2015/03/27

Geoff Soule from Sad Horse Special Solo Show in Matsumoto


 急告急告! 4月5日から始まるサッド・ホースのツアーの10日も前にひょっこり日本にやってきたメンバーのジェフ・ソールが、今回サッド・ホース本体では公演を予定していない 松本で特別にソロ・パフォーマンスを披露してくれることになりました。日本でのジェフ・ソールのソロ演奏は2008年にタラ・ジェイン・オニールのドラマーとして帯同したとき以来になるので、実に7年ぶり、しかも2回目となる貴重な機会です。

「最近ソロでライブやってんの?」と聞くとひと言「ノー…」そして「ヒエッヒエッヒエッ」と呑気に笑っていますが、今回のライブを想定して2週間前にポートランドのハウスショーでソロでやってみたしバッチリとのこと。サッド・ホースの曲も披露してくれるかもしれません。また、5月に久しぶりにファックの面々でメンフィスに集まってレコーディングするかも、なーんてグッド・ニュースも飛び込んできました。

 松本で始まるインディー・ポップの新しいパーティー、その名も「ハングリー・ビート!」。その記念すべき第一回目のゲストとしてジェフ・ソールをあたたかく迎えていただきます。ライブ・チャージは投げ銭制、ちょうどよい季節、明日の松本の天気も晴れのようなので、ぜひぶらり東京や名古屋あたりからでも気軽にいらっしゃってください。お待ちしています!

Hungry Beat! #1
3月28日(土)松本 Give Me Little More(080-5117-0059)
長野県松本市中央3-11-7
開場 7:00pm 料金:投げ銭 *ドリンク代別
出演:ジェフ・ソール *ライブは午後9時30分ごろより
DJ:rikomaeda、おかべ(キリンボウ)、DJ SHUNTARO(Out Lowz Step)、DJ neo美

詳細は下記リンク先にある「Hungry Beat!」のサイトをご覧ください。
http://hungry-beat.tumblr.com/

2015/03/17

ICHI Japan Tour 2015


 4月15日にサード・アルバム『maru』のリリースを控えているICHIの長い長いツアーが4月17日より始まることが決定しました。北は北海道から西は広島、さらに四国にも足を伸ばすICHIくんの冒険を、ぜひお近くの会場で待ち受けましょう。ブブープ・プープー♪ 竹馬に乗った誰かが吹く朗らかなハーモニカの音が遠くから聞こえてくるはず。もちろん会場にはニュー・アルバムが物販テーブルにドーンと並んでいます。ICHIのジャパン・ツアー2015、どうぞお楽しみに!



 なお、下記ツアー日程はまだ完全ではありません。まだまだ各地で公演が追加されますので、その都度追記させていただきます。そちらもどうぞお楽しみに!


ICHI New Album『maru』Release Japan Tour 2015

4月17日(金)小樽 (旧)岡川薬局(0134-64-1086)
北海道小樽市若松1丁目7-7
出店:COLPENLittle Fort Coffee
開場 7:00pm/開演 8:00pm
料金 3,000円(前売)/3,500円(当日)*1ドリンク付
予約・問い合わせ:会場(mail@re-okagawapharmacy.info|0134-64-1086)、ハルモニア(cowandmouse1110@gmail.com|080-3136-2673)

4月18日(土)札幌 Plantation(011-827-8868)
北海道札幌市白石区菊水8条2丁目1-32
開場 6:00pm/開演 7:00pm
料金 3,000円(前売)/3,500円(当日)*1ドリンク付
予約:会場(plantation-morihiko@hotmail.co.jp|011-827-8868)、ハルモニア(cowandmouse1110@gmail.com|080-3136-2673)

4月19日(日)旭川 上野ファーム NAYA café(0166-47-8741)
北海道旭川市永山町16丁目186番地
開場 10:30am/開演 11:00am
料金 3,000円(前売)/3,500円(当日)*1ドリンク付
予約・問い合わせ:会場(0166-47-8741)、ハルモニア(cowandmouse1110@gmail.com|080-3136-2673)

4月20日(月)洞爺湖 ラムヤート(0142-87-2250)
北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町128-10
開場 6:30pm/開演 7:00pm
料金 2,500円(前売)/3,000円(当日)
予約・問い合わせ:会場(konnomasuki@yahoo.co.jp|0142-87-2250)、ハルモニア(cowandmouse1110@gmail.com|080-3136-2673)

4月21日(火)札幌 MANUFACTURE & WORK(011-612-8955)
札幌市中央区北9条西20丁目2-7

【第1部:ワークショップ付き親子限定ライブ!】
時間 1:30pm~4:00pm
料金 親子で3,000円(1ドリンク付)
内容:おもちゃ箱をひっくり返したようなパフォーマンスをすICHI(イチ)君のステージをみんなで一緒に作って、最後にはそのステージでICHIくんと一緒に音で遊ぼう! 音の鳴るものを持ってきてね! 音の鳴るものならなんでもOK!

【第2部:ICHIライブ】
開場 6:00pm/開演 6:30pm
料金 3,000円(前売)/3,500円(当日)*1ドリンク付

予約・問い合わせ:会場(http://www.droparound.com/yoyakuichiyoyaku@gmail.com)、ハルモニア(cowandmouse1110@gmail.com|080-3136-2673)

4月24日(金)神戸・旧グッゲンハイム邸(078-220-3924)
神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
出演:ICHI、森本アリ
開場 7:00pm/開演 8:00pm
料金 2,000円(前売)/2,500円(当日)*ドリンク代別
予約・問い合わせ:会場(guggenheim2007@gmail.com|078-220-3924)
主催:Cow and Mouse
共催:塩屋音楽会

たぬきのまち音楽祭
4月25日(土)淡路島・洲本

【昼の部|まちあるき音楽祭(無料)】
ゲストと地元出演者たちが洲本の街中あちらこちらに出没する、まちあるき音楽祭
場 所:洲本市街地各所
出 演:ICHI、二階堂和美三田村管打団?たゆたう、ゲストとたぬきのまちの芸達者さんたち 他
時 間 11:00am〜(2時間程度)

【夕の部|ゲストライブ】
場所:洲本八幡神社境内
出 演:ICHI、二階堂和美三田村管打団?たゆたうanimation soup、奉納芸能 他
時間 5:00pm〜8:30pm
料金:5,000円(前売)/6,000円(当日)
予 約:NPO法人淡路島アートセンター(contact@awajishima-art-center.jp|090-5066-4604)

マルタピクニック
4月26日(日)愛知・岡崎 総合レジャー農園マルタ園(0564-45-5565)
愛知県岡崎市駒立町クリギ55
出演:ICHI、Takkii、神林俊一
時間 10:00am〜4:00pm
料金 無料 *駐車場代別

アスメモ presents
4月29日(水・祝)広島 LOG(082-231-7022)
広島市中区土橋町6-17-2F
開場 3:00pm/開演 5:00pm
料金 2,500円(前売)/3,000円(当日)*ドリンク代別
予約・問い合わせ:アスメモ(atsuko26ishida@ybb.ne.jp|082-533-6498)

4月30日(木)岡山 Room123(086-953-4696)
岡山市北区表町1丁目9-67
開場 7:00pm/開演 8:00pm
料金 2,500円(前売)/3,000円(当日)*ドリンク代別
予約:問い合わせ:会場(mail@room123.info|086-953-4696)

5月1日(金)鳥取・倉吉 夜長茶廊(0858-22-2083)
鳥取県倉吉市西町2698 
開場 6:00pm/開演 7:00pm
料金 2,500円(前売)/3,000円(当日)*ドリンク代別
予約・問い合わせ:会場(0858-22-2083)

5月2日(土)鳥取 わらべ館いべんとほーる(0857-22-7070)
鳥取県鳥取市西町3丁目202

【ファースト・ステージ】
開演 11:00am
料金 大人500円(入館料)*高校生以下無料

【セカンド・ステージ】
開演 2:00pm
料金 大人500円(入館料)*高校生以下無料
問い合わせ:会場(0857-22-7070)

5月6日(水・祝)高知 A bar(088-871-5033)
高知県高知市追手筋1-10-16
出演:ICHI、aCae
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金 2,500円(前売)/3,000円(当日)*ドリンク代別
予約・問い合わせ:会場(088-871-5033 *午後9時以降)

5月7日(木)愛媛・松山 ワニとサイ(080-3319-2765)
愛媛県松山市道後湯之町1-39
開場 7:30pm/開演 8:30pm
料金 2,500円(前売)/3,000円(当日)*ドリンク代別
予約・問い合わせ:会場(080-3319-2765)

5月10日(日)和歌山 語りばさ(073-431-9676)
和歌山市友田町4丁目1-8
開場 12:00pm/開演 1:00pm
料金 2,500円(前売)/3,000円(当日)*ドリンク代別
予約・問い合わせ:会場(073-431-9676)

2015/03/16

Interview: Sad Horse


ポートランドの音楽フェス「PDX POP NOW! 2014」の告知映像。
エリザベスのドラムを叩く後ろ姿もチラリ

 昨年の7月に投稿された記事にサッド・ホースのふたりへのインタビューを見つけたので、拙いながらも簡単に訳してみました。地元ポートランド夏の名物フェスティバル「PDX Pop Now!」に出演した際に収録されたインタビューのようです。いかにも夏フェスって感じのカジュアルな内容ですが(記者もそんなにサッド・ホースについて詳しくなさそうな様子)、オール・エイジのショー(アルコールを提供しない会場でやる代わりに未成年者も入場できる公演)やポートランド発祥のロックンロール・キャンプ・フォー・ガールズのことにも少し触れています。もし気になることがあったら、ぜひ4月5日から始まる来日ツアー(日程はこちらを)で彼らを捕まえて訊いてみてください。そのとっかかりのひとつとしてもなかなか面白い種のあるインタビュー記事です。



インタビュー:サッド・ホースが「PDX Pop Now! 2014」で話してくれたバンドの名前のこと、ベーグルのこと、偽造IDのこと。

取材・文:アーロン・シャープスティーン

 僕が幸運にもインタビューできたふたつ目のバンドは、ポートランドの街を越えライブ・バンドとして活躍するサッド・ホースだった。3分を決して越えない痙攣性の巧妙な楽曲、そぎ落とされた装備とサウンドで、いま幅広い音楽ファンに受け入れられているこのバンド。ふたり組なのでインタビューで捕まえやすいという利点もある。というわけで、我々は『PDX Pop Now!』フェスのステージ横のビア・ガーデンであれこれと話してきた。

このイベント用にチェーンメール風の企画をやってるんですが、昨晩インタビューしたスペルキャスターからあなたたちへの3つの質問を預かってきてます。すみませんが、その質問から取材を始めさせてもらっもいいですか。最初の質問はこれ。なぜ君たちの「馬(ホース)」はそんなに「悲しい(サッド)」んだい?
ジェフ・ソール:この取材、もう録音してるの?
ええ。
エリザベス・ベナブル:消化不良? わかんないけど。
ジェフ:このバンド名にはうんざりしてるんだ。時間を遡って名前をつけ直せたらいいんだけどね。頭文字だけに変えようとしたときもあるんだけど……。
エリザベス:「SH」って。
「SH」ですか……。
ジェフ:うん、でもパッとしないもんね。こないだのカセットはそういうこともあってバンド名を入れずに頭文字だけにしたんだけど(編注:2013年にリリースしたカーリー・カセットからのテープ。サッド・ホースではなく「SH」と表示してある)、そのせいであんまり売れなかった。
それはお気の毒に。では第2問目、あなたが以前ベイ・エリアのファックってバンドにいたことを彼らに伝えたことからの質問です。なぜベイ・エリアからポートランドに移ってきたんですか。どうしてポートランドを選んだのか。決めたのは自分で?
ジェフ:大都市に住むのに疲れちゃってね。ポートランドの街の大きさは完璧だと思う。興味を持ってもらえるぐらい十分に大きくて、しかも大き過ぎることもない。今でもまだそうだよね。大都市では避けられない問題に日常的に頭を悩まされることもない。元々の都市計画がうまかったんだろうね。
確かに。では、大事だったのは「サイズ」ということ?
ジェフ:そうだね。それに政治面も。
リベラルだから?
ジェフ:ああ。ただ、意に沿わないのは気候だね。僕はサンディエゴで育ったから、あそこの天気は完璧だった。でも、もうこっちに来て10年も経つからなあ。
あなたもどこかから移ってきたの?
エリザベス:私が生まれたのはインディアナ州。でも、あちこち引っ越してきたから。
え! インディアナのどこ?
エリザベス:テレホートよ。
僕はイリノイ州のペオリア生まれなんだ。
エリザベス:ペオリアね。知ってるわよ。
セントルイス・カージナルスの帽子を被ってるのは皮肉じゃなくて、本当にカージナルズのファンだからなんだ。
エリザベス:でしょうね。
クール。それではスペルキャスターからの最後の質問。あなたが好きなクリーム・チーズは? 彼らが聞きたいのはきっと味のことかな。ストロベリーとかハニーとか……。
エリザベス:プレーンが好き。オニオンかガーリックのベーグルに乗せて食べるのが好きなの。
ガーリック・ベーグルにプレーンのチーズを?
エリザベス:別にどんなベーグルでもいいわ。
でも、クリーム・チーズには何も入ってないのがいいんだよね?
エリザベス:ええ、必要ないわ。プレーンね。
分かった。では、まずはこの3問が終了と。あとでまた次のバンドのために質問を3つ考えてもらわないといけないけど、僕の質問も始めるね。今日サッド・ホースがステージでやった曲のどのぐらいがレコードで聴けるのかな。全部聴ける?
エリザベス:ええ、そうだと思うわ。
ジェフ:カバー曲以外は全部レコードになってるよ。さっき言ったSHのカセットからも少なくとも1曲やったね。
エリザベス:ニュー・モス・レコーズのコンピレーションからも1曲やったわ。
でも、ほとんどの曲は『Purple on Purple Makes Purple』に入ってるのかな?
ジェフ:そうだね。
クール。最初「どこでこれ買えるんだろう?」って思ったんだよね。LPで聴いた曲のようだけどそうじゃない感じもして。多分ライブだったから違う感じに聴こえたのかも。もちろん楽しめなかったってことじゃなくてね。でも、それがどの曲なのか分からなくて。ライブだとアレンジを変えてるの?
ジェフ:あのLPが出たのはもう2年前だからね。最近、久しぶりに聞き直してみたんだけど、すごくいいじゃないかと思ったよ。何曲かはライブのサウンドをうまく捉えてるし、オーバーダブした曲もある。でも、大体においてあの録音はシンプルなものだけどね。
エリザベス:私もそう思う。それに私たちって見る分にもすごく楽しめるバンドなんじゃないかな。ライブを見て、そのバンドの音楽性をさらに深く感じさせるバンドってそんなにいないじゃない? 私たち、ライブがレコードより魅力に欠けるようなバンドではないから。滑稽に見えるところもあるし、オープンだしね。


今まで2回か3回あなたたちのライブを見たけど、いつもすごく楽しませてもらってます。そういえばいつもいろんな感じのバンドと共演してるよね。対バンも、あえて違うサウンドのバンドを選んでるのかな。それとも、そのせいで嫌な思いをしたこともある? 「俺たち、なんでこんなバンドとやらなきゃいけないんだろう?」みたいな。
ジェフ:何も思いつかないな。
エリザベス:確かにそんな風に思うこともあるけど、そんなにないわよ。むしろ違う感じのバンドとやるほうが好きだしね。「共演も2ピースで、パンク・ロック・ガレージっぽいバンドをセッティングしましょうね」っていう感じの人は多いけど。
実は僕もバゲーラっていう男女ふたり組のバンドを思い出して、一緒にやればいいのにって思っちゃった。
エリザベス:でしょう? みんな同じようなグループ分けをしたがるものだもんね。それが自然だと思うけど。
ジェフ:ふたり組バンドと一緒にツアーに出たこともあるけどね。ドラムスにサラ・ランド、ギターにアンドリュー・プライス。アンワウンドにいたサラとアーヴィング・クロウ・トリオにいたアンドリューのハングリー・ゴーストと。
彼らって2ピースだったっけ?
ジェフ:昔はそうだったんだ。その後にベーシストが入ったんだよ。他にもふたり組編成のバンドとツアーしたことがあるけど、確かに編成が一緒だとセッティングも楽なんだよね。
ふたり組同士だとツアーも楽になるんだろうね。さて、少し話題を変えるけど、どのぐらいオール・エイジのショーをやっているのかな?
ジェフ:ほぼ毎年、夏になるとガールズ・ロック・キャンプで演奏してるね。誰でも観られるようなライブではないけど。
エリザベス:つまり、行けば観られるけど、普通のライブみたいに告知してないっていうことだけど。
ガールズ・ロック・キャンプだと、エリザベスもボーカルをとることから女性がフロントのバンドだと考えられているということ?
エリザベス:自分たちでは男女半々どちらもイーブンだと思ってる。ガールズ・ロック・キャンプで演奏するには、メンバーの半分以上が女性じゃないといけないの。キャンプでライブするのは大好き、めちゃくちゃ楽しいの。ジェフも気に入ってるのよ。
本当に? 意外だな。
ジェフ:子どもたちはすごく熱心だからね。もちろんみんながみんなじゃないけど。怖がってる子どももいるし、部屋の隅をじっと見てるだけの子どももいる。でも、大体の子どもはすごくいい反応を返してくれるんだ。子どもたちのエネルギーはちょっと違うし、僕らのことも好きでいてくれるみたい。すごく嬉しいよ。
ちょっと変な質問かもしれないけど、ポートランドみたいな街にとってオール・エイジのシーンって重要だと思う?
ジェフ:ああ、すごく大事だよ。僕らはふたりともダウンタウンにあるスラブタウンってバーで働いてるんだけど、そこのオーナーもオール・エイジのショーができるようにすごく動いてくれているんだ。バックルームを違う会場として使えるようにしてくれたり。ポートランドにそんなバーってないよね。
オール・エイジのショーには違うバイブがあるもんね。アルコールを飲みに行く場所が会場になっていない分、未成年者のほうが熱心だし。ちなみに、みんなにこの質問をしているんだけど、誰もが「もちろん!」って言うね。ただ、誰も不動産を持っているわけじゃないし、OLCC(編注:オレゴン州アルコール統制委員会)とうまくやるのも難しいみたい。
ジェフ:始めるためにはたくさんの関門を乗り越えなきゃいけないもんな。
ええ、18歳の未成年者にアルコールを飲ませられないからね。そうなったらそこでお終い。
エリザベス:確かに。
ジェフ:面白いことに最近、中国で偽造IDがつくれるっていう記事を読んだよ。あるウェブサイトで巧妙につくった偽造IDを手にいれることができるらしい。
ワオ!
エリザベス:聞いたことないわ。
それはすごいね。僕は別に「遵法」の大ファンじゃないし。
ジェフ:ああ、そりゃそうだ。
これからの予定は? 録音やツアー?
ジェフ:今、ミシシッピ・レコーズから出す2枚組LPをつくってるところなんだ。
ワオ、2枚組LPですか。
エリザベス:今まで録音した曲から2曲を除いて全曲入れる予定なの。今年の年末にはなんとか。
あなたたちの曲の長さだと、2枚組LPもどういう分類がされるんだろうね。
エリザベス:50曲ぐらい入る予定なの。
50曲? 本当に?
エリザベス:ええと、ほとんどの曲が2分に満たないから。
ジェフ:1面が20分として4面あるし。
それは最高ですね。ちなみにミシシッピ・レコーズは他にどんな音楽を出してるのかな?
ジェフ:オールド・スタイルのものだね。ブルーズとかワールド・ミュージック。時たま最近のバンドも出すんだ。
自分でプロデュースして録音する方が好き? それとも誰かエンジニアをつけるの?
ジェフ:僕らが入れようとしている曲のほとんどはすでに録音したものなんだ。
家で録った曲もあるんでしょうか。
ジェフ:あのLPは友達のスタジオでやって、夏に他の友達のスタジオで残りをやったんだ。録音は人にやってもらうほうが好きだね。
それはなぜかな?
ジェフ:ええと、全部を自分の好きなようにはできなくなるかもしれないけど、全部自分でやると演奏と録音のふたつに頭を分けなきゃいけないからね。あんまりそういうのに僕は向いてなくって。だから音をよくしてくれそうな人と組む方が好きなんだよね。
それは面白いね。そういえば男女ふたり組のバンド、ホット・ヴィクトリーもそんなようなことを言ってた。
エリザベス:うん、彼らはいいわよね。
音響担当のベンがそう言ってたんだよね。意識をふたつに分けることについて。以前、彼は両方やってたんだ。クレージーなドラムを叩いたあと、どうやって録音するか考えて。手っ取り早いからっていうのがその一番の理由なんだろうけど。さて、そろそろ質問を3つ考えてもらう時間になりました。
エリザベス:どんなバンドにこの質問がされるかもうわかってるの?
アズニー(Usnea)っていうドゥーム・メタル・バンドなんだけど。
エリザベス:ドゥーム・メタル・バンドか。
うん。
エリザベス:そのバンド名は何を表わしてるの、とか。
というと?
エリザベス:そのバンド名が表わしていること……名前を頭文字にしてもらえたらいいなと思って。
ああ、頭文字だったり、あいうえお作文だったり?
エリザベス:バンド名にとらわれ過ぎかもしれないけど。
ジェフ:カネイト……ええと、これは質問って感じじゃないけど、カネイト(編注: Sunn O)))のスティーヴン・オマリーらが結成したドゥーム・バンド。すでに活動停止している)をどう思うか。彼らはアメイジングだけど、肯定的か否定的か。
OK。では、バンド名であいうえお作文をつくってください。それから、カネイトは素晴らしい、イエス or ノー? さて、あともうひとつは?
エリザベス:なんども繰り返し見る夢は?
最高のものでも最悪のものでも?
エリザベス:ええと、いちばん記憶に残っているもの。もしくはいちばん興味深いもの。彼らがこの質問にいちばんフィットしていると思っているもので。


 と、インタビューはこのように終わっています。あらためて面白かったのは、彼らが自分たちはライブ・バンドだと強く自覚していること。ちょっと笑えるような滑稽なところがあって、誰もが参加できるような雰囲気を大事にしていること。また、ある種のジャンルの忠実な信奉者ではなくて、なるべく雑多な音楽の中にいるバンドとして真価を発揮していくような、そんなイメージを自分たちの音楽性に持っているということ。

 以前ジェフの車に乗せてもらったとき、ジェフの働いていたレコード店に遊びに行ったとき、彼がいつもかけていたのはアフリカ音楽とかクンビアとか古いサイケデリックとか、そんなのばっかりだったなと思い出しつつ、さて、その多面体のサッド・ホースのツアーが3週間後から始まります。ぜひ、お近くの会場までいらっしゃってください。本当に彼らのショーは両手を挙げて飛び込んで行きたくなるような、そんな素敵な感覚に渦巻いています。はてさて久しぶりの珍道中がどうなるやら、どうぞお楽しみに!

2015/03/09

Sad Horse Japan Tour 2015


2012年の春からちょうど3年が経って、またサッド・ホースのふたりが春の日本にやってくることになりました。米オレゴン州ポートランドを拠点とするジェフ・ソール(vo., g)とエリザベス・ヴェナブル(vo., ds)のふたり組。ジェフはゲヘヘ、ヴェナブルはアッハッハと高笑いします。ヴェナブルは前回、日本のいつのサブカル情報をつかまされたのかカプセルに自分の下着を入れて物販に並べていましたが、ほとんどのお客さんからは見事に無視。サッド・ホースのロゴを自分たちでシルク印刷した枕カバーも日本の枕には大きすぎました。でも、いろんな反省点を踏まえつつ、今回も今回でまたいろんな勘違いを持ち込んでくることでしょう。どうぞみなさん、また彼らふたりをとり囲んでヒューヒュー、ガバガバやってください。トード・レコーズ・プレゼンツのサッド・ホースのジャパン・ツアー2015。スウィート・ドリームス・プレスも全面的に後援します。


 そういえばFacebookに彼らがあげた日本〜アメリカのツアー・ページ(こちら)でサム・プレコップエリック・クラリッジが「参加する」してたりしてますが、実はエリザベス・ヴェナブルは以前、ザ・シー・アンド・ケイクのツアー・マネージャーをしていたのでした(他にシー・アンド・ヒムも。そのときのことはサッド・ホースの「Hollywood Princess Power」って曲になったとかなってないとか)。その縁もあって2012年の最終東京公演にも、ちょうど来日中だったザ・シー・アンド・ケイクの面々が会場に駆けつけて組んずほぐれつのフロアを眺めながら本当に楽しそうにしていたこと。また、昨年11月にザ・シー・アンド・ケイクが来日したときもアーチャー・プレヴィットやサムが「サッド・ホースまた日本に来る予定あるの? そりゃいいね!」ってとてもとても嬉しそうに話していたことを追記しておきましょう。音楽性は全く異なるように見えて、セバドーシンキング・フェラーズ・ユニオン・ローカル282をカバーしてたりするサッド・ホースの愛らしさや知性やユーモアのある一部分が、これら90年代のバンドにもまれて育まれたことは間違いないもの、ね。

 というわけで一気に全8公演、ぜひいらっしゃってください。お待ちしています。



Toad Records presents Sad Horse Japan Tour 2015
サッド・ホースのジャパン・ツアー2015

 ミシシッピ・レコーズからのリリースで知られる米オレゴン州ポートランドのアート・ガレージ/ローファイ・パンク・デュオ、サッド・ホース2度目の来日ツアーが急遽決定! 『KINFOLK』誌が眉をひそめる本当のポートランド、あなたのライフスタイルにサッド・ホースのショック・トリートメントを!

AOBA NU NOISE
4月5日(日)仙台 CLUB SHAFT(022-722-5651)
宮城県仙台市青葉区国分町2-10-11 第3吉岡屋ビル4F
出演:サッド・ホース、-W-(Waikiki Champions)HANGAKUMasaki Saito
DJ:Evol、Rambo、Ryota(Natural 4/ Synesthesia)、Sisinonbu(Zundoko Disco)、Eito(Nu Horizon)
開場/開演 6:00pm
料金 2,000円(予約)/2,500円(当日)*ドリンク代別
予約:会場

4月6日(月)東京・下北沢 THREE(03-5486-8804)
東京都世田谷区代沢5-18-1 カラバッシュビルB1F
出演:サッド・ホース、おにんこ!HANGAKUTADZIO
DJ:Big Benstillichimiya
開場 6:30pm/開演 7:00pm
料金 2,000円(予約)/2,500円(当日)*ドリンク代別
予約:会場

4月7日(火)東京・下北沢 THREE(03-5486-8804)
東京都世田谷区代沢5-18-1 カラバッシュビルB1F
出演:サッド・ホース、夏の大△黒パイプF.L.Y.OPQ
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金 2,000円(予約)/2,500円(当日)*ドリンク代別
予約:会場

sone records presents NEW POP #21
4月8日(水)浜松 KIRCHHERR(053-458-1388)
静岡県浜松市中区田町229-13 カギヤビル地下1階
出演:サッド・ホース、グレープフルーツフルフラットマッスルNTTなどズ
DJ:hirano(POPTONES)
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金 2,000円 *ドリンク代別
予約:sone recordssonerecords@gmail.com

4月9日(木)京都 UrBANGUILD(075-212-1125)
京都市中京区木屋町三条下ル ニュー京都ビル3F
出演:サッド・ホース、オシリペンペンズASUNAタナカ村岡充
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金 2,000円(予約)/2,500円(当日)*ドリンク代別
予約:会場

4月10日(金)大阪 CONPASS(06-6243-1666)
大阪市中央区東心斎橋1-12-20 心斎橋ダイワビルB1F
出演:サッド・ホース、jugzほりゆうじ...、CASIOトルコ温泉odd eyes
開場 7:00pm/開演 7:30pm
料金 2,000円(予約)/2,500円(当日)*ドリンク代別
予約:会場

4月11日(土)名古屋 ブラジルコーヒー(052-321-5223)
愛知県名古屋市中区金山4-6-22
出演:サッド・ホース、のうしんとう夕食石原ヨシト
開場 6:30pm/開演 7:00pm
料金 2,000円(予約)/2,500円(当日)*ドリンク代別

4月12日(日)東京・幡ヶ谷 FORESTLIMIT(03-6276-2886)
東京都渋谷区幡ヶ谷2-8-15 幡ヶ谷KODAビルB1F 102
出演:サッド・ホース、2UP狂うクルーシバタオシロスコッティ
開場 6:30pm/開演 7:00pm
料金 2,000円(予約)/2,500円(当日)*ドリンク代別

以上、全公演のご予約はトード・レコーズinfo@toadrecords.com)、スウィート・ドリームス・プレス(info.sweetdreams@gmail.com)でも承ります。1)ご希望日、2)人数、3)お名前(フルネーム)、4)電話番号、以上の4つを添えてメールをご送信ください。当日、受付でお名前を確認後、前売り料金でご入場いただけます。

企画・制作:トード・レコーズ
協力:スウィート・ドリームス・プレス、AOBA NU NOISE(仙台)、sone records(浜松)
招聘協力:MOOR WORKS

ツアー概要URL(トード・レコーズ)
サッド・ホース(オフィシャル・ページ)
サッド・ホース(バンドキャンプ)


前回来日時のパフォーマンス映像(撮影・編集:波田野州平)


「Mountain Lion」のPV(アニメ:クリスティーナ・デイヴィス)

ICHI - maru


アーティスト:ICHI(イチ)
タイトル:maru
カタログ番号:SDCD-022
発売日:2015年4月15日
収録曲数:9曲
パッケージ:E式紙ジャケット(シングル)
*ICHIがアートワークを手がけた4枚のカードを封入。
アートワーク:ICHI
定価:¥1,800+税

ご予約はこちらから(スウィート・ドリームス・プレス・ストア限定でお得なバンドル・セットもご用意しています)


めくるめくコラージュとアイデアで魔法をかける
音楽の発明家ICHI(イチ)待望のニュー・アルバム

「この搾取と模倣が横行する音楽界の中にあってICHIは大いなる謎、まったく類例のないアーティストである。もはや新しいことをしている音楽家なんていないと思っているなら、その考えをあらためてほしい。ICHIがいるじゃないか。」
—ギー・マンチェスター(ラウダー・ザン・ウォー)

 8トラックのオープンリールで録音した2005年の『mono』(Coup)、ソングライティングに磨きをかけた2010年の『memo』(Dive In!)に続き、これまたたっぷり5年の間隔を空けてついにICHIの新作サード・アルバムが完成しました。

 今作はICHIが現在居を構える英国ブリストルで全面的に制作。パートナーであるレイチェル・ダッドはもちろん、ふたりの愛息シューキ・ジムくんのカメオ出演も含め、ロージー・プレインウィル・ニューサム(ザ・ハンド)、ケイト・ステイブルズ(ディス・イズ・ザ・キット)、バーティー・プレイル(ケイクス・アンド・エイル)といった気心知れたコラボレーターが多数参加したことで、ワンマンバンド、奇想天外、サーカス、オモチャ箱を……といった形容詞が並んできた彼の特殊な音楽性をより大きく普遍的な世界で結実させた1枚となりました。

 スティール・パンやトランペット、竹馬ベース、水の音、本のページをめくる音、楽音も非楽音も織り交ぜ、そこに魔法をひと振りする。今まで誰もやったことがなかったような方法で、しかし、同時にシンガー・ソングライターとも言えてしまうその表現姿勢はトン・ゼーやムーンドッグ、レイモンド・スコット、エルメート・パスコアール、リー・ペリーら錚々たる錬金術士を連想させながら、しかし、特にライブ・パフォーマンスの場で本領を発揮する、子供たちと一緒に駆け寄って抱きつきたくなる親しみやすさとユーモア、戯画的な楽曲の個性はICHIならではと言えるでしょう。

 これまでで一番オープンで一番明度が高く、一番真っ直ぐに吸い込まれるICHIのミステリー・サークル、誰か大切な人と一緒に聴くのにこれ以上の作品はないでしょう?

ICHI:オフィシャル・サイト

1. ヒポ+47
2. ゴーガガンボ
3. わっかP
4. 金柑
5. 本
6. 風来
7. 九九
8. 東南西北
9. マジックアワー

2015/03/07

Sad Horse - Sad Horse


アーティスト:サッド・ホース
タイトル:サッド・ホース
カタログ番号:SDCD-021
発売日:2015年4月15日
収録曲数:35曲
パッケージ:E式紙ジャケット(シングル)
*表面に24Pブックレット(俵谷哲典作のコミック掲載)を貼付した特殊パッケージ。
アートワーク:俵谷哲典
ライナーノーツ:エリック・アイザックソン(ミシシッピ・レコーズ)
定価:¥1,600+税

ご予約はこちらから(ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーターのアルバム『ザ・トロピックス・オブ・フェノメノン』とのお得なセット「あなたの知らないポートランド・セット」もご用意しました。しかもどちらも先着で小冊子『オレゴン州ポートランドの音楽と人とレコード』をプレゼント、どうぞこの機会をお見逃しなく!)


ライフスタイル雑誌なんかいらない!?
米ポートランド発の感電アール・ブリュット、来日急襲記念名曲網羅徳用日本限定編集盤!

「屈託なく、アート性を誇ることなく、それでいてエッジを失わず、純粋なむき出しの歓びが彼らにはある。ここにあるのはポートランドの本物のアンダーグラウンド音楽だ。気難しく、意地悪で奇妙、そして美しい本物のアンダーグラウンド音楽なんだ」
—エリック・アイザックソン(ミシシッピ・レコーズ)

 片や元ファックのドラマーだったジェフ・ソール、片やネイセイヤータラ・ジェイン・オニールの旧作に参加してきたエリザベス・ヴェナブル。そんなふたりが得意な楽器をスイッチし、それまでやったことのない楽器に挑戦してみようというアイデアから始まったのがこのサッド・ホース。当然演奏力は稚拙、しかし、とびきりの初期衝動だけはみなぎって、結成から7年、ふたりはポートランダーのちょっと変わったミュージシャンにこよなく愛されるパンク・ガレージ・バンドとなりました。

 邦訳もある『マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン Loveless』の著者で『Yeti』誌を発行編集するマイク・マクゴニガルをして、曰く「アート・ガレージ」。一風変わっていながら、しかし、傷口から血がどろりとしたたり落ちる生身の魅力もたずさえ、ふたりの快進撃はここ数年来のトレンディ・ポートランドに無視されながら(無視しながら?)続きます。沿道で応援の声を振り絞るのはオブスキュアなブルーズ〜カントリー〜ゴスペルのリイシュー・ワークで人気を博すミシシッピ・レコーズ、こんなところからもサッド・ホースのユニークな立ち位置がうかがい知れるでしょう。

 4月上旬に予定されている来日ツアーに合わせてリリースされる本作は、自主制作で発表した2008年のファースト・アルバムと2011年のセカンド・カセット(エッギー・レコーズ)、さらに2012年に敢行した2UPとのジャパン・ツアーを記念してトード・テープスから出されたスプリット・カセット音源を網羅して、実に35曲を収録。一度聞いたら中毒する外宇宙のサイキック・ガレージ。この際、お早めの初体験をレーベル一同心よりお勧めいたします。


サッド・ホース(Sad Horse):米オレゴン州ポートランドの北部エリア、いわゆるノポ(ノース・ポートランド)を代表する2ピース・バンド。ドラムス&ボーカルのエリザベス・ヴェナブルとギター&ボーカルのジェフ・ソールによる男女混声ローファイ・パンクは、元『Chemical Imbalance』/現『Yeti』誌を主宰する悪名高き音楽ライター、マイク・マクゴニガル(邦訳書に『マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン Loveless』がある)をして「アート・ガレージ」なる呼称をひねり出させた? これまでにマニアックな再発仕事で大人気のミシシッピ・レコーズから7インチ、エッギー・レコーズからカセットを発表。2012年にはミシシッピ・レコーズ傘下のウォーター・ウィング・レコーズよりフル・アルバム『Purple on Purple Makes Purple』を発表し、2015年も同じくミシシッピ・レコーズより新作アルバム、スウィート・ドリームス・プレスより編集盤のリリースを予定している。なお、ジェフ・ソールは過去にイースト・ベイの人気オルタナティブ・ロック・バンド、ファックのドラマーとして活動し、タラ・ジェイン・オニールとのコラボレーションも知られている。

サッド・ホース:オフィシャル・サイト
サッド・ホース:バンドキャンプ
サッド・ホース:Facebook

1. Sad Horse Theme One
2. Inner/Outer Space (In Your Mind)
3. Made In China
4. Rain
5. Veins
6. Gimme Gimme
7. Gangsters (I Wish They'd Just Go Away)
8. That's Safe
9. Happy Birthday
10. Yield
11. Trick Or Treat
12. Dicky's Blues
13. Mountain Lion
14. Backoff
15. Hippie Store
16. Speaking In Tongues
17. Sad Horse Theme Two
18. WBTU
19. Something That Sucks
20. No Go
21. Check's In The Mail
22. Dentist
23. Furry Hat
24. Harmony
25. Take It
26. You Are Idiots
27. Soft Mommy
28. E Dreams Of Z
29. Hollywood Princess Power
30. Loafer
31. Purple On Purple Makes Purple
32. Trick Or Treat
33. Old Daze
34. Sister Hell
35. Coyotes

2015/01/22

松井一平個展 - 闇を灯すな


 つい先日までグループ展「新春企画展」に参加していた大阪のiTohen(いとへん)で松井一平(BREAKfASTTEASIわすれろ草)の個展開催が決まりました。京都のユーゲでほぼ常設展化して続行中の展示「いれものになる」ともども、お近くにお住まいの方、関西方面に出張予定のある方はぜひお集まりください。作家在廊日もあるようです。また、松井一平は2月6日にDU BOOKSより発行される九龍ジョー待望の単著『メモリースティック ポップカルチャーと社会をつなぐやり方』への挿画も担当していますので、発売されましたら書店などでぜひ手にとってみてください。さて、それでは2015年最初の松井一平個展、2月に始まります。新作も多数出展されるようです。どうぞお楽しみに。

松井一平個展 『闇を灯すな
2015年2月4日(水)~2月15日(日)*定休日:月・火曜日
大阪 iTohen(いとへん Books Gallery Coffee|06-6292-2812)
大阪市北区本庄西2丁目14-18 富士ビル1F
12:00pm〜7:00pm(展覧会最終日は午後6時まで)

会場へのアクセス:
 電車でお越しの場合
・地下鉄谷町線[中崎町駅]2番出口より北へ徒歩10分
・地下鉄谷町線・堺筋線・阪急電車[天神橋筋六丁目駅]6番・11番出口より西へ徒歩10分
・地下鉄御堂筋線[中津駅]1番出口より東へ徒歩15分・[JR大阪駅]・[阪急梅田駅]より徒歩20分
・阪急宝塚本線[中津駅]北出口より東へ徒歩20分。[梅田駅]より北西へ徒歩20分。

 市バスでお越しの場合
・JR大阪駅に隣接するロータリーより便利な市バスが出ております。2番のりば[守口車庫前行き]に乗っていただくと10分ほどでお店の近くの[本庄西2]のバス停に到着いたします。下車後、本庄歩道橋方面に歩いていただき本庄西交差点を南に100m程進みますと右手にございます。

2015/01/04

2014/12/25

GOFISH 東へ北へ


Gofish、冬の東(へ)北(へ)ツアーが決定しました。八丁堀を起点に山形、郡山、つくば、小岩とぐるり5公演。うち4公演は、ことしの春に自主制作で発表したファースト・アルバム『わびすけ』がじわじわと評判を広げている篠原篤一さんとのふたり旅となるようです。



そういえば、2013年の1月14日、あの豪雪の日にGofishトリオは下北沢の富士見丘教会で忘れられないような演奏会をしていたのでした。その2年後の翌日からショウタくんひとりでひと回りするこの5公演、夢の続きか夢の名残か、どちらにしてもまた新しい場所で新しい歌が広がります。お近くの方、寒い中ですので、ぜひお越しください。

GOFISH 東へ北へ

1月15日(木)東京・八丁堀 七針(070-5082-7581)
東京都中央区新川2-7-1 オリエンタルビル地下
共演:池間由布子
開場 7:30pm/開演 8:00pm
料金 2,000円(予約)/2,200円(当日)
予約:会場(yy@ftftftf.com

1月16日(金)山形 蔵オビハチ(023-626-2737)
山形県山形市十日町3-1-43
共演:くさびとたね、篠原篤一
開場 6:00pm/開演 6:40pm
料金 2,000円(予約)/2,500円(当日)*1ドリンク込み
予約:会場(kuraobi-akarigura@ojisho.com

1月17日(土)福島・郡山 利蒜堂(080-4074-5274)
福島県郡山市1-12-23 大町関川ビル7F
開場 1:00pm/開演 2:00pm
料金 1,500円 *1ドリンク込み

1月18日(日)茨城・つくば 千年一日珈琲焙煎所(029-875-5092)
茨城県つくば市天久保3-21-3
開場 6:00pm/開演 7:00pm
料金 1,500円
予約:会場(1001coffee@gmail.com

1月19日(月)東京・小岩 BUSHBASH(03-6657-9939)
東京都江戸川区南小岩7-28-11 ファーストセントラル101
開場 7:00pm/開演 8:00pm
料金 1,500円(予約)/2,000円(当日)*ドリンク代別
予約:会場(info@bushbash.org

問い合わせ:篠原篤一toku_10719@yahoo.jp

2014/12/06

James Wallace Japan Tour 2014


 ジェイムズ・ウォーレスという耳慣れない名前のシンガー・ソングライターのことを教えてくれたのは、数年前に敦賀に住んでいたアンディ・ジェンキンズくんでした。彼は日本に来る前にはグレイト・ホワイト・ジェンキンスというバンドを今では人気者になったSSWのマシュー・E・ホワイトと組んでいたり、また、地元米バージニア州リッチモンドでとても面白そうなギャラリーのキュレーションをしていたりー ースウィート・ドリームス・プレスがアメリカのアーティスト/コミック作家のロン・リージー・Jrの冊子(これ)をだしたのも彼にそそのかされてのことだったりーー、と、なかなかの曲者だったわけですが(でも見た目は冴えない浪人生風)、その彼からある日メールで「ジェイムズ・ウォーレスという友達が日本に行くのだがライブのブッキングをしてくれないか?」とのお達しが。大体僕らがやっているような小さなライブはこんな風にして始まることが多いのですが、今回もまたそうやってスタートしたのでした。多分、同じように神戸のライブも、京都のライブも決まったのでしょう。

 そして、そのジェイムズ・ウォーレスさんのことを調べていくうちに、いろんな「!」が頭の中で鳴ったわけでした。擬音をつけるなら「ピンポーン!」でも「ビンゴ!」でも「ガチョーン!」でも、とにかく「ワオワオ!」です。というわけで、こうやってスウィート・ドリームス・プレスのサイトで正式に告知するのも昨日の今日どころか今日の今日で申し訳ありませんが、とにかく本日から3日間、彼の日本ツアーが始まります。もし、あなたの行動範囲内にジェイムズ・ウォーレスが侵入したら、ぜひ捕まえにきてください。きっと彼も捕まえ甲斐のある素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれることでしょう。各公演、趣向を凝らしてお待ちしております。


James Wallace in Septima
12月6日(土)立川 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2
出演:ジェイムズ・ウォーレス、T.V. not Januaryoono yuuki池間由布子
開場 6:00pm/開演 6:30pm
料金 2,000円
予約:ギャラリー・セプチマ(galleryseptima@gmail.com)、スウィート・ドリームス・プレス(info.sweetdreams@gmail.com


Tiny Song Festival-James Wallace Japan Tour in Kobe-
12月7日(日)神戸 スペースオー
神戸市中央区元町通2-6-10ミナト元町ビル3F
出演:ジェイムズ・ウォーレス、ラヴラヴスパークMoon Face Boyshatonoband
開場 6:00pm/開演 6:30pm
料金 1,500円(予約)/1,800円(当日)
予約:sukima industriessukimaindustries@gmail.com



ADVENT! ADVENT! ユーゲ、冬のおたのしみ会〜「ナッシュビルから来た男」篇
12月8日(月)京都 ユーゲ(075-723-4707)
京都市左京区下鴨松原長4-5
出演:ジェイムズ・ウォーレス、もしもしと三匹の毛虫、mississippi
歌とギター、紙芝居や人形劇などなど。飛入り歓迎。
開場 7:30pm/開演 8:00pm
投げ銭



もし監獄に入れられて音楽でケンカするはめになったら、ぜひとも味方にしておきたい。ジェイムズ・ウォーレスはそんなヤツなんだ。賢くて器用で少し向こう見ず。どこからともなくやってきて、尖らせたスプーンで背中を突き刺していくような曲。百科全書的会計士の知能とストリートに暮らす狂ったホームレス男の洞察力でウォーレスは曲をつくるんだ。 /RVA Magazine(米ヴァージニア州リッチモンドの無料カルチャー誌)



ジェイムズ・ウォーレス(James Wallace)について少し

1984年10月6日、米ヴァージニア州リッチモンド生まれ。そのとき2マイル先のリッチモンド・コロシアムではグレイトフル・デッドが「Going to Hell in a Bucket」を演奏してたとかしてなかったとか。2002年7月の雨の日の朝、大事にしていたピーウィー・ハーマンの人形の声が出なくなったのをきっかけにリッチモンドを離れ、4年後にテネシー州ナッシュビルへ到着。彼の地で6人編成のバンド、ネイキッド・ライトを組織し、中国語通訳として働き、また、そのことが縁になったのだろう、東洋音楽をブルーグラスに融合させた異色クロウハンマー・バンジョー奏者として評価著しいアビゲイル・ウォッシュバーンの2009年の中国ツアーにバンドの一員として同行したりもしている。

 ちなみにそのツアー中、北京の小さなインディー・レーベル、タグ・チームから同レーベルがリリースするカセット・シリーズの1本に誘われ、アメリカに帰国後に制作したアルバムが2009年にリリースしたファースト・アルバム『I Smile All Day I Smile All Night』以来となる『More Strange News From Another Star』だった。プロデューサーはヴァージニア州リッチモンドでソウル〜ファンク〜ゴスペル新解釈派として知られるスペースボム・クルーの顔役、マシュー・E・ホワイト。このセカンド・アルバムは2010年4月に完成するが、しかし、そのときレーベルは既に閉鎖していたというオチがついてしまう。

 その後、ザ・ネイキッド・ライトを従えてのツアーやボナルー・フェスティバル出演など旺盛な活動を経て、『More Strange News From Another Star』は2012年4月にリッチモンドのダイアローグ・レコーズからリリースされている。

 さて、特にこの『More Strange News From Another Star』は、ジェイムズ・ウォーレスのテンダーな歌い口や、アフリカ音楽、ラテン、ゴスペルなど多彩な影響の消化の様子でポール・サイモンが引き合いに出されたりもしているが、いやいや、このアルバムはそんな簡単なものでもないだろう。ここにある音楽の幅広さ、若さや血の熱さ、センチメンタリズムやロマンチシズム、エキゾチシズムを物語化することの見事な手腕、音楽の厚みや歴史のまとめ方等々は、今後ジェイムズ・ウォーレスと彼のザ・ネイキッド・ライトが、スフィアン・スティーブンスやマーキュリー・レヴ、レッド・レッド・ミート〜キャリフォン、アンドリュー・バード、オーウェン・パレット、ボン・イヴェール、キャス・マッコームス、アイアン&ホワイト、オカヴィル・リヴァーといった先達たちと肩を並べる存在となることをどこかで証明しているのではなかろうか。……なんて大言壮語に響くかもしれないが、でもなにかしでかしてくれそうな、そんな予感が彼の音楽からはムンムンと香ってくるのでありました。ぜひ、実際にあなたの目と耳で確かめてみてください。ジェイムズ・ウォーレス、のちに語り草となりそうな初のジャパン・ツアーです。