」からご覧いただけます。また、上の「Sale」からも一部お選びいただけます。


ちなみに一束バンドル・セットをご希望のお客様は、PayPalの場合、下の「Add to Cart」ボタンを押してショッピング・カートへ。チェックアウト時、通信欄にご希望の商品のカタログ番号と数量を記入してください。ご購入方法は通常のメイルオーダーと同様です(詳しくはこちら)。

さらに、特別にピックアップしたスペシャル・セール品も下の特価コーナーにご用意しています。かなり自暴自棄な価格設定にしておりますので、ぜひチェックしてみてください。もちろん、先ほどエントリーしたわすれろ草『みみくりげ』のご予約のついでにショッピングも大歓迎です。

なお、セール期間終了までに売り切れとなる品も発生する場合がございますので、あらかじめご了承ください。セールは2月21日(火)の深夜、午後12時をもって終了いたします。それでは皆様、幸運を!


商品名:スウィート・ドリームス・プレスの一束バンドル3点セット
「セール除外品」マークが掲示されている商品以外でお好きなものを3点、PayPalご利用の方は下の「Add to Cart」ボタンからショッピング・カートへ。チェックアウト時の通信欄にご希望の商品番号と数量をお書き下さい。指定銀行口座へのお振り込みご希望の方は、上の「How to Order」にあるように、メール(info.sweetdreams@gmail.com)にてご希望の商品をお知らせください。折り返し送金先口座を添えた確認メールをお送りします。

カタログ番号:SDSP-003
価格:4,000円(税込)
*終了いたしました。


商品名:スウィート・ドリームス・プレスの一束バンドル4点セット
「セール除外品」マークが掲示されている商品以外でお好きなものを4点、PayPalご利用の方は下の「Add to Cart」ボタンからショッピング・カートへ。チェックアウト時の通信欄にご希望の商品番号と数量をお書き下さい。指定銀行口座へのお振り込みご希望の方は、上の「How to Order」にあるように、メール(info.sweetdreams@gmail.com)にてご希望の商品をお知らせください。折り返し送金先口座を添えた確認メールをお送りします。

カタログ番号:SDSP-004
価格:5,000円(税込)
*終了いたしました。


特価品コーナー!


タイトル:スウィート・ドリームス第2号
商品についての詳細はこちら
カタログ番号:SDBK-003
定価:980円(本体933円)→500円(税込)
*終了いたしました。


タイトル:スウィート・ドリームス第3号
商品についての詳細はこちら
カタログ番号:SDBK-006
定価:1,260円(本体1,200円)→700円(税込)
*終了いたしました。


タイトル:スウィート・ドリームス第4号
商品についての詳細はこちら
カタログ番号:SDBK-006
定価:1,260円(本体1,200円)→800円(税込)
*終了いたしました。


タイトル:It's a Sweet World(スウィート・ワールド展カタログ)
商品についての詳細はこちら
カタログ番号:SDBK-008
定価:840円(本体800円)→500円(税込)
*終了いたしました。


タイトル:勇猛果敢なアイダのものがたり
商品についての詳細はこちら
カタログ番号:SDBK-005
定価:2,520円(本体2,400円)→1,500円(税込)
*終了いたしました。


アーティスト:ロン・リージー・ジュニア
タイトル:The Cartoon Utopian(ロン・リージー・ジュニア:コミックのユートピア/ユートピアのコミック)
商品についての詳細はこちら
カタログ番号:SDBK-010
定価:1,050円(本体1,000円)→500円(税込)
*終了いたしました。


アーティスト:ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター
タイトル:ザ・トロピックス・オブ・フェノメノン
商品についての詳細はこちら
カタログ番号:SDCD-004
定価:2,100円(税抜価格2,000円)→1,000円(税込)
*終了いたしました。


アーティスト:ライアン・フランチェスコーニ&ケーン・マティス
タイトル:ソングス・フロム・ザ・シーダー・ハウス
商品についての詳細はこちら
カタログ番号:SDCD-005
定価:1,680円(税抜価格1,600円)→800円(税込)
*終了いたしました。

2012/01/13

レイチェル・ダッドが見た2011年の日本

先日の旧グッゲンハイム邸でのライブより。スティールパンにICHIくん、コントラバスに稲田誠さん、
パーカッションに山路智恵子さん、クラリネットに亀井奈穂子さんを迎えて。

さて、レイチェル・ダッドが1月2日に自身のブログにアップした記事(こちら)を以下に訳してみました。彼女が昨年から日本で過ごす中で体験したもの、感じたことがまとめられています。今、レイチェルは日本の女性アーティストたちの紹介記事をイギリスのあるウェブサイトに依頼されてまとめているそうです。それも記事が書き上がったら、いつか何らかの方法で訳して紹介できるといいなと思っています。ともあれ、2011年にレイチェル・ダッドが見た日本をお届けします。

個人的な年頭所感あれこれ:日本の反原発運動と音楽、集うことのパワーについて

新しいカレンダーの1年に向けて、私たちは365.25日のつま先旋回をしてきました。さて、私の個人的な考えをあれこれアーカイブして、振り返って熟考し、将来に備えるときがやってきました。

多分、このブログは自分の考えをとどめておく試みなんだと思います。苦闘と変化のときにある日本、そして全世界を貧乏旅行中のイギリス人女性による。

繰り返し頭に浮かび続けたテーマの多くは、もちろん地震と津波の余波にある日本と関連があるものでした。生命の喪失、人々がお互いに見せ合う親切心や思いやり、そして、福島原発が海中や大気中、土壌中へ放射性物質を流出させる一方、多くの人が抱く反原発感情の高まりについて。


原子力発電と日本

そもそも日本には、その原子力の歴史が始まった時点から当然常に強い反原子力の気運がありました。約21,000人の命を奪った原爆による大量虐殺は今でも生々しい記憶としてあるのです。

アイゼンハワー米大統領が1953年に「平和のための原子力」を演説して後、日本政府も原子力発電を取り入れてきました。地震が引き起こす事故の可能性にもかかわらず、今では原子力発電は電力の30%を占めています。

2007年、原子炉にダメージを与えたマグニチュード6.8の地震があり(訳注:新潟県中越沖地震と、それに伴う柏崎刈羽原子力発電所での事故のことだと思われる)、原子力発電に反対する声が高まりましたが、それも日本政府と電力会社の「原子力は安全」とするキャンペーンに鎮圧されてしまいました。2007年の事故以来、東京電力(福島原発事故の責任を負う日本最大の電力会社)は原子炉格納容器の堅牢性を誇っています。

発展する日本の反原発運動

しかし世界中が見守る中、この大事故は東京電力が隠し通せるほどのものではありませんでした。そして「原子力は安全」キャンペーンもなくなり、強い反原発運動が盛り上がっています。私はしばしば「ホウシャ(放射)」という言葉を耳にしました。人々はそのことについてよく話し、彼らは自分たちの音楽やアートの中で抗議の意を表しています。また、反原発運動に集中するため、本業をあきらめた音楽家や俳優もいるそうです。


福井県敦賀市の海近くに、小さな子どものいる私たちの友達が暮らしています。そこは1981年に起きた放射能漏れ事故を40日間隠蔽するなど、一連の事故の歴史を持つ原子力発電所の近くです。最近、その施設を所有する日本原子力発電株式会社に対して住民が訴訟を起こし始めていますが、その友達は状況がそう簡単ではないことを説明してくれました。雇用のため地域社会が発電所に依存しきっているのです。経済的にうるおい、人々も(特に所有地を高値で売る地主は)新しい豊かなライフスタイルに慣れてしまいました。つまり反原発運動に対する地元の抵抗もあるのです。多くの人が変化を望んでいますが、そうではない人たちもいるのです。

名古屋での原発停止請願書とマルが作ったバッヂ

時折の風力発電の収穫、ゆっくりとでも増大している?

テレビで流されるドキュメンタリーと広告が太陽光発電キャンペーンの発展を示している

私たちはそこまでタフだろうか?

私はまだ漢字が読めません。だからとり逃していることも多いでしょう。それでも時々カフェやお店で「節電」のポスターを目にします。これは私たちみんなが持つべきすごく理にかなったアイデアではないでしょうか? 私たちは贅沢と快適さに囲まれて育った怠惰な世代ではないでしょうか? 私たちはこういったガジェットの全部を持たせようとする電力会社に簡単に操られているのではないでしょうか? 私たちはこういった不必要なガジェットのスイッチを今すぐオフにすべきじゃないでしょうか?

カチッ。
(卓上ランプを消す)

ポンポンポン。
(ラップトップの画面の明度を下げる)

ガンバッテ。
(さあレイチェル、頑張って)

(一例として)政府がパチンコの会社を促して、電気を暗くし、消費電力を抑えさせるべきではないでしょうか? パチンコは日本において最大の金満企業のひとつですが、と同時にコンビニエンス・ストアが追走する最大のエネルギー消費企業のようにも思われるのです。これは単なる私の推測ですが。

???
??

パチンコの会社は政府に大きな影響力を持っている?

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考える
考える

多くの人が考えている


ポジティビティ、連帯感、音楽

地震の日以来、日本で私は人々がお互いに表わす親切心や思いやりに接してきました。お互いを助け合おうと音楽やその他の活動を通してもたらされたもの、変化を求める我々が必要とするものを勝ち取ろうともたらされたものを。一方、日本は生活するには危険な場所となってしまいましたが、それでも、私はこの地にとどまることを強く望むようになりました。それは、日本人の親切心や連帯感、ポジティビティのためです。

日本での体験を通して、親切心、思いやり、忍耐、協力、ポジティビティといった日本人の価値観を私は今まで以上に理解できるようになりました。多分、これらの特質は、いくつもの自然災害、人的災害を乗り越えるために日本人の精神性に深く染みこんだ特色なのでしょう。それとも、これらは単純に集団におけるバランスとりの役目を果たしているのかもしれません。これだけの甚大な被害と悲しみがあっても復興しようと集まって協力する欲求とでもいうような。


光栄にも一緒に演奏し録音をする機会を持てたベース奏者の稲田さんには5人の子どもがいて、日本全体にとってこの原発の状況がいかにひどいものであるかを教えてくれました。それはまるでみんなの上に重く垂れ込める暗雲のようなものだと。そして、確信に満ちた声で音楽の重要性を話してくれました。

津波の翌週、私は稲田さんと、テニスコーツ、川手直人、地震と津波で壊滅的な被害を受けた仙台出身の驚くべき即興パーカッショニストである山路さんを含めた一群のミュージシャンとふたつのコンサートに出演しました。そのコンサートは大阪に避難した彼女の友達を歓迎するために催されたものであり、家を失ったその友達へのベネフィットでもありました。そのイベントもまたシンプルに皆で集まり、共有し、何か前向きなものをつくるものでした。私たちはさまざまなグループでセッションしました。稲田さん、山路さん、ポポのトランペット奏者の信紀さん、そして仙台から来た9歳の女の子と一緒に演奏しました。その演奏に参加できたことは、私にとってとても特別なことでした。その経験のおかげで私は音楽の大切さを今まで以上に気づかされました。音楽は私たちが集まったり、いろいろな考えや感覚をシェアする助けになるのです。また、音楽は人々が悲しみ、理解し、受け入れることを促します。音楽は力とポジティビティを創造するのです。こうやって何千年もの間、世界中で音楽が鳴らされてきたのでしょう。

旧グッゲンハイム邸のテニスコーツ、津波翌週のコンサート

ICHIと私は、反原発キャンペーンのサポートとして仙台で2月に開催される「おとのわ」でテニスコーツやユンボと出演します。

梅田哲也(パフォーマンス・アーティスト/音楽家)。津波翌週、大阪でのパフォーマンス

津波直後の京都ユーゲにて、川手直人とみちこ

旧グッゲンハイム邸にて。山路さんが新しく発明したパーカッション(風船の中にビーズが入っている)で遊ぶ。

D.I.T─ドゥ・イット・トゥギャザー

私はずっとDIYの信奉者でした。学校では本当に必要なことを教えてくれません。だから、自分がやりたいことをするためには自分で技術を磨き、道具を見つけなくちゃならないからです。友達や同年代の多くも、それぞれの人生において、そういった考えを持ったようです。

今に至るまで、私はほとんどひとりで仕事をしてきました。しかし、この時代の空気感を受けて、私は人と力を合わせ、みんなでやることが大切なように思えてきました。コミュニケーションやシェアリングといった良き経験のためだけでも。人と力を合わせたり、技術やアイデアを共有することから得られるものはとても大きいように思います。日本でもイギリスでもどこでも、最近、活動の中心に据えようと決心したのはコラボレーション活動なんです。ついに郵便を最大限に活用するときがきました。

1月─おにぎりレシピ交換

年が明けて私がやっていることのひとつに、自分でつくったおにぎりのレシピを郵便で送り、相手がつくったおにぎりの写真を送り返してもらう、というものがあります。今日はロージー・プレインから写真が届きました。いいわね、ロージー! もし、この試みに参加したい方がいらっしゃったら、ぜひ住所を「rachaeldadd@gmail.com」まで送ってください(多分1月末までで終わりますが、それ以降も気軽にコンタクトしてください。もしかして、ということもありますよ)。

おにぎり─サンドウィッチよりベター

6月─ユートロフィア展、ロンドン

6月、ロンドンのユートロフィアでICHI、ロージー・プレイン、フランソワ、ディス・イズ・ザ・キットのケイトとジェシとのグループ展が開催されます。参加作家はこれからまだ増えるかもしれません。私たちはワークショップと技術交換会、また、自分たちのさまざまなプロジェクトを紹介し、コンサートも開催します。詳細は随時お知らせします。

日本で知恵を出し合って

日本では、稲田さん、山路さん、それからとあるヒューマン・ビートボクサーなどなどとのコラボレーションだけでなく、3月にこちらで開催予定の展示会に向けて、いろんな友達とテキスタイルのコラボレーションもやっています。それに最近、ニュージーランド出身の新しい友達のデヴィッドとクラリネットの演奏も始めました。彼も、私と同じような理由で日本と恋に落ち、何度も何度も来日しています。20年前にグラフィック・デザイナーとして活動を開始し、展示会をしたり、東京でオルタナティブな音楽会場を運営するアート&デザインの集団を組織していたデヴィッド。都市生活に幻滅し、そんなこんなで彼は鎌倉の山中に引っ越して「田舎デラックス」という地方集団を始めているのです。彼からは自身の旅のこと、パーマカルチャーの一形態を学んだこと、ミツバチについて、粘土オーブンをつくったこと、子ども向けと大人向け両方の音楽/アートのワークショップをやっていること、津波の被災地でやったいろんなことを聞かされました。とても刺激を受ける人です。彼が最近言ったことで、ずっと印象に残っている言葉があります。それは、こんな時代にはみんながチェンジ・サーファー(訳注:変化を乗りこなす人間というような意味か)にならなきゃならないということでした。楽しそうですよね! 2012年から先、私たちは柔軟でいなくちゃと思うんです。

田舎デラックス

チェンジ・サーファーたち

2012/01/11

わすれろ草『みみくりげ』のこと(その1)

画:松井一平

それではここで2月15日にリリースするわすれろ草のアルバム『みみくりげ』から1曲お聞きください。タイトルは「レム王子、旅に出る」といいます。


 わすれろ草(Wasurerogusa)-レム王子、旅に出る by Sweet Dreams Press

川下に向かって
茶畑をこえて
ビニルハウスこえて
防砂林こえて

灯台に向かって
国道をこえて
レンガ造りこえて
海岸をこえて

蜃気楼に向かって
魚の群れこえて
イルカ雲こえて
光のピアノ弾いて

移動する風景、風景の中で移動していくだれか。それらをすべて空中から俯瞰で眺めているような、そんな歌です。ゑでゐ鼓雨磨さん、松井一平くん、そしてアキツユコさんの3人の歌声が次々と聴こえてくることもあって、移動を続けるのはひとりだけじゃなく、首の角度を変えるとあらあそこにもひとり、逆を向くとほらこちらにもひとり……と、複数の場所でだれかの旅姿を同時に認めるような心強さ、頼もしさみたいなものも感じられます。それとも、レム王子の旅行きを空中から優しく見守るいくつかの視線をそこに感じるでしょうか。越えていく、超えていく。越えていく私、越えていく王子。越えていく歌……。

はい。わすれろ草のファースト・アルバム『みみくりげ』より「レム王子、旅に出る」でした。わすれろ草というバンドのこと、『みみくりげ』というアルバムのこと、そして気になっていらっしゃる方も多いと思われる予約特典のこともありますが、まずは1曲聴いていただければと思いました。というわけで、この後さらに幾つか『みみくりげ』についてのニュースが続きます。お楽しみに。

遠くハトの声聞こえる
ヅゥタットゥ
ヅゥタットゥ
ヅゥタットゥ

2012/01/06

謹賀新年


明けましておめでとうございます!

さて、2012年前半のスウィート・ドリームス・プレスですが、まず、昨年から始まったレイチェル・ダッドのバルーン・ツアーが東京に帰ってまいります。年明けは1月14日(土)に原宿VACANT、16日(月)に八丁堀七針で公演が予定されていますので、ぜひ足をお運びいただければと。他にもライブの予定が決まり次第、随時こちらでアップデートしていきますので、こまめにチェックよろしくお願いします。さらに4月にはレイチェル・ダッドとICHIのミニツアー(松本・町田・埼玉)を仕込み中! もう少しで詳細をお伝えできると思いますので、それまでどうぞお待ちください。

また、2月15日には「わすれろ草」のファースト・アルバム『みみくりげ』をリリースします。わすれろ草は「ゑでぃまぁこん」のゑでゐ鼓雨磨と柔流まぁこん、そして、TEASIの松井一平とチャイルディスクからの諸作で知られるアキツユコの4人組です。アルバムの内容については後日発表しますが、なんと! スウィート・ドリームス・プレスでご予約・ご注文の方のためにすごい特典を制作中だったりして。あ、春にはライブも! ぜひお楽しみに!

そして、3月末から4月上旬には米オレゴン州ポートランドのアート・ガレージ・バンド、サッド・ホーストード・レコーズと共同招聘、全国各地をツアーします。サッド・ホースは、一度タラ・ジェイン・オニールのドラマーとして来日したジェフ・ソールのバンドです。こちらでは全くの無名かもしれませんが、無名だからこその×××を体験しにぜひいらっしゃっていただければと。実は5月にも、もひとつポートランドからバンドが……。どちらも乞うご期待、お見知りおきを。

ちなみにサッド・ホースのライブはこんな感じ。最高でしょっ!

あとは『スウィート・ドリームス』第5号もつくらなきゃですし……、ハァ、まだまだやることたくさんです。ほかにも、ちょっと去年から考えていたことを実現したいなと思っていたり。というわけで、どうぞ皆さま、本年もスウィート・ドリームス・プレスをサポートいただければ幸いです。2012年を少しでもより良い年にしていきましょう! エイエイオー!