2010/10/27

ライアン・フランチェスコーニ:ツアー終了!


ライアン・フランチェスコーニのジャパン・ツアー2010、無事に終了しました。今回も、多くのお客様にお越しいただき、本当にありがとうございました。昨日、デルタ航空90便でポートランドに向けて帰国するライアンを見送り、ホッと一息のスウィート・ドリームス編集部です。

今回、東京はスウィート・ドリームス宅にお泊りしていた彼ですが、「ザ・堅実なアメリカ人」とでも言うのか、これがまあとにかく几帳面な性格で、起きるとぴっちり畳んだ布団から荷物からすべてグリッド状に配置、朝食の皿洗いもマメにやってくれるし、MC用の日本語もメモにびっしり、歯磨きは糸ようじも併用、ツアー中、折に触れお金のことも気遣ってくれて、もう「さすが」のひと言(年下だけど)。ずっとツアー続きだったためになかなか時差ボケが直らず、とくに前半は打ち上げも早々に素っ気なく帰ったりもしていましたが(ま、もともと深酒して盛り上がるほうではないけど)、金沢・松本・東京と3カ所で温泉にも入れたし、楽しみにしていたラーメンも4回堪能。新たにトンカツという好物も増やしてニコニコと帰っていきました。「ジャ、マタネー」だって。

四六時中行動をともにしていると、その神経質に過ぎる性格が引っかかることもあったけど(大体、どんなツアーでもお互いに辟易する瞬間があるものです)、こうやって振り返ってみるととてもよいツアーだったな。ライアンも、RF時代に2回、RF&リリ・デ・ラ・モーラで1回、ジョアンナ・ニューサム・バンドで2回来日しているだけに、さすがに来日6回目ともなると日本に対するエキゾチックなイメージだけで満足できるはずもなく、今回は「カタカナ英語」という日本独自の文化(?)に興味津々で根掘り葉掘り、また、東京の人身事故の多さ、ひいては日本の自殺者の多さに衝撃を受けたり、それから、自分のギター・アンプを持たず/持てず、会場に置いてあるアンプを使ってライヴをすることが当たり前になっている日本のギタリストのライヴ状況の問題点について鋭い考察を披露してくれるなど、いや、本当におもしろかったです。

ところで、ツアーのハイライトのひとつをここで。松本公演で共演したサン・サークルのザック・ウォレスが、たまたま物販テーブルに並んでいた弊社刊『勇猛果敢なアイダのものがたり』を手に取って……。
ザック:この表紙のちぎり絵、アイダ・パール
スイドリ:そうだよ。
ザック:この本って何なの?
スイドリ:アイダの初来日を祝して数年前につくったんです。
ザック:俺、アイダ・パールと5年ほどつき合ってた(笑)。
というわけで、その後、世間は狭いねえと盛り上がったわけだけど、あらためて聞いてみると、このザック、元々ミシガン出身でヒズ・ネーム・イズ・アライヴやフレッド・トーマスのフラッシュペーパーサタデイ・ルックス・グッド・トゥ・ミーでよく演奏していたんだとか。そうか、それならアイダ周辺はみんな友達ってわけだ。あ、今調べたらアイダの『Braille Night』でもベース弾いてた(笑)。

とまあ、ほかにもいろいろあるけれど、次のツアーは12月上旬のシャロン・ヴァン・エッテンです。近日中に詳細を発表するので、皆さん、どうぞお楽しみに、ね!

2010/10/23

How to get to the Ryoudenji Temple

さて、快晴快晴! 本日は町田の簗田寺で「あきでら」開催です。ライアン・フランチェスコーニ、サン・サークル、ベン・ヴァイダ、グルーパーの4組のライヴ・パフォーマンス、どうぞお楽しみに。

お問い合わせいただいております町田駅から簗田寺への行き方ですが、バスをご利用の方は以下を参考にしてください。

町田駅バスターミナル3番乗り場より「町33:下山崎行」または「町32/町34:小山田桜台行」をご利用いただき、「忠生2丁目」下車。徒歩3~5分の場所に簗田寺はあります。駐車場は寺にも近隣にもございませんので、バスやタクシーなど公共の交通機関をご利用の上、お越しくださいませ。

では、会場にてお待ちしております! みんな、友達を誘ってきてね! 当日券もございます。

2010/10/21

ライアン・フランチェスコーニ:ツアー前半終了!

ライアン・フランチェスコーニ、無事にツアーの前半、5公演を終了して東京に戻ってきました。金沢、富山、奈良、名古屋、大阪……、と、今回、ジグザグな旅程でどうかなと思ってたけど、それが功を奏したのか各地とも盛況で、特に金沢、富山、奈良、名古屋は、こちらの予想を上回る多くのお客様に駆けつけていただき、本当にうれしい限りです。また、ご協力いただいた各地の主催者・共催者の方、宿泊場所を提供していただいた方、ご共演いただいたアーティスト、バンドの方々、どうも本当にありがとうございました!

写真は、富山公演の様子ですが、なんとステージ上に木がゆっさゆっさ、そして広がる緑の香り。なんとまあ、この日のために山から杉の木を切ってきて飾りつけいただいたという夢のような話。もちろん、ライアンのセカンド作品『シーダー・ハウス』にかけてのことでしょうが、あたたかい心遣いに我々、大感激しました。すごい! まだまだ知らないところはいっぱいあって、まだまだいろんなところに行かなきゃね。精進します。

というわけで、本日の東京公演からまた4公演、東京~松本~町田~東京とツアーは続きます。本日は残念ながら雨ですが、共催が西荻窪の「雨と休日」さんですもの。こうなることは想定済み。してやったり! というわけで、ライアン・フランチェスコーニのソロ・ギター・パフォーマンス。ぜひ見に来てくださいね! 今までずっと晴れ続きだったけど、雨の音のかたわらで耳を澄ますのもいいんじゃないでしょうか。各会場にてお待ちしております~!

2010/10/15

Ryan Francesconi Japan Tour 2010

ライアン・フランチェスコーニのジャパン・ツアー2010


RFからライアン・フランチェスコーニへ。主にエレクトロニック・ミュージックのフィールドで注目を浴びてきたRFが、名義を実名に戻し、アコースティック・ギターのシンプルな独奏によるファースト・アルバム『パラブルズ』を発表してから半年、この度、絶好のタイミングで来日ツアーが決定しました。かねてより追求してきたブルガリアン・フォーク・ミュージックと、フォークやバロック、ブルーグラスなどを混交させた唯一無二の世界観は、ライヴでこそその香を引き立たせます。ジョアンナ・ニューサムのサポートで実証済みの流麗なギター・プレイが静かに水しぶきを立てる瞬間を、ぜひ、身近に感じてください。全国8都市9公演、お近くの会場へのお越しをお待ちしております。

ライアン・フランチェスコーニ(Ryan Francesconi)
米オレゴン州ポートランド在住の作曲家/ギタリスト/バルカン民族音楽演奏家。2007年よりジョアンナ・ニューサムのザ・Ys・ストリート・バンドの一員としてギター、バンジョー、ブルガリアン・タンブーラなどを担当。特に、ジョアンナの近作『Have One On Me』では演奏だけでなくオーケストラ・アレンジも手がけ、大きく賞賛された。また、RFとしてエレクトロニック・ミュージックを制作、これまで計3枚のソロ・アルバムを発表している。特に、村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』にインスパイアされたサード・アルバム『Vies of Distant Towns』は国内でもプロップからリリースされ、人気を博した。2010年からは名義を本名のライアン・フランチェスコーニに戻し、アコースティック・ギター1本でのパフォーマンスを開始。4月にはスウィート・ドリームスよりファースト・アルバム『パラブルズ』をリリース。10月には来日に合わせてケーン・マティスとの共作アルバム『シーダー・ハウス』の発表が待たれている。

Ryan Francesconi (Official)
Ryan Francesconi (MySpace)

Ryan Francesconi in KANAZAWA
10月15日(金)
金沢 コラボン(076-265-6273)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、ASUNA quintet
開場 7:30pm/開演 8:00pm
料金:2,000円(前売)/2,300円(当日) *ドリンク別
チケット:コラボン、リュケリ(076-262-4511)

10月16日(土)
富山  フォルツァ総曲輪(076-493-8815)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、ゆーきゃん
開場 6:00pm/開演 7:00pm
料金:1,500円(前売)/1,800円(当日)
チケット:フォルツァ総曲輪
主催:(株)まちづくりとやま

10月17日(日)
奈良 カフェ・サンプル(0742-24-2424)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、たゆたう
開場 6:00pm/開演 7:00pm
料金:2,500円(前売)/2,800円(当日) *1ドリンク込
チケット:パステル・レコーズ(shopmaster@pastelrecords.com/0745-48-2360)

10月18日(月)
名古屋 KDハポン(052-251-0324)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、シラオカ、IL GRANDE SILENZIO
DJ:ミュージアム・ミュージック(ララトーン)
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金:2,500円(前売)/2,800円(当日) *ドリンク別
チケット:KDハポン
*当初、DJとして出演を予定していたミュージアム・ミュージック(ララトーン)ですが、都合により出演がキャンセルになりました。楽しみにしていただいたお客様にはまことに申しわけございませんが、悪しからずご了承くださいませ。

Sounds of Silence
10月19日(月)
大阪  nu things JAJOUKA(06-6211-8711)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、サン・サークル、ベン・ヴァイダ、グルーパー、コンサーン、ガーデン・オブ・ゴースツ(Hakobune + Nobuto Suda)、ieva、lettelete a.k.a Amogano
開演 6:00pm
料金:2,000円 *1ドリンク込み
チケット:nu things JAJOUKA

Sound Diorama
10月21日(木)
東京 セヴンス・フロア(03-3462-4466)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、NRQトリオ(feat. 山口元輝)、ラジオゾンデ
DJ:寺田俊彦(雨と休日)
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金:2,500円(前売)/3,000円(当日) *ドリンク別
チケット:セヴンス・フロア、チケットぴあ(Pコード:118-241)、ローソン・チケット(Lコード:71005)、e+、雨と休日(西荻窪/03-6676-8245)

nami to kami vol.24
10月22日(金)
松本 群青(0263-34-1006)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、サン・サークル、ベン・ヴァイダ、グルーパー、asuna
開場 6:30pm/開演 7:00pm
料金:3,000円/2,000円(学生) *1ドリンク込み
チケット:群青、tonico(0263-34-6621)

あきでら
10月23日(土)
町田 簗田寺(www.saitocno.com/町田市忠生2-5-33)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、サン・サークル、ベン・ヴァイダ、グルーパー
開場 5:00pm/開演 6:00pm
料金:3,000円(前売)/3,500円(当日)
チケット:saitocno(ticket@saitocno.com)、安永哲郎事務室(tet@helll.org)、雨と休日(西荻窪/03-6676-8245)

Nest Festival '10
10月24日(日)
東京 オ・イースト(03-5458-4681)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、ジ・アドヴァンテージ、在日ファンク、PE'Zほか
開場 1:00pm/開演 2:00pm
料金:3,500円(前売)/4,000円(当日) *ドリンク別
チケット:オ・イースト、オ・ネスト、チケットぴあ(Pコード:117-773)、ローソン・チケット(Lコード:79619)、e+

*各公演の前売りチケット予約は、前日まで「info.sweetdreams@gmail.com」でも受け付けております。お名前・電話番号・希望公演日・希望枚数をメールにてお知らせください。当日、会場受付にて前売り料金でのご精算/ご入場とさせていただきます。

企画・制作:スウィート・ドリームス

共催・協力:asuna(金沢/松本)、フォルツァ総曲輪(富山)、ゆーきゃん(富山)、佐伯龍蔵(富山)、南日久志(富山)、pastel records(奈良)、nu things JAJOUKA(大阪)、雨と休日(東京)、株式会社ブリッジ(東京)、藤沢千史(松本)、saitocno(町田)、安永哲郎事務室(町田)、オ・ネスト(東京)

無事終了いたしました。たくさんのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。

2010/10/13

現象の熱帯

と、ただボーっとライアンを待っているわけでもなく、じつは11月1日にリリース予定のドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター(愛称ドラちゃん)のアルバム『The Tropics of Phenomenon』の入稿作業も粛々と進めていたりするスウィート・ドリームス編集部。ちょうど、ジャケットの色校が上がってきたので、ここでチラリご紹介。見て分かるとおり、もうヤケクソ気味ですが(笑)、こちらもまた手間だけはかかる特殊パッケージです。ボール紙のジャケットに、CDと12ページのブックレット、さらにA3サイズのポスターを封入しちゃいます。はい、予算だの原価率だのペイラインだの、全く考えてません。それが何か?(開き直り)というわけで、またまた恒例のCD組み立て大会を我が家で開催することになりそうなので、その模様はまた追って。でも、いい感じに仕上がりそうなので、お楽しみに~!

もし、まだ…


あと2時間でライアン・フランチェスコーニが日本に到着しちゃいます。が、さすがに来日6回目ともなるとなれたもの。「空港まで迎えに来なくていいからね。最寄り駅まで自分で行くよ」だなんて、くはー、助かります。それに比べて来日5回、いまだに空港まで迎えに行かされるタラときたら……。ブツブツ……。ま、いいけどさ。

というわけで、明後日から全国8都市9公演、ライアン・フランチェスコーニのジャパン・ツアーがはじまるわけですが(日程はこちらのEVENT欄を)、もし、もし、まだライアン・フランチェスコーニのアルバム『パラブルズ』や、ケーン・マティスとの競演盤『シーダー・ハウス』なんて聴いたことがないゾというお方。以下のリンクから試聴できますので、ぜひ聴いてみてください。例えば、北欧ECMレーベルの作品がお好きな方などには、ぴったりしっくりくる感じだと思います。もちろん、ジョアンナ・ニューサムの近作『Have One On Me』の魔法の素、としても。

パラブルズ(Parables) こちら
シーダー・ハウス(Songs from the Cedar House) こちら

さらに、もう一丁、ビデオが送られてきました。『パラブルズ』収録の「Deep Rivers Run Quiet」をどうぞ。この曲、何度聴いてもいいな。

2010/10/11

ライアン・フランチェスコーニ、震撼と深閑と森閑の共演者


今回のライアン・フランチェスコーニのジャパン・ツアー2010、その目玉のひとつに海外勢との共演があります。偶然、ライアンとは元より交流があるグレッグ・デイヴィスが来日中、しかも、それだけならともかく、彼が自力で友人たち2組と日本ツアーを企画している(!)な~んて噂が入ってきたのが、あの暑かった夏のこと。何とかお互い日程をやりくりして、大阪(10月19日)、松本(10月21日)、町田(10月23日)、計3公演をご一緒できることになったわけです。って、何てラッキー!



そのグレッグ・デイヴィス・チームですが、今回は計4人/3アクト分の特盛り弾丸ツアーとなるようです。団長はグレッグ・デイヴィス、そして、脇に控えるのは彼とサン・サークルというプロジェクトをはじめたザック・ウォレス。さらに、先日、ヒシャム・バルーチャのソフト・サークルの一員として普通に東京で演奏してた(笑)ベン・ヴァイダ。彼は何といってもタウン・アンド・カントリーの一員として、また、近年のバード・ショーなるプロジェクトでも有名でしょう。個人的にも10年前、渋谷のアップリンク・ファクトリーで見たタウン・アンド・カントリーの静かな衝撃は今でもよく覚えていて、あそこで開いた感覚って、たしかにあるんだよなあ、なんて感慨も。



さらに、紅一点、大注目株のグルーパーことリズ・ハリスの初来日という嬉しいプレゼントもございます。彼女の歌声は、実は11月1日にスウィート・ドリームスより発売予定のドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーターのアルバム『The Tropics of Phenomenon』でも聴くことができるのですが、シュ・シュやジャンデック、アニマル・コレクティブとの共演で話題を呼ぶ、この幽玄で深い深い歌声をぜひ堪能していただければ、と。森ガールなんてもんじゃございませんよ。もはや森そのもののパフォーマンスに驚愕必至、です。



というわけで、さらに大阪ではグルーパーと同じく米オレゴン州ポートランドよりゴードン・アシュワースのコンサーンも参戦。さらに地元勢もプラスして、これが1ドリンク込み2,000円(!)で見れるってんだから、あなた。……ともかく、公演各日、趣向を凝らしてお迎えしますので、ぜひ、ぜひ足をお運びください。公演詳細についてはこちらの「EVENT」欄を。メールでのご予約もこちらでじゃんじゃん承っております!

2010/10/08

2 New Videos from Ryan Francesconi


来週からはじまるライアン・フランチェスコーニのジャパン・ツアー。その各公演の見どころについてはこれから順次アップしていく予定ですが、ようやく、ようやく彼の素晴らしいギター独奏を目にできる映像が送られてきました。スウィート・ドリームスから4月にリリースしたアルバム『パラブルズ』からの2曲、ジョアンナ・ニューサム・バンドの一員としての長いヨーロッパ・ツアーを終え、ポートランドに戻ってきたライアンが自室でひとり、ギターをつま弾くその姿を収めたごくごくシンプルな映像ですが、シンプルなだけにより一層、その指使い、繊細にして力強い演奏風景に息を飲む映像になっています。とにかくじっと見て、聴いて、感じていただければ、と。もちろん、全公演とも、予約はこちらのアドレスで絶賛受付中です。今回のような小規模の会場でじっくり聴き入るには格好のライヴ・パフォーマンスとなること請け合い。秋の夜長、ぜひみんなで静かに、ひっそりと彼のギターに聴き入ろうじゃないですか。もちろん、ジョアンナ・ニューサム・バンドのメンバーとしてのパフォーマンスでも十分にうかがい知れましたが、これは正直期待以上。貴重な機会ですのでお見逃しないように!

2010/10/07

東京、パリ、ミシシッピ、京都……


パリ、パリ、パリには行ったことがない。が、先日、現在来日中(下のエントリー参照)のマクラウドさんに会ったとき、現在ベルギー在住の彼とヨーロッパの話か何かになった折、「フランスって日本に似てるのかもね」みたいなことを口から出まかせで(だって行ったことないし)言ったところ、「そうそう、僕もそう思う」と。そしたら、火曜日、ルーファス・ウェインライトのコンサート。ステージ上で東京の話になって、そのルーファスが「パリと東京は似てるんだ」と話しはじめる。「パリと東京には似た種類の悲しみがある」と。東京、東京、東京の悲しみ……。

場面は変わって雨の東京。スウィート・ドリームスで連載をはじめていただいた京都在住のミシシッピさんのコミックは、雨の東京からはじまった。ここにもまた東京の悲しみがにじんでいる、のかもしれないけれど、しかし、パリではなく筆名はミシシッピ。偶然、今、片岡義男さんの『ぼくはプレスリーが大好き』を読んでいて、ちょうどその第9章「ミシシッピー河により近く」に差しかかったとき、京都在住のミシシッピさんから東京在住のぼくのところにダイレクトメールが届いた。展示のお知らせ。10月10日まで、すずきあいさんと二人展を開催中とのこと。そして、10月17日まで、京都と独ハンブルグの若手作家20名による交流展も開催中らしい。ゴキョウミのある方、ぜひ見に行ってみてください。
kemo・noke—ケモ・ノケ
ミシシッピ×すずきあい
2010年10月1日(金)~10月10日(日)

MIT—京都×ハンブルグ往復書簡vol.1
artzone(京都・三条河原町)
2010年10月2日(土)~10月17日(日)
そして、今、開いているページにはこんな一節が引用されている。

問「二枚目のアルバムにはどのような曲が入るのですか」
テリー・アドムズ(編注:原文ママ)「カーラ・ブレイの曲がふたつ。二曲、つくってくれたのです。でも、ひとつは悲しすぎて、できない」(NRBQ)

悲しすぎて、できない……。

2010/10/01

Le Ton Mite 来日中!

ちょっこし広末涼子似の可愛いベイビー、アンさんを伴って来日中のル・トン・ミテことマクラウド・ズィクミューズさん。スウィート・ドリームスにも第2号から寄稿していただいているお馴染みの面白お兄さんのジャパン・ツアーのご案内です! 今のところ判明した日程は下記のとおり。多分、これで全部かな。いきなり初日の円盤でのライヴに用事で行けず、最後の東京のライヴの日はライアン・フランチェスコーニで富山……と、残念ながらライヴを見に行くことが今回かなわないので、私たちの代わりに皆さん見てきてください。お願いします!

昨日、テニスコーツさやさんのおかげで2時間ほど会うことができましたが、ボーダーの長袖シャツにベレー帽が、う、……似合うねぇ、とっても。元気そうで何よりでした。今回のツアー用のCDR『クモコクド』は限定25枚のみ。ジャケットはもちろんマクラウドさんによる手製です。スウィート・ドリームス第4号も数冊渡したので、もし気に入ったら買ってあげてくださいね。売り上げは彼のツアー資金になります。

10月1日(金)
佐渡島 acci-cocci
start 7:00pm
1,500円(前売)/ 2,000円(当日)
ル・トン・ミテ、工藤冬里

10月4日(月)
start 7:00pm
カンパ制
工藤冬里(Maher Shalal Hash Baz)、ル・トン・ミテ、水谷康久&半野田拓

10月5日(火)
open 6:30pm / start 7:00pm
1,800円(前売)/ 2,000円
工藤冬里、ル・トン・ミテ、若尾久美(映像楽譜演奏)ほか

10月6日(水)
松山 More Music
start 7:00pm
1,500円
Maher Shalal Hash Baz、ル・トン・ミテ

10月7日(木)
start 7:00pm
カンパ制
マクラウド・ズィクミューズのワークショップ(?)

10月8日(金)
open 6:30pm / start 7:00pm
1,500円(前売)/ 1,800円(当日)
ダルガリーズ、工藤冬里、ル・トン・ミテ

軽音楽とジャンボリー3
10月9日(土)
open 1:00pm / start 1:30pm
3,000円(前売)/ 3,500円(当日)
ル・トン・ミテほか

10月10日(日)
京都 ユーゲ
open 6:30pm / start 7:00pm
1,010円
ル・トン・ミテ、alessis ark、川手直人

10月15日(金)
start 7:30pm
ル・トン・ミテほか

10月16日(土)
東京・清澄白河 SNAC
open 5:00pm / start 5:30pm
2,200円(前売)/ 2,500円(当日)
ル・トン・ミテほか


LE TON MITE LIVE AU DIVAN DU MONDE @ BIG SHOW

Ryan Francesconi & Kane Mathis - Songs from the Cedar House


アーティスト:ライアン・フランチェスコーニ&ケーン・マティス
タイトル:ソングス・フロム・ザ・シーダー・ハウス
カタログ番号:SDCD-005
発売日:2010年10月1日
収録曲数:6曲
パッケージ:特製窓付き紙ジャケット

定価:1,600円+税
ご購入はこちらから
杉の香りのサイレント・エスノ……
ライアン・フランチェスコーニの第2弾作品

2010年4月にリリースしたアルバム『パラブルズ』が、静かに静かに、その音楽同様じわりじわりと噂を広げていったライアン・フランチェスコーニの第2弾作品。『パラブルズ』は流麗なアコースティック・ギターの独奏でしたが、今回は、お得意のブルガリアン・タンブーラに楽器を持ち替え、さらに、ケーン・マティスという名うてのウード奏者を迎えたデュオ形態の作品になっています。
とはいえ、もちろん、その華麗なリックの裏側に、しっとりとした静けさを裏打ちするライアン・フランチェスコーニ独特の世界観は健在。彼がずっと追求してきたプログレッシブなブルガリアン・フォーク・ミュージックを、よりサイレントに、よりプライベートに、よりインティメイトに発展させた好インストゥルメンタル・アルバムに仕上がりました。

Tracks:
1. Huseni Oyun Havasi / Kurdi 7 and 9
2. Daichovo
3. Lost Years
4. Nova Godina
5. Ilahi
6. For Rumen


Ryan Francesconi & Kane Mathis - Daichovo by Sweet Dreams Press

Ryan Francesconi - Parables


アーティスト:ライアン・フランチェスコーニ
タイトル:パラブルズ
カタログ番号:SDLP-001
発売日:2010年10月1日
収録曲数:8曲
MP3のダウンロード・クーポン付属

定価:2,000円+税 *Sorry, This item is out of stock now.
ジョアンナ・ニューサム・バンドの実力派弦楽器奏者から届けられたまるで雨のようなギター独奏集(限定アナログ盤)

ライアン・フランチェスコーニは、私を最もインスパイアする音楽家のひとりである。この『Parables』で、彼は、自身の広大な芸術領域、つまり、彼ならではの作曲特性やブルガリアン・フォークの技術/形式両方の熟練、そして、広範なクラシック音楽のバックグラウンドや、聴く者の心をとかすような比類ない名人芸的ギター・スタイルを蒸留し、ミニマリスティックで詩的、精巧にして感動的な主旋律、変奏、自然な対位旋律、フラクタル形の辺境への介入に抽出してしまった。彼が、たった1本の腕でこれらすべての弦を弾いているとはにわかに信じがたい。まるで合奏のようにも聴こえるこの独奏作品は、西アフリカ~バルカン~バロック~ブルーグラスからの影響の、恍惚として、しかし、考え抜かれた調和と言えるだろう。そして、私はこれに似た音楽をまったく何も思いつけないでいる。  /ジョアンナ・ニューサム

世界がそのハープと歌声に恋する才女、ジョアンナ・ニューサム・バンドの弦楽器奏者として、ギターにブルガリアン・タンブーラに、その崇高な神話世界へ宮廷奏者よろしくクラシカルな奥深さを添えてきた実力派弦楽器奏者、ライアン・フランチェスコーニ。これまでRF(アール・エフ)として活動してきた彼が名義を本名に戻した、いわば「素顔」のデビュー作である本作には、まるで、雨や風、陽光、川の流れ……。そんな自然の表情を指先に宿したような、無添加、無加工の極美品となりました。弦楽器の名手として、プログレッシブなトラッド・バンドの一員として活動を続け、米国におけるブルガリアン・フォーク音楽の推進者でもある彼だけに、凡百の「ポスト・クラシカル」風とは奥行きを異にする精緻なギター演奏と流麗な指運びの数々に、きっと本物の輝きを感じていただけるでしょう。

Side A
1. Parables
2. Parallel Lights
3. Deep Rivers Run Quiet
4. Palios Karsilamas

Side B
1. With Hands
2. Elder Brother
3. Pravo
4. Lost Years