2010/09/29

嬉しいご感想


まだまだスウィート・ドリームス第4号配本続行中ですが、ポツポツと嬉しいご感想をいただいています。こことかこことかこことかこことかこことかこことかこことかこことか、さらに追加でこことか、本当にうれしいです。皆さん、どうもありがとう。いつもは完成すると落ち込んじゃうことが多く、ま、相変わらず、もうちょっとこうしたほうがよかったな等の細かい反省点は幾つもありますが、今回はいつもより清々しい気分です。(具体的にどこと言われてもわからないけど、手触りと厚みで)ようやくスウィート・ドリームスらしいものができてきたかなっ、と。ですので、まだ読んだことがない、見たことがないという人、ぜひ店頭でページをめくってみてください(字の小ささにビックリするぞ!)。そして、もし店頭になければ、どうかお店の方に「スウィート・ドリームスという本はありませんかね」と訊いてみてください。口の端に上げてもらうだけで、広がっていくこともあります。

お店がどんどんなくなっていき、初回の注文数なんて下降の一途でいまや笑っちゃうぐらいの冊数ですが、実は余り気にしていません。変な不景気風邪うつされても困るし、もとから虚弱体質のプライベートプレスですからね……と開き直るわけではないですが、でも、やっぱりお店があってこそ、流通があってこその姿にいまだに愛着を感じます。経済的には直接買ってもらえるほうが助かるし、そっちのほうがどれだけ効率的かわからないけれど、だからといって中間障壁一切排除、無駄を省いたウィン・ウィンな関係なんて、余り気乗りがしないのです。とんでもないところにバトンがわたっていけばいいし、間違いや多少の損を受け入れるぐらいの風通しのよさを忘れず……、と言いつつ、でもやっぱり特典付スウィート・ドリームス第4号まだまだあるので、ぜひ直接買ってください(笑)。俵谷くんの豆コミック、仕上がりいいですよ!

と、そんなこんなしているところに飛び込んできた1通のメール……。


……ガーン。

ライアン・フランチェスコーニのジャパン・ツアー2010ですが、そのうちの名古屋公演(10月18日)、DJとして出演を予定していたララトーンことミュージアム・ミュージックことショーン・ジェームス・シーモアくんが都合により出演できなくなったとのこと……。ぐー、ざ、残念。その分、スウィート・ドリームスで素敵なBGMをこしらえていきますので、どうか皆さんお気を悪くなさらずに。シラオカIL GRANDE SILENZIOと強力メンツに変わりないので、どうぞ見にいらっしゃってください。よろしくお願いいたします。

2010/09/27

TEASI presents 個個 vol.1


現代の天岩戸伝説か、なかなか姿を現わさないTEASI。が、自分たちのライヴ・シリーズを開始するなんていうニュースが飛び込んできました。その暗号は「個個」。つまり「個」と「個」が出会うツーマン・ギグ。その第1回目には松倉如子+渡辺勝のおふたりを迎えて、両者のセットをじっくりゆっくり心ゆくまで堪能できるという寸法です。秋の夜長、これはいい組み合わせ。名古屋近辺の皆さま、ぜひ見に、聴きに行ってみてください。まだ若干数、チケット予約も余裕があるようです。では、以下、TEASIより。また、松井一平くんのブログ(こちら)でも関連情報をゲットできます。
TEASIが企画するライヴ・シリーズ「個個」の第1回目をKDハポンにて行ないます。この新企画は、毎回ひと組のゲスト出演者をお迎えして行なうツーマン企画です。第1回目は、ひたすら自分の歩みで音楽をコトコト煮込んでいる素敵なおふたり、松倉如子さんと渡辺勝さんをお迎えします。TEASIは、ゑでぃまぁこん、TERRAsで活動中の元山ツトムさんを迎えての演奏です。「個個」には私たちが尊敬し共感する、そして何より自分たちが「聴きたい」と思う方々をお呼びしていきます。第1回目の今回はそんな思いにぴったりのゲストをお呼びできたと思います。「個」と「個」が出会う夜に、ぜひお越し下さい。

個個
10月17日(日)
名古屋 KDハポン(052-251-0324)
出演:松倉如子渡辺勝TEASI(ゲスト:元山ツトム from ゑでぃまぁこんTERRAs
開場 6:30pm/開演 7:00pm
料金:2,500円(前売)/3,000円 *ドリンク別
チケット予約:KDハポン
にしても、この10月中旬のKDハポン。異常なぐらい面白そうな企画が連日目白押しです。DODDODO+稲田誠(15日)、今井次郎+テニスコーツ(16日)、サン・サークル、ベン・ヴァイダ、グルーパー(以上20日)、ジ・アドヴァンテージ(22日)、そしてもちろん18日のライアン・フランチェスコーニも……。こうなったらある意味、特別週間として毎晩通うのもありか、と。

2010/09/26

いろいろできました!


スウィート・ドリームス第4号、ようやく出来上がりました。そして、ライアン・フランチェスコーニ&ケーン・マティス『シーダー・ハウス』とライアン・フランチェスコーニの限定アナログ盤『パラブルズ』の新作2タイトルも準備完了。この数日、段ボール箱、紙、インクの匂いが室内に充満。自宅の空気がまるで倉庫みたいになっていますが、随時、発送しているので、お店で見かけたら手にとってみてね! というわけで、金曜日からの嵐のような数日間を振り返ってみる、と……。
9月25日(金)
午前9時
フリーペーパー「スウィート・ドリームスのヒビ」第3号到着。

午前9時32分
「スウィート・ドリームス」第4号到着。3階の自宅まで何十往復の搬入作業(エレベーター欲しい~)。H君カップルも手伝いに来てくれて1時間弱で終了。そのまま発送準備開始。

午前11時02分
ライアン・フランチェスコーニ&ケーン・マティス『シーダー・ハウス』の帯が到着。

~午後3時20分
粛々と発送準備。問屋さん、事前にご注文いただいた直取引のお店、お世話になっている方への見本誌、ご寄稿・ご協力いただいた方への見本誌を詰めて、クロネコヤマトのTさんへ。計123件発送。へと~。

午後5時10分
三軒茶屋の小林紙業さんにCDを詰めるPP袋を買いに行く。自宅に帰って、そのまま片付け~残りの発送作業を粛々と。

9月25日(土)
午前9時23分
ライアン・フランチェスコーニ&ケーン・マティス『シーダー・ハウス』とライアン・フランチェスコーニの『パラブルズ』再プレス分のCDが工場から到着。

午前10時12分
ライアン・フランチェスコーニ&ケーン・マティス『シーダー・ハウス』のジャケット材料(ジャケットとインサート・カード4種)到着。

午前10時34分
10月21日(木)にセヴンス・フロアで開催するイベント「Sound Diorama」のフライヤーが「雨と休日」さんより到着。

午前11時03分
ライアン・フランチェスコーニのLP「パラブルズ」に貼付するステッカーが到着。

午後7時20分
ライアン・フランチェスコーニの限定LP用ビニール外袋が到着。そのままステッカー貼付作業に。

~午後10時10分
ライアン・フランチェスコーニ&ケーン・マティス『シーダー・ハウス』のジャケット組み立て作業。お手伝い人員を呼ぶ暇がなかったので夫婦でふたり、粛々と作業。8時間かけて500セット組み立て。
……と、ようやく一服。以上、すべて、ご予約・ご注文、準備万端受け付けておりますので、どうぞよろしくお願いします! さて、CDの組み立て作業の続きでもやろうかな。はっ、こ、腰が……。

2010/09/25

Sweet Dreams issue #4


タイトル:スウィート・ドリームス第4号
ISBN:978-4-9903771-7-5
カタログ番号:SDBK-009
発売日:2010年9月25日
ページ数:296ページ

定価:1,200円+税
ご購入はこちらから
特集◆トラベル・イン・マインド~ツアーをめぐる音楽の冒険:マイク・ワット、ジャド・フェア、スーパーチャンク、デンギー・フィーバー、植野隆司(テニスコーツ)、サブライム・フリークエンシーズ、キャルヴィン・ジョンソン、ミー・アミ、ディック・エル・デマシアド、ジェフリー・ルイス ほか

インタビュー◆サッド・ホース、ムッカ・パッツァ、ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター、ヤン・イェリネック、二階堂和美、ロレイン・プラード×小田島等、イエティ・パブリッシング×ミシシッピ・レコード、プレスポップ・ギャラリー ほか

寄稿者◆小田島等、ミッチ・カリン&ピーター・I・チャン、ジュヌヴィエーヴ・カストレイ、マクラウド・ズィクミューズ(ル・トン・ミテ)、俵谷哲典、ティム・キンセラ、ミシシッピ、酒井泰明(moools)、小川敦生、原田淳子(原田企画)、チーム・キャシー ほか

スウィート・ドリームスのメイルオーダーにてご購入された方には特典として、俵谷哲典作豆本コミック『CHINA TOWN』をお付けいたします(先着100名様のみ)。どうぞお早めに!

2010/09/24

Take a look inside... 3/3











それではスウィート・ドリームス第4号最後の誌上ツアー、今回は特集を挟んだ後半部分のご案内です。まずは、創刊号にも寄稿してもらったミッチ・カリン&ピーター・チャンの仲良しコンビによる「美しきもの皆、遠くなりにけり」。ミッチが現在執筆中の小説からの一部抜粋となります。写真もこのふたりによるもので、ロスアンジェルス近郊の中国人墓地がその舞台。何かちょっと夢を見ているような、独特の危うさが『ローズ・イン・タイドランド』でもお馴染みのミッチ節なんでしょう。故人の写真が楕円形にはめ込まれた墓石の写真も見どころのひとつです。












次は新企画「はじめる人」。テーマの硬軟を問わず、何かはじめた人に話を訊いてきました。今回は特別に二本立て、まずは瀬戸内、上関原発建設反対をはじめたニカさんこと二階堂和美さん。そして、ベルギー、ブリュッセルで活版印刷工房をはじめたマクラウド・ズィクミューズさん(ル・トン・ミテ)に話を訊きました。前者のほうは、ニカさんがライヴ会場で配布しているチラシ「どうしよう」からのイラストを散りばめながら、彼女がどういうきっかけで上関原発建設のことを知り、その建設を反対するにいたったのかを。












後者は、活版印刷工房をはじめるために機材の調達に奔走する姿を、本人による絵日記と一緒に追いかけていきます。そうそう、マクラウドと言えば、そろそろ来日ですね。旧グッゲンハイム邸のこの日なんてさぞ楽しいだろうな。いいないいな。皆さんぜひ!












そして、ひょんなことから連絡をいただいたニューヨーク州立大学の研究者、ロレイン・プラードさんと小田島等くんの対談の模様を。なにやら、日本のBGMの研究をされているらしく、たまたまタワー・レコードの新宿店でベスト・ミュージックの名作『MUSIC FOR SUPERMARKET』を手にしていただいたそう。話題は東京のサウンドスケープから、『MUSIC FOR SUPERMARKET』制作の経緯、スーパーのチラシ、小田島くんの近刊『ANONIMOUS POP』、はては80年代西武セゾンカルチャーのことまで、広く深く多岐にわたります。ふむふむ。












さらに、先日、日本語版がついに完結したクリス・ウェアの傑作グラフィック・ノベル『ジミー・コリガン:世界で一番賢いこども』を発行したプレスポップ・ギャラリーを切り盛りする峯岸さんも登場。ちょうど前身の青空実験室から数えると20周年ということで、プレスポップ・ギャラリーのこれまでの歩み、また、その強靭な運営ポリシーについて、あらためて振り返っていただきました。ものづくりの現場のひとつの素敵な例として、その仕事場をみんなで覗いてみましょう。












ここからは連載が並びます。まずは、スウィート・ドリームスではおなじみ、俵谷哲典くんの新作『イカマン』。以下の格好をしたイカマン(笑)が大暴れする、のか? 今後が楽しみな連載スタートです。












そして、ジャム・ボーイこと富樫信也さんの「デブリな雑記帳」。記念すべき第1回目は、新宿中村屋に秘伝のカリー・レシピを伝えたインド人運動家、ラース・ビハーリー・ボースからつらなる鋭い読書メモ風エッセイを。












さらに新連載は美術家の小川敦生さんと写真家の山口絵美さんのコンビによる「ブロードキャスト・フロム・ヘブン」。重度の音楽マニアでもある小川さんが、自身の生活に溶け込んだ珍盤・迷盤の数々を紹介してくれています。そうそう、その小川さんが佐藤実さんとやっているIL GRANDE SILENZIOは、来月のライアン・フランチェスコーニ、10月18日(月)の名古屋KDハポン公演にも出演決定。ぜひ、皆さん見に来てね。












ジョーン・オブ・アークを再始動させて盛り上がってるティム・キンセラ兄さんの未発表脚本「レット・ゴー」の第2回ももちろん掲載。まだまだ先は長いぞー。












そして、掉尾は原田企画さんの「Funny Days ~3/4の冒険~」が飾ります。ムフフ。と、以上、3回に分けてご紹介してきたスウィート・ドリームス第4号の誌上ツアーも、これにてお終い。明日の朝には、できたてほやほやの本が印刷屋さんから届きます。というわけで乞うご期待。お店で見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいな。

2010/09/23

China Town Gift

ちょうど15ヶ月前、スウィート・ドリームス第3号を発行したときも、スウィート・ドリームスのメイルオーダーでご購入の方に先着で俵谷哲典くん作の豆本コミック『八つ目うなぎ』をプレゼントしましたが、今回も、フランスでのグループ展(こちら)で忙しい俵谷くんが、作業の合間を縫ってつくってくれました。その名もずばり「チャイナ・タウン」。今回は表紙も色紙を使って、タイトルもステンシルという豪華仕様。中華街を舞台にしたハードボイルドSFコミック(?)が2編収録されてます。通し番号入り限定100冊。この機会にぜひ、ご予約・ご購入くださいな。明日から順次発送ができるよう、準備万端整えております。あらためて通販方法についてはこちらを。ちなみに第4号はページ数296ページ、お値段据え置き税込1,260円です。

From the Desk of Nikki McClure


「from the desk of...」という、いろんな人の仕事場拝見ブログ(こちら)にニキ・マクルーアのスタジオが登場しています。簡単に訳してみたのでどうぞ! そういえば、今、ミランダ・ジュライの『いちばんここに似合う人』(新潮社)を読んでいて、その原題「No One Belongs Here More Than You」を思い出しちゃった。あなた以上にそこにぴったりとはまってる人はいない……。つまり、あなたの最高の居場所はそこなのよってことなのかな。いいタイトルだなー。さて、明日の朝、まさにこの場所、うちにスウィート・ドリームスが届きます。800冊も……(泣)。雨降らなきゃいいけど。
私がメールに返事をしたり、作品をスキャンしたり、小さなものをコンピュータで大きく拡大して見たりしている場所がここ。私の席の後ろにあるのは、6歳になる息子の作業ベンチ。私の仕事中、彼は剣とかボート、盾なんかをつくってるわね。私の祖母が、朝日を浴びながらそれ――プラズマ・カット実験――を見下ろしる。ときどき、晴れた日には光がコンピュータの脇から入って、タイプする私の指に虹をかけることがある。それが私のダイニング・ルームね。

それでは、後ろのドアから仕事場に歩いていきましょう。そこに私の作業机があるの。今朝はちょっと散らかってるけどね。ファイル入れに、これから取りかかる仕事や廃案の束が待ってる。この日の仕事は、ハンモックに揺られる息子と夫が、夏休み最後の日の読書を楽しんでる絵を仕上げることだった。マットの下に写真を挿して上からなぞる。カッティング板はスケッチ中は使わないの。あれはカットするときだけ。今、欲しいのはもっといい照明ね。これはいつも、だんだん下がってきちゃうから。部屋の隅の棚に、カッターと一緒に古い刃を入れた箱があって、あと、紅茶と水用にコップがふたつ、鳥の餌台が全部の窓にある。それから息子が描いた、キノコと小屋の絵がある。

机の上には、やることリスト、水、次の案件の写真、マジックペン(これじゃないと絵が描けなくて、だから、なくなったら一大事なの)、自分の一目瞭然カレンダー(自分でもカレンダーつくってるのにおかしいわよね)、餌台のカラスのスケッチ、i-phoneとその専用ヘッドホン(ガンになるからヘッドホンを使うよう勧められたの)。何も植えてない植木鉢(どうにかしないとね)。ピンと来た言葉のメモなんかがある。

1日の終わりには、床がこんな感じになっちゃうの。ブルーベリー摘みしたときの葉っぱが1枚、部屋に紛れ込んでるわね。

2010/09/20

Take a look inside... 2/3











それでは、スウィート・ドリームス第4号の校正紙ツアー第2弾。今回は、何とページ数が128ページにもなっちゃった総力特集、トラベル・イン・マインドのご紹介です。ツアーをめぐる音楽の冒険。そして、旅の工夫や知恵、その過程で起こったことなどなど、さまざまな方に日記やインタビュー、エッセイやコラム、漫画などなどでご協力いただきました。ツアーの実際と幻想性みたいなものが、同時にここで浮き彫りになれば。そんな特集です。












ちなみに、この特集はページを上下2段に分け、それぞれが同時進行していく構成をとっているのですが、まず、上段の冒頭を飾るのはこの人、マイク・ワットさんです。ミニットメンファイアホースドス、最近では、再結成ストゥージズはもちろん、10~11月にかけて来日が決まっているミッシングメン等々。今なお精力的にツアーを続ける氏からツアーについての心得をご教授いただきました。D・ブーンの話は泣けるなぁ、実際。












そして、下段の冒頭はテニスコーツ、植野隆司さんの好評連載小説「ボサノヴァ」をツアー番外編として書き下ろしていただきました。これが何と3万字超! 約40ページにわたってずーっと続きます!オーストラリア~ニュージーランド~日本~ヨーロッパ……。テニスコーツやワンワンで赴いたツアー地の記憶が、ぐるぐるぐるとかき回され……。












今回、文字ばかりぎ~っしり詰まっているので、こういう楽しい(?)コミックも随所にお目見え。上は俵谷哲典君による2UPのヨーロッパツアー絵日記。セルビアのビールをなつかしむ中野くん(似てる!)の図なり。












何も、話を訊いたり、原稿を書いていただいているのはミュージシャンばかりとは限りません。例えば、ロンドンを拠点に活発なブッキングを続けている新進気鋭のイベント制作集団、アップセット・ザ・リズムの主宰者へのインタビューや、さらに、「riot grrrlというムーブメント」というジンでも知られる大垣ユカちゃんによるドイツ、ハンブルグのビルトヴェクセルという団体の紹介。Lilmag主宰者、野中モモさんの特集内ジン「CRAFTY THINGS」。熊本のレコード店、ピーナッツ・レコード店長、井手啓吾さんのレコード屋めぐりの旅、サイドウェイ・ソング・ツアーや、大和田俊之さんの国際ポピュラー音楽学会遠征記などなど、音楽の周りにあるトピックも満載なのです。












上の写真、上段はスーパーチャンク、マック・マッコーハンへの(意外にDIYに固執していない:笑)インタビュー。下段は、年内に再来日も予定されているコレクションズ・オブ・コロニーズ・オブ・ビーズの酔いどれジャパン・ツアー日記。ほかにも、P-heavy(韓国・ソウル)やM.A.G.O.(米・ニューヨーク)、saitocno齋藤くんによるハイ・ラマズの日本ツアーの模様や謎のバンド、J・レイ&ザ・グラスホッパーズ(コスタリカ)なども、それぞれ日記にて寄稿いただいています。とくにP-heavyのツアー日記が熱い! ライヴ1回だけなのに……(笑)。












今回の特集で何としても掲載したかったNYアンタイ・フォーク・シーンのアイドル、ジェフリー・ルイスのコミックも、ぎりぎりで無事掲載許可獲得。アメリカ式ツアーの実際をしるにはうってつけのこのコミック。みんなDIYとか何とか言うけど、やっぱりホテルでのんびりしたいんだねぇ。という、本音と建てまえのせめぎあいが見事にまとめられてます。












来春、来日しちゃいそうなジャド・フェア叔父さん、そして、目の付けどころに唸らされるディック・エル・デマシアドの初来日ツアーからの写真日記もドドーンと公開。ほかにも、最近メンバー・チェンジがあったミー・アミがツアー中の朝食を紹介してくれたり……。












西日本~九州で面白いブッキングを続けているシカゴ・クラブ、古賀竜太さんの、これまた熱いテニスコーツ&梅田哲也、2008年西日本ツアーの様子にツアー・マネージャーの気持ちの揺れを目の当たりにして……。
と、ここで突然の告知(笑)。シカゴ・クラブと言えば、ついに30回目を数えるシカゴ・クラブ・ナイトが福岡で開催される模様。僕も大好きなわすれろ草──松井一平(TEASI)、アキツユコ、そしてゑでぃまぁこんのゑでゐ鼓雨磨、柔流まぁこんのドリーミーな4ピース──がついに九州に乗り込みます。詳細は以下のとおり。お見逃しないように、ね。

10月9日(土)
open 6:30pm / start 7:00pm
2,000yen (adv) / 2,500yen (door)
出演:わすれろ草、やないけい

10月10日(日)
open 6:30pm / start 7:00pm
2,000yen (adv) / 2,500yen (door)
出演:わすれろ草、noumi yoshie band、nenecart、ニール☆UMA、モリソンホテル











と、誌上ツアーに戻ると、米ロスアンジェルスでカンボジア歌謡ロック(クメール・ポップ)を再興するデンギー・フィーバーの皆さんがご登場。初のカンボジア・ツアーの様子を訊いてみました。また、要所要所、チーム・キャシーのミャーザキくんたちが書いてくれたあれやこれやのコラム、キャルヴィン・ジョンソンから大量に送りつけられてきたアレが特集に花を添え……。











最後はサブライム・フリークエンシーズをアラン・ビショップとともに切り盛りするヒシャム・マイエさんの過酷なモーリタニア/西サハラの録音旅行記を。こうやってグループ・ドーウェイを世に送り出し、『Palace of the Winds』や『Musical Brotherhoods from the Trans-Saharan Highway』のような映像作品を形にしていっているのだと思うと、そりゃ気合の入り方が違うわな…と。

というわけで、続きはまた! あ、そうそう。発売まであと1週間、絶賛予約受付中です。直接、スウィート・ドリームスのメイルオーダーでお買い上げの方には、先着100名様に俵谷哲典謹製の豆コミックをお付けします。通販方法は、こちらの「How To Order」でご確認ください。

2010/09/18

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明日19日(日)と20日(月)の2日間。吉祥寺でとっても面白そうな実験映画の上映会が催されます。主催者は、タラ・ジェイン・オニールが作品に音楽をつけたことで知り合ったナイス・ガイ、牧野貴さん。7本ある上映作品の中には、彼の最新作『Inter View』も国内初お目見え。その作品の音楽を、タラと、今度スウィート・ドリームスからCDをリリースするドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーターことブライアン・マムフォードが手がけているのです。こりゃ楽しみ。ほかにもジム・オルークが音楽を手がけたトラヴィス・ウィルカーソンの『National Archive V.1』など、世界各地から集まった作品がアジアで初上映されるまたとない機会となっています。各日とも午後7時30分からの会は特に混み合いそうとのことなので、事前の予約をオススメしますとのこと。詳細は以下の通りです。
Makino Takashi + Art Center Ongoing presents.
7 Experimental Films screening.
[+]
2010.9.19(sun) / 20(mon)
14:00 / 17:00 / 19:30~
¥1000+1drink
予約:info@ongoing.jpもしくは0422-26-8454までお名前と人数をお知らせください。

上映プログラム
Adele Horne [Quiero Ver] 2009 6min (US)

Travis Wilkerson [National Archive V.1] 2001 15min (US)
music by Jim O'Rourke

MakinoTakashi [Inter View] 2010 22min (JAPAN)
music by Tara Jane O'Neil & Brian Mumford

Johann Lurf [The quick brown fox jumps over the lazy dog] 2009 3min (Austria)

Ben Russell [Rock Me Amadeus] 2009 4min (US)
music by Falco

Tamaki Shinkan [Africa Ⅰ] 2010 10min (JAPAN)

Ben Rivers [I know where I'm going] 2009 30min (UK)


今回は、アメリカに上映に行った事も影響してか、アメリカからの作品が多くなりました。映画を見たという体験が、夢と区別無く記憶に溶け込んでしまうAdele Horneのドキュメンタリーに始まり、ロッテルダム国際映画祭、長編部門にて批評家連盟賞を受賞した実験映画界の革命児Ben Russellの渾身の短編から、Jim O'Rourkeの音楽と共に大空を飛翔/落下するTravis Wilkersonのファウンド・フッテージ、そしてロンドンからはBen Riversの中編が届きました。彼の代表作とも言える「This is my land」の続編とも言えるこの作品に流れる広大なランドスケープは、その虚無さゆえに、人類の終末を描いているようでもあります。オーストリアからは去年に引き続き、Johann Lurfの超絶カットアップフィルムが軽やかに届きました。彼の作品には、羽が生えているとしか思えない程のスピード感と飛翔感が有ります。そして日本からは、今年ロッテルダム国際映画祭にて作品が上映された、サイレント映画作家である田巻真寛の新作、そして僕の新作を発表します。

全ての作品は、日本いや、アジア初上映となります。どうぞご期待下さい。
会場で皆様にお会い出来る事を、心より楽しみにしております。

*本上映会に併せた3カ月限定のツイッターはこちら。

2010/09/17

Le Devenir - Miju Kim + Mimyo


ずっと調子が悪く、ついに起動しなくなってしまったi-bookを持って中目黒の修理屋さんへ。えっちらおっちら自転車をこいでいると、不思議な番号から着信が。最初の2ケタ、+82ってどこだ? 台湾? 韓国? 中国? と、出てみると、ああそうだった。P-heavyのチフミちゃんがラフくん日本に仕事で来てるよと言ってたんだった。「福田です」と出ると「お久しぶりです。ラフくんです」と相変わらず礼儀正しい声(自分にくんつけてるけど)。何やら最近、日本の文房具などを扱うソウルのお店で働きだしたとのことで、買い付けで東京に3日ほどいるらしい。


ラフくんと初めて会ったのは、去年か一昨年の円盤ジャンボリーだったか、それともジンズメイトだったか。たしかキャシー・ジンのみんなに紹介してもらったんだっけ。でも、もう日本に来るのは20回目らしいし、なぎ食堂や円盤、素人の乱などでは、もうなじみらしいから、その前から出会ってたかもしれない。彼はソウルに住んでいて、去年のP-heavyの韓国ライヴをお手伝いしたり、いろんなジンをつくったり、地元のローカル・シーンをサポートしている好男子なのであった。

「おー、久しぶり。ラフくん、元気?」。ちょうど近くにいるみたいなのでお茶でもしようかということに。あれこれ喋りつつ、と、おずおず彼が取り出したのが写真のCD付アートブック。ラフくん、カーリー・ソルというスモール・プレスをはじめて、その第一弾としてこれを発行したらしい。「くはーっ、洒落た装丁だねぇ」などなど。ハードカバー、布張り、銀箔押しのタイトル。CDもぺらぺらのポリ袋じゃなくて、ちゃんと紙製で、さらにまた筋のあるテクスチャーの白い美しい封筒に入れられている。きれいな仕立ての本だなあ。

絵を描くのはミジュ・キムさん、音楽をつくるのはミミョさん(ふたりの共同サイトはこちら)。往復書簡形式でやり取りした結果が、この『Le Devinir』になったらしい。水彩をドリッピングして滲ませた絵も、淡い音の聴き心地も気持ちいい。何よりも、身近な人がこうして何かはじめたことを聞かされると、頑張んなきゃって励まされます。お隣の国同士だし、ね。いつ出るかまだ見当もつかないけど、このラフさんがやっていること、次のスウィート・ドリームスで紹介できたらと思います。

富山の皆さんコンニチワ!

あと1ヵ月に迫ったライアン・フランチェスコーニの来日ツアーですが、富山の皆さんコンニチワ。10月16日(土)、フォルツァ総曲輪での公演が決定いたしました。イエイ! しかも共演はゆーきゃん! さらに、優しい料金のナイス・プライス・イベントになっていますので、皆様ぜひお誘いあわせの上、いらっしゃってください。詳細は以下の通り。にしても、今回は初の北陸2県上陸。いつか日本海縁側ツアーなんてのもいいな、な~んて思ったり(そっち出身なものでね)。ともあれ、心より楽しみにしております。近在の方もぜひ来てね! 

10月16日(土) 富山  フォルツァ総曲輪(076-493-8815)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、ゆーきゃん
開場 6:00pm/開演 7:00pm
料金:1,500円(前売)/1,800円(当日)
チケット:フォルツァ総曲輪 主催:(株)まちづくりとやま
協力:ゆーきゃん、南日久志

2010/09/16

Take a look inside... 1/3














い。お待たせしました! スウィート・ドリームス第4号、予定どおり校了しました。つまり、校正が終わって、後は印刷会社でカシャコンカシャコン刷っていただくだけ、というわけです。

店での発売は10月1日から、一部レコード店等ではもう少し早く、9月25~26日から店頭に並び始める予定です。前号から1年と4ヶ月、本当にお待たせしました。何よりも、締め切りどおりに原稿をいただいたにもかかわらず、こちらの怠惰で仕上がりが遅れたこと、本当にすみませんでした。この場を借りてお詫びします。

は、こちらで3回に分けて、第4号のコンテンツをひとめぐり、校正紙を(笑)上からツアーしていきましょう。












P4
 まずは前号同様、モールス酒井くん考案によるスウィート・ドリームス読者ナビゲーションシステム(略してSDDNS)からはじまりまーす。今回は「目玉がツアー特集だからそういう感じで」と伝えたら、タイトルに「ツアーサポートサービス」というのが追加されてました(笑)。略して「SDDNSTSS」、スッドゥンストススだって。くだらない……。











P8
 スウェーデン帰りのカトマンさん(ドットラインサークル)のストックホルムでの1日の様子や、ワルシャワ柳澤さん&プランチャ国井さんの1年前(トホー)の音楽談義を横目に、ページは進んで新連載、第4号最初の1曲をミシシッピさんがコミックでナビゲートします。曲はYMOの「ポケットが虹でいっぱい」。エルヴィス・プレスリーのカバーに乗せて、はっ、見上げると雨がやんだようですねぇ。











P14
 虹の余韻に浸りつつ、本編第1発目はサッド・ホースのインタビューで幕を開けます。米オレゴン州ポートランドの2ピース。ギター&ボーカルのジェフ・ソールは、タラ・ジェイン・オニールと来日したこともあるので、覚えてる方もいるかもしれないですね。元ファックスーパーメガコーポレーションというレーベルもやっていて、最近、ガールフレンドのジェイン・パイク(ジャネット・パンツなる名前でダンサーとして活躍中)とフェスタ・ラニメイルを開始。また、相棒のエリザベス・ヴェナブルは元ネイセイヤー2UPも前回のツアーで対バンした、かっちょいいバンドです。













P16
 勢いに乗ってそのままムッカ・パッツァのインタビュー・ページに。こちらのブログでも何度か紹介したことがあるシカゴの大所帯ブラス・パンク・バンドです。最近は、アンドリュー・バードこちらのビデオにもカメオ出演してるから、やっぱり現地では相当な人気の模様。ボビー・コンベイビー・ディーと仲がいいっていうのも、このインタビューで初めて知った。コミュニティとの関わり方、合理的なバンド運営方法など、なかなか興味深いバンドです。













P24
 と、ここでちょっとしたミステリーを。「金曜日の妻たちの電子音楽」と題して、ウルスラ・ボグナーというアマチュア音楽家のことを取り上げます。彼女の作品は、ヤン・イェリネックが立ち上げたフェイティッシュ・レーベルの第1弾作品として発表されましたが、その経緯というのが、ヤンさんが乗った飛行機の、隣に座った男との何気ない会話だったそう。そのうち話題は一風変わった趣味を持つ彼の母親のことになる。製薬メーカーに勤め、そつなく家事もこなしながら、一方、自宅にスタジオをつくり、日々、電子音楽の作曲と録音に没頭していたという……。











P32
 そして、かねてより紹介しているドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーターのロング・インタビューをここで。メジャー/アンダーグラウンドに対する意識的な考え方、ある種の政治性を、音楽の幻想の中に溶かしこんでいることが、ここで明らかになったんじゃないでしょうか。これから予定しているアルバム・リリースを前に、良きイントロダクション~サブテキストとなること請け合い。案内人は安永哲郎さんと清水久靖さんです。あ、彼もオレゴン州ポートランドね。











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 と、そのままポートランドの穴にズボッ。ようやく日本でも流通がはじまったイエティ・パブリッシングのエディター、マイク・マクゴニガルと、気の効いた再発作業が好事家諸氏をうならし続けるミシシッピ・レコードのエリック・イサークソンとのスペシャル対談です。


80年代ジンスターのサバイバル秘話やダニエル・ジョンストンの話、リイシュー作業につきものの罪悪感や、ポートランドの町のことなど、20ページに渡ってふたりの会話を収録しました。











ウトサイダー・センス濃厚なミシシッピ・レコードのジャケットもまとめてドン。もともとのオリジナル作品を流用したものの中に、ときどきとんでもないオリジナル・デザインを交えてくるのが、ミシシッピ・レコードのたまらない魅力だと言えるでしょう。


オブスキュア・パンクからブルース、ゴスペル、フォーク、ワールド・ミュージックまで、このセレクションの幅はきっと、エリックが経営する同名のレコード店にも通じるものなのかな。いつか行ってみたい。











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 そして、またまた新連載。小田島等画伯のコミック『Iラブ大阪』ですっ! これは多くを言うまい。

と、ここで一休み。前号より100ページ増、計296ページと、恐ろしいことになってしまったスウィート・ドリームス第4号なので、この時点でまだ4分の1にしかなってなかったりして。ともあれ、次は、目玉特集の「トラベル・イン・マインド」も登場しますので、どうぞお楽しみに。

2010/09/02

ライアン・フランチェスコーニ来日決定!

さて、ちょこちょこと漏れ伝わってきているかもしれませんが、スウィート・ドリームスより4月にリリースしたアルバム『パラブルズ』が好評なライアン・フランチェスコーニが、ジョアンナ・ニューサムとの長い長いツアーの合間を縫って来日ツアーを敢行(観光)してくれることが決定しました。

過去、ジョアンナ・ニューサム・バンドの一員として2回、RFとして2回、RF&リリ・デ・ラ・モーラとして1回、と、計5回も来日していたりするライアン・フランチェスコーニですが、今回は、彼の弦楽器マスターとしての側面を存分にご堪能いただけるライヴ・パフォーマンスとなる予定です。全国8都市9公演、うち、10月16日(土)の富山公演と19日(火)の大阪公演が、まだ若干調整中のため発表は後日となりますが、どうぞお見逃しなく。もちろん、ご好評いただいている『パラブルズ』を120%以上再現した、アコースティック・ギターの独奏がメインのライヴになる予定です。

また、この来日ツアーにあわせて、現在、初回プレス盤が売り切れてしまっている『パラブルズ』の限定アナログLPと、新作CD『シーダー・ハウス』のリリースも決定しました。さらに、『パラブルズ』のCDも追加プレスして各地にお持ちする予定ですので、未聴の方はぜひ。なお、上記2点の新作ですが、一般発売日は10月1日を予定しています。もちろん、お近くのCDショップ等でご購入いただけますので、こちらもお楽しみに。


ライアン・フランチェスコーニのジャパン・ツアー2010

Ryan Francesconi in KANAZAWA
10月15日(金)
金沢 コラボン(076-265-6273)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、ASUNA septet

10月17日(日)
奈良 カフェ・サンプル(0742-24-2424)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、たゆたう

10月18日(月)
名古屋 KDハポン(052-251-0324)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、シラオカ、IL GRANDE SILENZIO
DJ:ミュージアム・ミュージック(ララトーン)

Sound Diorama
10月21日(木)
東京 セヴンス・フロア(03-3462-4466)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、NRQトリオ(feat. 山口元輝)、ラジオゾンデ
DJ:寺田俊彦(雨と休日)
nami to kami vol.24
10月22日(金)
松本 群青(0263-34-1006)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、サン・サークル、ベン・ヴァイダ、グルーパー、asuna

あきでら
10月23日(土)
町田 簗田寺(www.saitocno.com/町田市忠生2-5-33)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、サン・サークル、ベン・ヴァイダ、グルーパー

Nest Festival '10
10月24日(日)
東京 オ・イースト(03-5458-4681)
出演:ライアン・フランチェスコーニ、ジ・アドヴァンテージ、在日ファンク、PE'Zほか
*開演時間、チケット取り扱いなどの詳細は、こちらの「EVENT」欄をごらんください。チケット予約、絶賛受付中です。