2008/03/29

Tara Jane O'Neil Japan Tour 2008

タラ・ジェイン・オニールのジャパン・ツアー2008


米ケンタッキー州ルイヴィルにて、スリント、バストロを受け継ぐ存在感で知られたバンド、ロダンのベーシストとして90年代初頭から活動を開始し、バンド解散後も、ソノラ・パイン、レトシンの一員として、また、シンガー・ソングライター/マルチ演奏家として独自のポジションを築き上げてきた才女、タラ・ジェイン・オニール(Tara Jane O'Neil)。さて、この度、マタドールなどのレーベルから作品をリリースしてきたバンド、ファック(Fuck)のメンバーであるジェフ・ソール(Geoff Soule)を従えた特別編成(ジェフ・ソール自身のソロ・セットもあり)での、じつに4回目となる来日ツアーが決定しました。あのジュディー・シルさえ彷彿させる充実した歌世界を存分に堪能できるのはもちろんのこと、過去の共演経験を通して、タラ自身の熱烈リクエストから実現した二階堂和美との2公演(京都・町田)など、両者とも、いつもと違う「なにか」を見せてくれるに違いありません。さらに、ジョアンナ・ニューサム同様、ハープの弾き語りで大きな注目を集めるロンドンからのニュー・カマー、セラフィナ・スティア(Serafina Steer)も4公演(名古屋・松本・東京・町田)に帯同決定。とくに渋谷公演はグランド・ハープを使用したゴージャスなステージをお届けする予定ですので(その他の公演は、カジュアルなミニ・ハープ/キーボードでの演奏となります)、マルオト(名古屋)、THE MEDIUM NECKS(松本)、helll(東京)ら、強力な共演バンド含め、色合いを変えた各公演それぞれ、どうぞご期待ください!

SAL CULTURE
3月29日(土)
大阪 大阪城野外音楽堂(06-6947-1197)
出演:タラ・ジェイン・オニール 他
開場 正午12:00 前売り4,500円/当日5.000円
*この他にもイベント通し券等がございます。詳しくは下記主催者のウェブサイトをご覧ください。
問い合わせ:SAL CULTURE

3月30日(日)
京都 アバンギルド(075-212-1125)
出演:タラ・ジェイン・オニール/二階堂和美/ジェフ・ソール
開場 6:00pm/開演 7:00pm 前売り 3,000円/当日 3,500円
チケット:会場

4月2日(水)
名古屋 KDハポン(052-251-0324)
出演:タラ・ジェイン・オニール/ジェフ・ソール/セラフィナ・スティア/マルオト
開場 6:30pm/開演 7:00pm 前売り 2,500円/当日 3,000円
チケット:会場

nami to kami vol.12
4月3日(木)
松本 群青(0263-34-1006)
出演:タラ・ジェイン・オニール/ジェフ・ソール/セラフィナ・スティア/THE MEDIUM NECKS
開場 7:00pm/開演 7:30pm
一般3,000円 学生 2,000円(いずれも1ドリンク込み)
チケット:会場、nami to kami(mimipat3@yahoo.co.jp)、tonico

4月4日(金)
東京 渋谷オ・ネスト(03-3462-4420)
出演:タラ・ジェイン・オニール/ジェフ・ソール/セラフィナ・スティア/helll
開場 7:00pm/開演 7:30pm 前売り 3,500円/当日 3,800円
チケット:会場、チケットぴあ(Pコード:285-498)、ローソンチケット(Lコード:72942)、なぎ食堂(渋谷/050-1043-7751)、warszawa(渋谷/03-5458-0700)、LINUS RECORDS(高円寺/03-5307-4661)、DISK UNION(渋谷ロック館/03-3461-1809|お茶の水駅前店/03-3295-1461|神保町店/03-3296-1561|新宿本館6階/03-3352-2691|下北沢店/03-3467-3231|吉祥寺店/0422-20-8062)

はるでら
4月5日(土)
町田 簗田寺
出演:タラ・ジェイン・オニール/二階堂和美/ジェフ・ソール/セラフィナ・スティア/齋藤紘良
出店:なぎ食堂
開場 5:00pm/開演 6:00pm 前売り 3,000円/当日 3,300円
チケット:なぎ食堂(渋谷/050-1043-7751)、warszawa(渋谷/03-5458-0700)、LINUS RECORDS(高円寺/03-5307-4661)、DISK UNION(渋谷ロック館/03-3461-1809|お茶の水駅前店/03-3295-1461|神保町店/03-3296-1561|新宿本館6階/03-3352-2691|下北沢店/03-3467-3231|吉祥寺店/0422-20-8062)
協力:P-VINE RECORDS、インパートメント、TOAD RECORDS、SAL CULTURE(大阪公演)、藤沢千史(松本公演)、nami to kami(松本公演)、永谷音楽事務所(東京公演)、簗田寺(町田公演)、saitocno(町田公演)、なぎ食堂(町田公演)

無事終了いたしました。多くのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。

2008/03/27

A Solo TJO Exhibition

ジャパン・ツアー2008フライヤーでもチラッとご紹介しておりましたタラ・ジェイン・オニールの個展ですが、ついに詳細をお知らせできる日がやってまいりました! 詳しくは、企画・制作の「UNIVERSAL MARGINAL」ホームページ、もしくはスウィート・ドリームスのイベント・ページをご覧いただくとして、とにかく、オープニングで開催される入場者数超限定のプライベートなギャラリー・コンサート(予約方法については「UNIVERSAL MARGINAL」ホームページをご参照ください)も含めて、見逃せない2週間になりますよ~! 自身のソロ作品のみならず、レトシンやアイダなど数々のレコード・スリーヴを飾ってきた絵世界で定評のあるタラ・ジェイン・オニールですが、今回は、ペインティング、プリンティング、ドローイングといった平面作品から、映像、彫刻まで、彼女独特の世界が立体的に飛び出す展示内容となりそうです。さらに、各種アイテムはもちろん、作品の販売も行なう予定。広尾の素晴らしいオルタナティブ・スペース「UNIVERSAL MARGINAL」と安永哲郎氏との共同企画・制作となるタラ・ジェイン・オニールのソロ・イクシビジョン「WHAT BECOMES WHAT」、ぜひこの機会をお見逃しないように。あ、ギャラリー・コンサートには「helll」も出演、Yoyoちゃんのベジ食堂も出店予定でーす!

2008/03/22

TJO Merchandises Arrived

テーブルを埋め尽くす色とりどりの物販商品も、ツアーのお楽しみのひとつ。というわけで、今回のタラ・ジェイン・オニール ジャパン・ツアー2008も、いろいろ用意しております。今回は、タラ自身がシルク・スクリーンでしこしこと仕上げたTシャツと未発表インスト曲を収録したCD-Rが目玉、かと。とくに、この「After a Dark Seven」なるタイトルのCD-Rが秀逸。ギター、ハーモニウム、メロディカという最小限の音のつづれ織りは、この季節にもちょうど気持ち良い一品になること請け合いの好内容。また、ブルックリンの名スタジオ、レア・ブック・ルームのレーベル立ち上げ第1弾として発表された2枚組コンピレーションも到着。ブラック・ダイス、サマラ・ルベルスキ、シルバー・ジューズ、ディアハンター、フィッシャースプーナーなどなど、スタジオ縁の面々に混じって、タラも「Sunday Song」で参加しております。他にも、昨年、シアトルのイエティから出版された彼女の第2弾画集『Wings. Strings. Meridians』や、さらに! 10部限定の6枚組ボックス・セット(!)、しかも、箱自体がタラの手作りなんていう超レア・アイテムも、現在製作中とのことなので、ぜひぜひ皆様、紐を緩めた財布を持って物販テーブルに集まっていただきたいな、と、心から思う所存でございます。なお、名古屋以降の4公演に出演するセラフィナ・スティアもツアー限定CDを制作中だとか。こちらも、ぜひご期待ください!

2008/03/21

町田・簗田寺公演、メール予約受付終了

ご好評いただいております「タラ・ジェイン・オニール ジャパン・ツアー2008」の、町田・簗田寺公演ですが、メール予約のみ、ほぼ予定枚数に達しましたので本日を持って受付終了とさせていただきます。本日3月21日(金)の深夜12時までは、メールでの予約を受け付けますが、日付が変わって明日以降は、ご予約に対応できませんので、悪しからずご了承ください。なお、下記の各店舗で取り扱い中の前売りチケットは、引き続き発売しておりますので、ご心配なく。とはいえ、こちらも枚数に限りがございますのでお早めのご購入をお奨めいたします。また、当日券の有無は、公演の数日前に当サイトで発表いたします。

ちなみに、町田簗田寺公演前日の渋谷オ・ネスト公演のチケットは、まだ余裕がございます。セラフィナ・スティアがグランド・ハープの演奏を披露する唯一の公演となりますので、こちらもお楽しみに。また、タラ・ジェイン・オニールも、曲によってドラムを加えた磐石のロング・セットを披露してくれる予定です(簗田寺公演はドラムレスのセットになります)ので、この際、両日とも来てもらいたいなーと、一同心より。では、会場にてお待ちしております。

4月4日(金) 東京 渋谷オ・ネスト(03-3462-4420)
出演:タラ・ジェイン・オニールジェフ・ソールセラフィナ・スティアhelll
開場 7:00pm/開演 7:30pm 前売り 3,500円/当日 3,800円
チケット:会場および下記前売り券取り扱い店舗

はるでら
4月5日(土) 町田 簗田寺
出演:タラ・ジェイン・オニール二階堂和美ジェフ・ソールセラフィナ・スティア齋藤紘良
出店:なぎ食堂
開場 5:00pm/開演 6:00pm 前売り 3,000円/当日 3,300円

チケット取り扱い店:なぎ食堂(渋谷/050-1043-7751)、warszawa(渋谷/03-5458-0700)、LINUS RECORDS(高円寺/03-5307-4661)、DISK UNION(渋谷ロック館/03-3461-1809|お茶の水駅前店/03-3295-1461|神保町店/03-3296-1561|新宿本館6階/03-3352-2691|下北沢店/03-3467-3231|吉祥寺店/0422-20-8062)

2008/03/19

Best Music Show !!!

お久しぶりのベスト・ミュージック・ショーのお知らせデス。昨年、満を持してのファースト・アルバム『Music For Supermarket』を弊スウィート・ドリームスよりリリースして各地をいろんな渦に巻きこんだパフォーマンス・アート・グループ、BEST MUSICのふたりが東京・六本木のステージに降り立ちます!  いまや伝説化されている(?)そのライヴ・パフォーマンスを目にできる、なかなか数少ない機会のひとつですので、ぜひ皆様、お誘いあわせの上、いらっしゃってくださ~い! ちなみにBEST MUSICのオフィシャル・サイトでは、ただ今、春の入学式フェア開催中です。

NEO AGE
@六本木 BULLET'S
3月22日(土)
5:00pm~9:00pm ¥1,500(1D)
出演:クリスタル、believe、BEST MUSIC
DJ:ゼルティンガーダンコ

2008/03/18

Gang Gang Dance Japan Tour 2008


じわじわと噂が噂を呼ぶブルックリン発エスノ・トライバル・ノイズ・ロック・グループ、ギャング・ギャング・ダンスの来日公演に、今回、タラ・ジェイン・オニールのバック・メンバーとして来日しているジェフ・ソールの出演が決定しました! 招聘元は、こちらも噂のコントラリード54-71のメンバーや、「some of us」のリビング・レジェンド、小林英樹氏も関わるニュー・コレクティヴです。というわけで、4月8日は、迷わず渋谷オ・ネストへゴー! その他の日程はこちらでお確かめください。

4月8日(火)渋谷オ・ネスト
開場 6:00pm/開演 7:00pm 3,000円(前売り)/3,500円(当日)
出演:ギャング・ギャング・ダンスジェフ・ソール東京ピンサロックス狂うクルー

2008/03/15

町田・簗田寺公演:メール予約受付終了間近!

絶賛予約受付中/前売りチケット発売中のタラ・ジェイン・オニール ジャパン・ツアー2008ですが、最終日の町田・簗田寺公演のメール予約が予定枚数終了間近となって参りました。予定数終了後も、引き続きチケット取り扱い店店頭での販売は行なう予定ですが、そちらも枚数に限りがございますので、ぜひぜひこの機会に「tjo2008@gmail.com」まで、お名前・ご連絡先・希望公演日・枚数を添えて、奮って(?)ご予約ください。ちなみに、この簗田寺公演でのタラ・ジェイン・オニールの演奏は、公演会場の素晴らしいシチュエーションを考慮してドラムレスのセットとなります。より「うた」が前面に出たものになるのか? それとも、前回のミラーとの共演時のように、アブストラクトな色彩が表立ったものになるのか? どうぞご期待ください! なお、同行するジェフ・ソールのドラム・ワークが冴えること請け合い&セラフィナ・スティアの格別なグランド・ハープ演奏が堪能できる前日(4月4日)の渋谷オ・ネスト公演はまだまだチケット予約を受け付けております。大阪(SAL CULTURE)・京都・名古屋・松本公演もあわせ、こちらもお早目のご予約をお奨めいたします。ツアー開始まで2週間! どうぞお急ぎくださーい。

2008/03/11

Recommended Events

 

ここで耳寄りなライヴ情報をひとつ。昨年「map」で招聘したジョアンナ・ニューサムのバッキング・バンド、ザ・Ys・ストリート・バンドの一員として来日し、その達者な指さばきで弦楽器マスターとしての腕前を存分に披露してくれたライアン・フランチェスコーニが、リリ・デ・ラ・モーラ(イヤー・ゼロ)とのデュオで再々来日、今週末よりジャパン・ツアーを開始します。もとより、RF名義でのソロ・アルバムが大きな評価を得、ジョアンナ・ニューサム云々を抜きにしても、ソロ・アーティスト/マルチ演奏家として確たるポジションにあるライアン。昨年夏に、RF&リリ・デ・ラ・モーラとしてリリースしたアルバム『Eleven Continents』でも、リリのコケティッシュなウィスパー・ヴォイスと、ライアン手がけるアコースティックなアンサンブルが不思議な浮遊感を漂わせていましたが、それが、実際のライヴの場で見れるとは嬉しい限り。現在、以下の4公演が告知されていますので、お近くの方はぜひぜひ。

RF&リリ・デ・ラ・モーラ ジャパン・ツアー2008

3/14(金)渋谷 O-Nest
open / start:19:00 / 19:30
¥3,000(前売)¥3,500(当日)
出演:RF&リリ・デ・ラ・モーラ、Filfla

3/17(月)名古屋 K.D Japon
open / start:19:00 / 19:30
¥2,500(前売)¥3,000(当日)
出演:RF&リリ・デ・ラ・モーラ、asana、KARESI

3/18(火)京都 UrBANGUILD
open / start:19:00 / 19:30
¥2,500(前売)¥3,000(当日)
出演:RF&リリ・デ・ラ・モーラ、Lullatone

3/19(水)大阪 BEARS
open / start:19:00 / 19:30
¥2,500(前売)¥3,000(当日)
出演:RF&リリ・デ・ラ・モーラ、Yasushi Yoshida

そして、上記のRF&リリ・デ・ラ・モーラのみならず、今週は、明日(3月12日)からはお馴染み「Dotlinecirlce」プレゼンツにて、サンディエゴのシュールなイナゴ・ハードコア、ザ・ロカストも久々の来日ツアーを開始。こちらも以下にスケジュールをペーストしておきましょう。また「Dotlinecircle」はザ・ロカストから間髪いれず、イタリアよりZU(ズー)3度目の来日を仕立てるという強行軍。3月24日より8公演が予定されていますので、こちらも注目です。そして、さらに元ステアーズってのはもういいのかな、エドガー・ジョーンズ&ザ・ジョーンゼズのジャパン・ツアーも決定。ぐぁ、残念ながら東京公演がタラ・ジェイン・オニール東京公演と見事に重なってしまってまして……(フェイド・アウト)。ともあれ、こちらも3月29日から6公演が開催される予定ですので、要チェックでございます。

ザ・ロカスト ジャパン・ツアー2008

3/12(水)渋谷 O-Nest
open / start:18:30 / 19:00
¥3,500(前売)¥4,000(当日)
出演:MELT-BANANA、DAMAGE(from OSAKA)、group_inou

3/13(木)渋谷 O-Nest
open / start:18:30 / 19:00
¥3,500(前売)¥4,000(当日)
出演:にせんねんもんだい、WRENCH、SAFARI

3/14(金)札幌 KLUB COUNTER ACTION
open / start:19:00 / 19:30
¥3,000(前売)¥3,500(当日)
出演:The SUN、KNUCKLE HEAD、L!EF

3/16(日)京都 CLUB METRO
open / start:18:30
¥3,000(前売)¥3,500(当日)
出演:FLUID、MELT-BANANA、accidents in too large field、サイケアウツG、デラシネ

3/18(火)大阪 sunsui
open / start:18:00 / 19:00
¥3,500(前売)¥4,000(当日)
出演:ヨルズインザスカイ、vampillia

3/19(水)名古屋 TAURUS
open / start:19:10 / 19:30
¥3,000(前売)¥3,500(当日)
出演:NICE VIEW、the act we act

3/20(木)六本木 SUPER DELUXE
open / start:18:30 / 19:00
¥3,500(前売)¥4,000(当日)
出演:2UP、shobu


2008/03/10

Revolution Cat-Style Miaow! and Gellers

 先月、当ブログで『Carson』ジンを紹介したばっかりですが、そのチーム・キャシーから、また新たな刺客が放たれました。タイトルもズバリ『Revolution Cat-Style Miaow!』。書名で、ビキニ・キルが1991年に自主リリースした最初のカセット『Revolution Girl Style Now!』をもじってることからも伝わるように、先述の『Carson』ジンでも触れられていたクリス・クラウスの小説『アイ・ラヴ・ディック』を起点に、いままで、あまり取り上げられてこなかった(ような気がする)トビ・ヴェイル(現キル・ロック・スターズの通販部長兼オールド・ハウンツのドラマー。元ゴー・チーム、元ビキニ・キル、その他いろいろ)の側から、ライオット・ガール・ムーヴメント~ガール・スタイルを見つめてみる、という刺激的な内容で、これまた、外出時に手放せない1冊に。キャシーの1/3であるミャーザキ氏による長~い考察が主軸になっているため、かなり硬派な誌面設計になっていますが、ライオット・ガールという(考えれば考えるほど)捉えどころのない動きにとても丁寧にアプローチしていて、その過程を文字で追う楽しみに久々に没入。ただ、その捉えどころのなさは、別に「分かりにくい」ものではない、ということ。そのエッセンスが簡単に定義づけできるものではないために、かえってより一層開かれ、より大切なものとして受信され、より濃密に共有が可能になるような「魔法」は、たとえば、昨夜、素晴らしいライヴでもって活動を休止してしまったゲラーズにも当てはまることだったのではないかとも思うわけです。マーケティングめいた「分かりやすい」サブ・タイトルやキャッチ・フレーズばかりが溢れるいま、その「原題」を手がかりにアイディアを広げていくことの面白さ。それが、この『Revolution Cat-Style Miaow!』の肝なのかなあ、なんて。ともかく、その黄色いキレイな色の表紙には、こんなふた言がイラストに添えられているのです。

「あ、ネコが買い物してる」
「ほんとだ、レボリューション!」

てなわけで、今月末よりはじまるタラ・ジェイン・オニール ジャパン・ツアー2008の各会場でも、限られた部数ですが、この『Revolution Cat-Style Miaow!』はじめ『Carson』や『Kathy』も物販ブースにて販売・頒布できることになりそうです(!)。ぜひ実物を手にとって、その触り心地を確かめ、頷いたり、微笑んだり、叫び声を上げてもらえれば、と思ってます。「レボリューション!」って。

2008/03/04

INTRODUCING... SERAFINA STEER


すっかり東京は春めいてきました。気持ちの良い季節です。さて、あと1ヶ月後に迫ってきましたタラ・ジェイン・オニール ジャパン・ツアー2008ですが、今回は名古屋・松本・東京・町田の4公演に出演するセラフィナ・スティアをご紹介しましょう。彼女はロンドン生まれの25歳。というわけで、ハープの弾き語りということでどうしても比較されてしまうジョアンナ・ニューサムとも、ほぼ同年代と言ってよいでしょうが、幼少のころからハープを手にしたジョアンナ同様、彼女もまた15歳からハープをはじめ、ロンドンのトリニティー音楽大学を主席で卒業しているとのことなので、それだけでも、彼女にとってのハープの弾き語りというスタイルが一朝一夕に作り上げられたわけではないことが分かるでしょう。陳腐なたとえを弄するなら、ジョアンナが野原を飛び回る妖精だとすれば、彼女は炉端でページをめくる落ち着いたイギリス人女性、とか? うーむ、我ながらひどい……。とにかく、昨年リリースされたファースト・アルバム『Cheap Demo Bad Science』(Static Caravan / Yacca)を聴いてみれば、タン(Tunng)のマイク・リンゼイやキャピトルK(クレイグ・ロビンソン)が共同プロデューサーとして名を連ねていることからも予想されるような楽曲毎の色彩の幅広さや、イーノの「By This River」やホーギー・カーマイケルの「I Get Along Without You Very Well」をカバーしていることも含め、例のフリー・フォーク云々よりも、ペンギン・カフェ・オーケストラ、シュリアン・オーファン、ヴァージニア・アストレイやディヴァイン&スタットンなど、モダンなパストラル・ポップの文脈に浮かばせたいセンスこそ彼女の持ち味と言えそうです。となると、清楚でアカデミックなシンガー・ソングライター像を思い浮かべてしまうかもしれませんが、面白いのが彼女、東ロンドン=ハックニーでスクウォッターだったらしく、そういう、華々しい経歴とは裏腹の部分がまた魅力かもしれません。また、彼女は、ジャイルス・ピーターソンの新レーベル、ブラウンズウッドからデビューしたザ・ヘリテイジ・オーケストラにも参加するなど、新進気鋭のハープ奏者として大きな注目を集めているので、ぜひその実力をご堪能ください。なお、今回のツアーでは、東京公演を除く3公演(名古屋・松本・町田)の演奏は、持参したキーボードとミニ・ハープによるパフォーマンス。4月4日(金)の渋谷オ・ネスト公演のみ、グランド・ハープによるパフォーマンスとなりますので、可能であれば両方それぞれのスタイルを味わってみるのも一興かと。また、タラ・ジェイン・オニールのツアー終了後も、以下の2公演が追加決定してますので何とぞ。レイチェル・ダッド、フロレンシア・ルイスとの共演なんて「!」もありますよ。

4月6日(日)奈良 cafe sample
出演:セラフィナ・ステアmotohiro nakashima
開場 5:30pm/開演 6:00pm
チケット:前売り/当日 2,000円(1drink)
問い合わせ:pastel records(0742-26-6955)

flau x yacca presents "little things"
4月13日(日)渋谷seco
出演:レイチェル・ダッドセラフィナ・ステアCokiyumoom瑠 from Smile Down Upon Us、PoPoyans
スペシャル・ゲスト: フロレンシア・ルイス
開場 5:00pm/開演 5:30pm
チケット: 前売り 2,500円 (w/ 1drink )/当日 3,000円 (w/ 1drink)
チケット予約:event@flau.jp