2010/09/17

Le Devenir - Miju Kim + Mimyo


ずっと調子が悪く、ついに起動しなくなってしまったi-bookを持って中目黒の修理屋さんへ。えっちらおっちら自転車をこいでいると、不思議な番号から着信が。最初の2ケタ、+82ってどこだ? 台湾? 韓国? 中国? と、出てみると、ああそうだった。P-heavyのチフミちゃんがラフくん日本に仕事で来てるよと言ってたんだった。「福田です」と出ると「お久しぶりです。ラフくんです」と相変わらず礼儀正しい声(自分にくんつけてるけど)。何やら最近、日本の文房具などを扱うソウルのお店で働きだしたとのことで、買い付けで東京に3日ほどいるらしい。


ラフくんと初めて会ったのは、去年か一昨年の円盤ジャンボリーだったか、それともジンズメイトだったか。たしかキャシー・ジンのみんなに紹介してもらったんだっけ。でも、もう日本に来るのは20回目らしいし、なぎ食堂や円盤、素人の乱などでは、もうなじみらしいから、その前から出会ってたかもしれない。彼はソウルに住んでいて、去年のP-heavyの韓国ライヴをお手伝いしたり、いろんなジンをつくったり、地元のローカル・シーンをサポートしている好男子なのであった。

「おー、久しぶり。ラフくん、元気?」。ちょうど近くにいるみたいなのでお茶でもしようかということに。あれこれ喋りつつ、と、おずおず彼が取り出したのが写真のCD付アートブック。ラフくん、カーリー・ソルというスモール・プレスをはじめて、その第一弾としてこれを発行したらしい。「くはーっ、洒落た装丁だねぇ」などなど。ハードカバー、布張り、銀箔押しのタイトル。CDもぺらぺらのポリ袋じゃなくて、ちゃんと紙製で、さらにまた筋のあるテクスチャーの白い美しい封筒に入れられている。きれいな仕立ての本だなあ。

絵を描くのはミジュ・キムさん、音楽をつくるのはミミョさん(ふたりの共同サイトはこちら)。往復書簡形式でやり取りした結果が、この『Le Devinir』になったらしい。水彩をドリッピングして滲ませた絵も、淡い音の聴き心地も気持ちいい。何よりも、身近な人がこうして何かはじめたことを聞かされると、頑張んなきゃって励まされます。お隣の国同士だし、ね。いつ出るかまだ見当もつかないけど、このラフさんがやっていること、次のスウィート・ドリームスで紹介できたらと思います。