2008/02/02

Happy Birthday, Cal...

下の文章はボストンの音楽愛好家が運営する「Bradley's Almanac」、1月27日(日)のエントリーを訳したものです(拙い意訳にて失礼……)。元々、昨年アイダのニューズレターを通してJロビンスの愛息のことを知りましたが、このエントリーが書かれた日がちょうど、そのカラムちゃんの2歳の誕生日だったんですね。こちらからも微力ながら「誕生日おめでとう!」と、この少年に伝えてあげられれば、と思います。もし、以下の文章を読んでご興味を持たれた方は、ぜひこちらにて、カラムちゃんへ捧げられた18曲の素晴らしいライヴ・トラックをダウンロードしていただき、そして、少しでも寄付していただければ幸いです。

2年前の今日、ジャネットとJロビンスは、音楽に溢れた自分たちの世界へと息子のカラムを迎え入れた。カルちゃんにとっては、ジャネットもJもただのママとパパでしかないのかもしれない。だけど、僕らにしてみれば、その子は紛れもないロック・スターを両親に持っていることになる。Jはいままで、ジョウボックスバーニング・エアラインズガヴァメント・イシューといった影響力抜群のバンドでプレイしてきたのだし、ジャネットともどもチャンネルズの一員なのだ。Jは、素敵なバンドを録音したりミックスしたりするため、ボルチモアのマグパイ・ケージ・スタジオで作業しているのだが、録音スタジオをうろうろすることなんて、うらやましいことにこの小さな少年にとっては、大したことじゃないのかもしれない。

しかし、こちらでも詳しく書かれているように、生後8ヶ月で、カルは遺伝病のひとつである乳児脊髄性筋萎縮症と診断されてしまった。治療方法の研究が進められてはいるが、現在のところ、治療不可能の難病とされ、そのセラピーや使用する医療器具にかかる費用は高額なものとなるらしい。この可哀想なカルの話が広まると、早速、ロビンズ家の友達、ファンたちは集まり、それは後に数々のベネフィット・ライヴ、素晴らしいコンピレーション作品である『For Callum』、そして、チェロで演奏されたジョウボックスのカバー作品のベネフィット盤へと結実していったわけである

それらのベネフィット・ライヴのひとつに、昨夏、サマーヴィルのPAズ・ラウンジで2晩にかけて開催されたライヴがあった。それは、ボストン地域(そしてニューヨークからも1組)のバンドが集まったものだったが、その企画の趣旨がどうあれ、僕にとっては昨年の音楽的ハイライトのひとつと言えるような素晴らしいものだった。マーク・ロビンソンティーンビートアンレストエア・マイアミフリン・フロン)とドリュー・オドハーティのソロ・セット。アイダのダンとリズによるデュオ、このベネフィット企画のオーガナイザーであるジェフ・ファリーナカラテグローリーテラーズ)とジョディ・ブオナノにより特別に再結成されたシークレット・スターズ。さらにクリス・ブロコウがジェフと、埃をかぶった懐メロ曲をカバーしたのだった。もちろん、フル・バンドの演奏も忘れちゃいけない。その夜に熱い火をつけてくれたヘルムズという強力な3人組。新曲を披露してくれたノイジーなネプチューン。さらに、ドタバタとロックするセリア・ツェディックと彼女のバンドには、1~2曲でヒルケン・マンシーニ(シェファーズファジー)が参加するという嬉しいひとコマもあった。

アイダは、昔の人気曲を数曲と、新作の『Lovers Prayers』からの新曲(彼らがこのとき演奏した「Lolo Sang」はアナログ盤限定のボーナス・トラックである)も披露し、カルのためにチルドレン・ソングもまじえてくれた。シークレット・スターズは、ふたりのベストとも言える曲をマジカルなバージョンで演奏し、ドリューは自身の『Starts』からの曲と、『For Callum』コンピレーションに提供した曲をプレイ。そして、マーク・ロビンソンは滅多に聞くことのできないマサチューセッツ州ローウェルのテーマ曲まで歌ってくれ、2晩にわたる8組のパフォーマンスすべてが特別な瞬間、素晴らしいファン、暖かいヴァイブに満ち満ちていたのだった。

さて、ここで僕は、あなたと取り引きをしてみたい。僕は、このベネフィット公演の音源を皆と分かち合いたいと考えているのだが、すくすくと育っていく息子へのプレゼントとして、このМP3コンピレーション『Happy Birthday Cal』なんていかがだろうか。昨年夏のサマーヴィルのショーで演奏したほとんどのバンドによる18曲が、彼らの好意で並ぶことになったのだ。もし、ダウンロードしてみたい、もしくは、いままでにダウンロードして、すでに僕が録音した曲を楽しんでおられるなら、ロビンズ家のためにペイパルのボタンをクリックして、数ドルでよいのでぜひ寄付してほしい。もし、ペイパルを使われない方なら、デソートのサイトにあるように小切手を送ってあげてほしい。僕もいま、自分の分の寄付をさせていただいたところだ。以下に並んでいる素晴らしい曲の数々を聴いて素敵な時間を過ごすことは、言うなれば僕と一緒に実際のライヴを見ているようなもの。そのチケット代替わりとして何とぞ協力してほしい。

また、ドリュー・オドハーティがカラムちゃんの誕生日を記念して、Eベイでベネフィット・オークションを開催しています。イーヴンスのポスターやシェラックの珍盤、さらにはジェフ・ファリーナのギター・レッスン(!)に、ジョウボックスのチェロ・カバー盤を出しているゴードン・ウィザーズがあなたのお好きな曲をお好きなアレンジでチェロを演奏して録音(!)などが出品されていますので、ぜひご覧ください。Jとジャネットのカラムちゃんブログでも、2歳の誕生日を無事迎えた様子が伝えられています。本当に誕生日おめでとう! カラムちゃん!